2011年11月25日金曜日

フェスト小型サンダーのパッド交換

フェスト社製の小型サンダーの、パッド部分のスポンジと、ベルクロ素材を接着してる粘着材が、経年劣化で溶けて剥がれて来たので、パッドごと自作交換する事に、した。

写真向かって右側が、オリジナルの硬質スポンジパッド。写真では見えませんが、反対側の面が、粘着材で溶けてしまってる。

こういった機械工具の、スポンジ類は必ずと云っていいほど、貼り合わせの粘着材で溶けてしまってる。超高品質、超高額なこのフェスト社の製品であっても、末路は同じ路をたどってる。

ので、(この製品自体、もう取り扱いされてないけれど)交換部品は木で作る事にした。ベースには、比較的柔らかいマホガニーを使ってます。

それから下面集塵はやめて、パッドの上から集塵出来る様に、1.5ミリの航空合板を、スペーサーとして貼り合わせてる。
固定ネジの穴以外、フラットになって、平面製の良くなったパッド。ペーパーに穴が要らないので、どの会社の物でも使えて、気分的にも晴れやか。

手持ちサンダーの集塵機能の歴史は新しく、パッド上面の隙間間接方式(造語)から、パッド下面の穴直接方式(造語)へと、進化して行くのですが、今回はそれを再び退化させた事になる。
研磨粉塵を吸い込む、パッドと本体との隙間。これの利点を下に書く。

  1. 写真の状態で、作業台に置ける。(下面式では集塵口が塞がれてしまう)
  2. パッド面の吸塵力で、パッドが材に吸い付く作用が発生し、小さな部材の取り扱いでは、作業性にやや、難が生じるが、これの場合はそれが無く、扱い易い。(大きな材の場合は、逆の評価になるかもしれない)
パッド本体も、スポンジ素材では、面がだれ易い印象を受けましたが、今回はしっかりした感触を得られました。

ただ、未だ長時間使ってませんから、なにかしら不備も生じるかもしれません。

ベルクロテープとマホガニーのパッドとの接着は、瞬間接着剤を使いました。

2011年11月22日火曜日

ヒザラガイ

今日も墨付け。60個分終わって、何と5時間かかった。1個あたり、5分もかかってる、イタタタタ・・・。

軽い休憩や、ぼ〜っとしてしまった時間も含まれてるけれど、それでも、もう少し何とかしたい時間数です。

効率は考えながら、作業しましたが、ただ、1個1個丁寧に墨付けしとかないと、後で苦労したり、時間や材のロスになるのは、経験済みなので、あまり効率を優先しすぎても、良く無い。

でも、せめて1個あたり3分くらいには、したいですが、しかし、毎日1人籠ってこんな事してて、私は現実を生きてる感じじゃあ、無いですね。
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娘の頭は、日に日に良くなって来てます。もちろん成績の事ではありません。縫い跡の腫れが引いて来て、色も肌色になってきた。

手術してすぐの頃は、避妊手術した犬やネコのお腹を思い出す、感じだった。

磯に貼り付いている貝にも似てて、何て名前の貝だったかなぁって、問わず語りに娘に聞いたらば、「ヒザラガイ」って名前が、直ぐに返って来た。

そういう、どうでも良い知識は、しっかり覚えてるのが嬉しくて、娘の頭を撫でてやった。
そうやって時々、頭を撫でてやれば、一日満足出来る、安上がりで単純な娘であった。

2011年11月20日日曜日

縫い糸のヒョイ

今日はもう、これでやめようって、思って立ち上がった時の、机の上の写真。材に墨付けしてる所ですね。

今日は約3時間かけて、玩具60個分のブナの製材をした。ブナは粘りが少ないので、サンディング加工がし易い。(質感は、MDFの板に似てる)

私の場合、厚み出しの仕上げは、ドラムサンダーでしますから、その点非常に助かります。助かりますが、腱鞘炎の腕が痛くなる作業(手送りなので)です。

もっと大型の機械があれば、早く楽に出来ると思いますが、今は仕方ありません。

60個を、出来れば60時間で作りたいけれど、今もう既に、20時間を使ってしまった。そして、残りの40時間を消費する間に、包装デザインの問題を、片付けないといけない。(まだ悩んでる)

色々と、先の事も含めて、パッケージデザインを決めるとなると、色んな状況の変化に対応出来る簡素な物に、したいけれど、それでいて、プレゼント用にも耐えられるデザインとなれば、これは欲張り過ぎるのか、中々決まらない。

このイライラは、つい背中に出てしまい、妻には迷惑をかけている・・・ご免なさい。

土曜日は、近所のスーパーでは、アイスクリーム半額の日で、それを見越したか、夕方の妻の買い物に、娘も付いて行ったらしい。

で、アイスを沢山買って貰って、もう幸せで困ってしまいそうな顔の、今日の娘。テレビも見て、手術の事などすっかり忘れたかの様に、茶の間で明るく笑ってましたが、ふと私は気が付いた。

アナタは来週、実力テストがあって、その成績は志望校の推薦に、影響するのではなかったのか?・・・つい、手術に気を取られて、まったりモードになっていたが。

頭から、縫い糸がヒョイと出ていても、試験勉強はちゃんと、して下さいね。

2011年11月18日金曜日

ゲジゲジ

今日の仕事、これだけ。消しゴムハンコ2つ作るのに、随分時間を使ってしまった。

特に、鳥のデザインのハンコは、失敗が3つもある。小さく奇麗に彫るのは難しい。何処かに、木彫り作家の知り合いでもあれば、便利なんだがなぁと、思う事暫し。

で、思惑では、このハンコと、押した原稿を、印鑑会社に持って行き、ちゃんとしたゴム製のハンコに作り替えてもらう、予定です。

まだ、他に色々彫らなきゃいけない。包装デザインも大変だが、今時こんな、レトロな作業をしているパッケージデザイナーも、中々居るまいて・・・ついでに、思いはガリ版刷り機まで、及んでいたりする。
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以前から、娘の頭に腫れ物が出来てたのを、今日、切開手術して治療する事になって、娘は母に連れられて、病院へ行った。

今まで、左程の大病も患わず、大怪我も無く、ゆるい人生を送って来たので、今回ばかりは流石に緊張した様です。

で、頭にゲジゲジの様な縫い跡付けて、家に帰って来た時には、すっかり眼を赤くしていた。

娘は、哀しいドラマや映画を観ても、怒鳴りつけて怒っても、ほとんど涙を流す事が無かったのだけど、今日は手術終わってから少し、妻の前で涙を流したようだ。

ああ、いいなぁ、私も見たかった、娘の涙。

で、少ししょげてたのですが、妻が色々と買って来た、自分の好物を食べるうちに、すっかり元気になってたりする。

それで、頭の縫い跡が何針か、妻に聞いて、7針だと知ると、何やら得意げな顔をする。明日、学校で自慢する気だろうか。

それでも、内心は色々と傷ついているのだろう・・・と、云う事にして、暫くは優しく接してやろう。(いつも優しいが)

2011年11月14日月曜日

ニオイな話題

娘と走ってから、公園で柔軟体操をしていると、足元に大振りな枝が落ちてたので、これで対棒護身訓練をしてみようって、思った。

で、拾って都合の良い長さに折った所、折口からとても良い香りがする。娘にも嗅がせると、随分気に入って離さない。

暗いので良く解らないけど、桜のような、違うような、木肌をしている。結局何の木か解らないまま、娘はその破片を、香木の様にポケットにしまってから、私が繰り出す棒術の攻撃を防ぐ、真似事をして、結構汗を掻いた。

父と娘は互いに、一般体育は苦手で興味も無いけれど、こういう運動は、お互い熱心だったりする。

遠目には虐待しているようですが、終わった後は、手をつないで帰ったりしてますので、仲は良いのです。
 今日の裏稼業。以前に、この10ミリのプラグカッターが、すぐ焦げ付くって書きましたが、ボール盤の回転数を一段落としてやったら、解決しました・・・ああ、なんでそう云う事に、直ぐに気が付かないんだろう。

一個削り取ったら、回転してるまま、写真中央の赤い線の付いた、繰り出し器に押し当てて、材を外に排出します。

繰り出された材が飛び過ぎない様に、側面にスポンジの付いたフェンスが張り巡らされておるのです。
真っ赤なカリンの薄板を作った。カリンの赤みは材によってバラバラで、購入したカリンの半分は、ほぼオレンジ色をしている。それはそれで使えるのですが、しっかりとした赤色は、今後は中々手に入らないかもしれず、ちょっと不安。

これは中々の赤みで、テーブルソウから吹き上げられる切り屑は、映画「椿三十郎」で三船に切られた仲代達矢の血しぶきみたいで、かなり凄まじい。

加えて、カリンはニオイがキツイです・・・そう云えば、ワセリンは毎日塗って作業してますが、お陰で劇的に、鼻腔の状態が改善されて、滅多に出血を見なくなった。

ワセリン自体は薬ではないですが、それだけに副作用も無く、良いですよ。

2011年11月3日木曜日

臭いで勝負

不定期連載漫画「フヂちゃん」を、更新しました。第43話「魔法の臭い」です。ここをクリック。

これから、話しを森の中に繋げるのに、フヂちゃんの最初のセリフを、どうしようって、思ってましたが、臭いから入ってみました。

妻からも指摘されてますが、フヂちゃんの人相が、だんだん大人になってるんじゃないか、という事ですが、全くその通りです。

服も変わっています。もともと、私の人形をモデルにしたデザインだったので、漫画の中ではだんだん、無理が出て来たせいもありますが、変わって行く事自体に、ストーリーとの関連を持たせる事にしました。

なかなか、更新がままなりませんが、世界中のフヂちゃんファンの皆様、どうか、ゆっくりと気長にお付き合い下さいませ。