2010年3月27日土曜日

早い、簡単、壊れない

ちょっと思いついて(随分前から、思ってたんですが)、こんなの作りました。簡単玩具。

その辺の端材を使いました。厚み28㍉のイエローバーチに、15㍉の穴を開けます。

バンドソウでカット。15㍉の幅の切り込みが入りました。切り口が荒れてるので、バンドソウ利用のバンドサンダー?で、内側を仕上げ研磨。

今回は思い付きなので、フリーハンドで形を描いて、研削成型。穴も開けます。

概ね加工の済んだ部材。少ない!嬉しい!。1時間くらいで出来ました。タイヤの仕上げも、ボール盤の回転研磨を省いて、不織布のディスク研磨で、簡単に済ませてます。

ミネラルオイル塗って、組み上げます。「接着剤は一切使っておりません。」・・・使ってないからどうって事も、ないんですが、作る側は楽ですね。部品は組み上げたあと、ダボで固定してますから、外れる事は無いと、思います。

タイヤの仕上げ研磨にかける時間は、いつもの10分の一程なので、ピカピカではありませんが、これでも充分奇麗ですね。

簡単で、壊れ難くて、それなりにスタイリッシュな、木の玩具ですね。真面目に販売考えるなら、こういう作品が主流になると、思います。
涙滴型3輪カー。本当は、これの着色タイプを考えてましたが、今回は取り敢えず、イメージを形に、という事で、このままです。このままでも、良い感じですが、絵本玩具を標榜してますから、次は色も塗ってみます。

2010年3月22日月曜日

いよかんソフト

この3連休中、娘が部屋でアシカみたいに、ゴロゴロしてるので、これはイカンと思って、午後は早めに仕事を切り上げて、急遽、松山城観光をしました。今日は普通に、家の近くの西口登山道を登ります。昔から変わらない、急勾配の石積みの階段。休日とあって、子供達の自転車なども見られます。
一般向けの道は使わず、山の古老から伝え聞いた(ウソ)、登山道の脇道を登ります。先日の大雨のお陰もあってか、山肌の苔も蒼々として、美しいですね。脇道は原生林のような雰囲気があって、特に子供達には人気のコースです。

小さな山ですから、道に迷って遭難するなんて事は、ないですが、馴れない人が入ると、遭難気分も味わえるような、鬱蒼とした原生林の趣があって、良い所です。
娘が前衛の斥候役で、先を進みます。山頂付近で、銃を持った3名の不審者と遭遇したので、私が尋問したところ、サバイバルゲーム目的の青年達でした。現在、戦闘行動中であるかと尋ねれば、これからだということでしたので、ならばと、引き続き歩いて登ります。帰りは別ルートにしよう。

この山の植生は、松山大空襲の戦災後に、計画的に植林されたものと、聞き及んでおりますが、自然林に近い植生で、素晴らしい景色です。麓は常緑樹が茂り、山頂付近はブナやナラ科の落葉樹、通称「ドングリの木」或は「クワガタの木」の雑木林が広がってます。

広がってるって云っても、小さな山ですから、あっという間に終わりますが、それでも楽しいものです。自然林の箱庭みたいな感じですね。こんな景色が、ウチから歩いてすぐの所にある事を、幸せに思います。
昨日はお彼岸でした。ついでとばかりに、山頂付近の土手に眠る、メスの文鳥のお墓に、お参りしました。この小さなドングリの木の手前に埋めてあります。国有林なので、ペットなど埋めちゃあイケナイんでしょうが、小さな文鳥の事ゆえ、大目に見て下さいませ。
今日の天守閣。山頂は観光客で賑やかでした。観光産業で食べてる松山市ですから、賑やかなのは良い事です。かくいう私も今日は観光客ですから、観光客らしく色々見物しました。
毎度恒例の、山頂売店でのお食事は、この「いよかんソフト」。伊予柑の皮で作ったジャムが、甘酸っぱくて大人な味でした。
行って帰って、1時間半ほどの観光旅行でしたが、飽きもせず楽しめました。これで家族みんな、満足出来るので、大変有難いです。

2010年3月16日火曜日

タイヤ成型

今日の家庭教育は、数学をしました。私の時間では、塗装とタイヤの研磨。タイヤは昨日成型し終わってましたので、後はボール盤の回転使って、研磨するのみでした。

昨日のタイヤ成型の過程を、写真でご紹介。
デバイダーで材に直接円をケガキ、車軸の穴と、ホイルの円を彫り込んだ後、バンドソウで材からタイヤを荒く切り離します。
大体、これくらいの余分をみて、スピード重視でカットします。
垂直に研削するベルトサンダーの120番手で、ケガキ線の外側まで、成型します。
更に、ケガキ線を消すような感じで、水平研磨するベルトサンダーの240番手で、研磨痕を消しながら成型仕上げします。タイヤ側面の向かって左が、サンダーかけたあと。繊維方向に水平にサンディングすると、研磨痕が目立たなくなります。
トリマーで面取りしたタイヤ材。これを、丸棒咬ませたボール盤に付けて、回転させて仕上げ研磨します。

2010年3月13日土曜日

航空合板

新作に取りかかってます。一度に3種類作ります。

ところで、バンドソウ利用のベルトサンダーのフェンスに、グラファイトシートを貼って、滑りを良くしてましたが、これが使う程に窪んでしまって、垂直に研磨出来なくなってきました。
写真は、L型金具に貼ったシートが、材に押されて窪んでしまった所。柔らかい鉛なので、局所的に圧がかかると、凹んでしまうんですね。

今回は、薄くて丈夫な、航空合板を貼り付けてみました。滑り易くするのに、気休めですが、シリコンオイルを塗ります。
金具の幅が、ベルトより広いので、普通に使うと凹みの縁を、削れません。それで、臨時に木片を使って削ります。
もう、何度かご紹介したのですが、改めて。
研磨面の垂直精度を確認します。これなら問題ないですね。航空合板が、どれほどの使用に耐えるのか、興味深いです。

2010年3月10日水曜日

ヤレヤレ

今日の娘の家庭教育は、国語を指導致しました。漢字など自分の勉強にもなって、丁度いいかもしれません。私らが受けてたのとは違っている教科内容もあり、興味深いです。

夕方は、ジョギングついでに、志望校の高校までの道のりを、二人で走りました。今はまだ、近くて遠い道のりです。

自分の時間は仕上げと組み立て。ちょっと意外と時間を喰ってしまった。目玉のサイズが大きすぎて白目が割れたりもした。これは、目玉のサイズが小さい程、起りやすいのだけれど、要はサイズの誤差が、小さい物程大きく響く、訳なのでしょう。
塗装の仕上げ研磨する時の、三種の神器。スポンジサンダーと、ハケと、バキュームボックス。サンダーの番手は、400〜800番手まで。掃除機ホース繋いだバキュームボックスの上で、研磨します。

研磨粉が木の導管に入るので、細い毛のハケではらってやります。ハケの毛の付け根部分は、金属で補強されてるのが、作品に当たると傷を付けますから、ここはテープ張って保護してます。用心用心。

ニキビ跡みたいな、導管が見て取れますでしょうか。ここに塗料の研磨粉が入ると、後で見苦しいです。ハケで叩くように、はらい落とします。

ボール盤で穴開け作業中、ドリル刃を交換しようとして、テーブルの中心の穴から、下のこの写真の固定用定盤に、落としてしまいました。目立った傷は付きませんでしたが、次もありそうでしたので、落下地点に柔らかい板を貼り付けておきました。これで、落としても嫌な音は、しないかもしれません。

作品完成致しました。このひと月間、宿題やサイトリニューアルに追われてて、新作が作れませんでしたので、ヤレヤレって感じです。詳しい事は、次回に。

2010年3月8日月曜日

何故に?

今日は目玉のパーツ作りと、タイヤの研磨、それにパーツの水研ぎをしました。

仕事のほうも、ここ数日間、1日中仕事部屋に籠って、手内職をしています。ので、世間様とは、ほとんど繋がりもなく、時々訪れるお客さんや、電話の応対で、かろうじて外の世界と繋がってます。

右手が少し、痺れるなぁって思って、これはサイト作るのに、パソコンで手を使いすぎたかなぁって、思ったのだけれど、よく考えたら、仕事のほうでも数日間、1日中、カッターナイフを手に、あるものを切りまくっているので、そちらの疲れのほうが大きいのかな。

手内職は、子供の頃から馴れ親しんでおりますが、私の性格は、この手内職で培ったのだろうと思える。

大学の寮生活中、とあるプラスチック製品を、洗面所で水研ぎしてましたが、1時間以上磨いてる私を見た友人が驚愕して、「何故に、そんなに磨いていられるのか?」なんて尋ねられたりもしましたが、そんな事に驚かれた事に、私は驚いてしまった。他人は思わぬ所で、驚いてくれる物ですね。
今日の水研ぎパーツ。居室に持ち帰って乾燥中です。今回は、芯(脚)になる材に、ハードメイプルを一つ、使ってます。脚の部分も塗って、これまでにない変化をつけてみます。
水研ぎ後の、部材表面のアップ。400番手で仕上げてますから、もっと番手をあげれば、ツヤツヤ感も出てくるでしょう。塗装するので、そこまではしません。

ミネラルオイルにしろ、植物性オイルにしろ、仕上げ段階で極力ツルツルにしておかないと、オイルが落ち着いたあとの表面は、何となく、くたびれた感じになるように、思います。

結局、手を抜いて良い所はなく、なので、楽に手をかける方法を考えないと、いけないんですね。

2010年3月7日日曜日

軸付きドラムサンダー

娘の勉強の、些か芳しく無いところ、幾つかありまして、私が直接教える事に、しました。

昔、親子で参加する写生大会などで、子供の絵に親が手を加えるのを見て、子供心に卑怯ではないか、なんて思った事もあり、あまり子供の勉強などに立ち入らないように、しようとは思ってたのですが、どうやらそういう訳にはいかないようです。

子供時代の私、申し訳ない・・・・。

それで、これからの1〜2年は、私の製作時間がだいぶん、削られるのですが、作品は成る可く定期的に作りたいと思います。

どこか、他の無駄な時間など、削減してみます。

ただ、勉強にかこつけて、親子のコミュニケーションも出来ますので、それはそれで、嬉しかったりする。自分の将来の夢より、今しか出来ない事を、優先してしまう私。
新作のデザインのラフスケッチ。脚のデザインのちょっとした違いで、印象がガラリと変わってきますが(私には、そう思えるんですが)、その中で一番しっくりくる形を探します。
型を作って製材して、型を写してバンドソウでカットします。これは金曜日の作業。
土曜日の夜からはここまで。研削成型と接着、トリマーでアール加工。あと目玉を作らないと。
これはボール盤で使う軸付きドラムサンダー。写真左の軸がボルトなのが、自作した50㍉ドラム。右のサイズの短いのが、ネットで購入したアメリカメーカーの既製品。

自作のほうは、サイズが長くて便利なんですが、今回、サンドペーパーの付け替えが、上手く行きませんでした。直径のサイズの問題かと思って、回転させて、少しドラム本体を研磨したのですが結局、ゴムの表面がザラザラして抵抗が大きく、新しいペーパーが入らない。

これ以上本体を研磨すると、今度は研磨精度が落ちてしまう。

で、急遽、既製品の短いサイズを、今日は使いました。こちらは既製品だけあって、ペーパーの脱着があっという間です。既製品の当たり前な使い勝手の有難さを、痛感した次第です。

既製品が全て良い訳ではないんでしょうが、規格物を使う場合は、下手な自作は劣るかもしれない。この、50㍉サイズ以上のドラムサンダーは、自作で何とかしてきましたが、今回のこともあり、既製品を積極的に入れてみる事に、します。