2014年4月25日金曜日

転がるけど転がらない玩具。

最近、依頼をいただいて制作した、出産祝い用の玩具。1歳児くらいからの使用を想定して小さなサイズで作りました。
 3輪で転がります。
 転がりますが、敢えて、あまり転がらないように、作ってます。
久しぶりに、玩具ネタのブログでした。

サンディングベルト自作の参考。

ベルトサンダーのサンディングベルトを自作しました。基本的には、のほほん木工房様の過去記事http://www10.ocn.ne.jp/~kouzou/page131.htmlを参照させていただきました。
この記事を見て、私も是非試してみようと思いながら、随分月日が経ちました・・・。
 材料一覧。サンドベルトは巾25ミリの320番手。モノタロウで購入。長さは1425ミリのバンドソウサイズでカットして作ります。ユタカ社の古いベルトをカットして、サイズを合わせましたが、定規で測っても同じでしたね。

テープはスコッチ社の結束テープ(ガラス繊維入り)の12ミリ。25ミリが欲しかったけど、購入先のモノタロウで扱いが無かった。まぁ、これでも良し。
両 端を45度にカット。チョコなど食べながら落ち着いて作業すると良い。
 テープで接着。落ち着いて作業してたつもりでしたが、ベルトが捻れた状態で接着してました。ので、もう一度ばらして再接着。
 のほほんさんの教訓を生かして、ベルト接合部は瞬間接着剤を流し込みました。セッターも使って瞬時に固定。

このままでは、引っ張っても接合面は剥がれませんでしたが、細く切った後に引っ張ると、テープの伸びに併せて接合面が剥がれました・・・が、実用には左程問題無さそうに思います。
 ここから、治具の登場。ベルトを半分にカットするレールとカッターブロックです。ブナの角材に25ミリ、12・5ミリ、6・25ミリの欠き込み入れたレールと、角材の巾の欠き込みの中心にカッターの刃を仕込んだブロックを用意します。
 先ずは25ミリ幅のレールにベルトをセットして、カッターブロックを被せます。
 軽い力で刃を押し当てながら、スライドさせます。2〜3回でカットします。カット出来たらベルトをずらせ、繰り返します。
 カットを終えたベルト。これで概ね12・5ミリ幅です。一度カットするとカッターの刃は削れて切れ味が悪くなるので、交換します。
 今度は12・5ミリ幅のレールにベルトをセットして、同じ要領でカットしていきます。
 最後は(約)6・25ミリ幅のレールにセットして、半分にカット。
 左から、12・5ミリ、6・25ミリ、3・??ミリの幅のベルトが出来ました。

正確に作った治具で、慎重に作業すれば、ほぼ均一な幅の細ベルトが、任意の番手と長さで作れることが実証?されました。長年の私の懸念事項が一つ(概ね)解消されました。

問題点としては、ベルトの切断側(側面)が一部、カッターで切る事で荒れてしまう事です。実用面でどれほど支障になるかは、今後の検証課題です。
ベルトを機械に装着して、試験的に回転、研磨を行ってみましたが、今のところ支障無さそうです。後ろのフェンスの幅が合ってませんから、これはまた、作り変えないといけませんが、このフェンスの自作もまた、難しいのでした。

追加記事:こちらhttp://ehongangu.blogspot.jp/2014/09/blog-post_22.html