2011年9月29日木曜日

宵町駅

フヂちゃん、ようやく更新しました。ここをクリックでどうぞ

そろそろ一度、話しをフヂちゃんの世界に戻さないと、肝心のフヂちゃんが、要らない漫画になってしまいそうでした。

がしかし、この電者の客室部を描くのも、辻褄が合わずに、毎回苦労します。出来ればもう、描きたく無いくらいです。

次の舞台の、宵町駅、又はそれに続く宵山のイメージが決まらなかったので、中々更新出来ませんでしたが、今はボンヤリとながら、楽しいお話に繋げそうなイメージが、浮かんでいますので、全国の数名のフヂちゃんファンの皆様には、どうぞ続きをご期待下さいませ〜!・・・と、大見得を切って、更に自分を追い込む。

それから玩具の方は、今はやや「絵本玩具」から外れた方向性で、進めています。

先日、大五木材に出向きました折に、ヨーロッパバーチビーチの材が大量入荷したので、使ってみない?との高橋様のご提案も有り、実用本意の木の玩具を、研究してみる事にしました。

これもまた、研究過程はブログでご紹介します・・・もっとも、基本的には今までの作品の焼き直しでは、あるけれど。

こちらも、乞うご期待〜!

2011年9月26日月曜日

我が心の?焼き畑

 今日(日曜日)、NHKで夜の9時から、宮崎県の椎葉村で、焼き畑を営んでいるお婆さんが、紹介されてましたが、以前、同じくNHKで見た、アメリカの絵本作家ターシャの庭と、同じくらいの感動がありました。

現在日本で、昔ながらの焼き畑を行ってるのは、宮崎県と高知県くらいだったと、思いますが、なかでもこの宮崎県の椎葉村は、生きている焼き畑文化の残る、貴重な地域です。

上の写真は、10年以上前に私が撮った、椎葉村の写真。その頃は、愛媛大学農学部の学生にくっついて、大学の演習林で、焼き畑実習に一般参加してたのですが、一度だけ、椎葉村での実習も参加した事がありました。。なので、今日のテレビは懐かしく、興味深く見てました。

焼き畑は、外国では自然破壊を助長する農法として、現代では捕鯨並みに嫌われている農法ですが、自然のサイクルに組み込まれた、日本古来の焼き畑ならば、むしろ自然とともに生きる事の出来る、最良の農法でもある筈なのです。

また、焼き畑文化は中国〜東南アジアを広くまたぐ共通の、文化要素を多く保有していて、日本の文化的な深層を探るには、稲作文化と並び、とても重要な農耕文化なのです。

もし、日本人が昔の生活に戻りたい、と本気で考えるなら、焼き畑を伴った農耕の復活も、考えて良いくらいです・・・と思う。
写真は、椎葉村で火を入れた所。斜面の一番上、尾根沿いは奇麗に掃除がしてあって、防火帯になってます。今日のテレビでは、火は上から付けてましたが、この写真でも上から付けてますね。そのほうが、火のコントロールがしやすく、煙にまかれにくい。

私は、椎葉村含めて、3回に火入れに立ち会ったのですが、3回とも上手く焼けなかったのでした。椎葉村では前日雨天だった、せいもありますが。

薪がいっぱいあるのに、ちっとも燃え広がらないのです。一本のタバコで山林火災になる時も有れば、大人数十人がかりで火を付けても、燃え広がらなかったりで、自然は難しいものです。
こちらは、愛媛県内の演習林で、火を付けた時の写真。煙は出てますが、燃え広がりませんでした。この時は、下から火を付けてます上からつけてるか?。なので、しかし煙にまかれて、随分煙たい思いをしました・・・教授も学生も、焼き畑は素人なので、仕方有りません。

テレビ観て、思った事には、おそらく、演習林では針葉樹の生木の枝が多かったのが、不完全燃焼の要因だったかもしれない。
焼き畑する、私。藍染めの野良着や、民族衣装、焼き畑農耕文化などに、とても興味を持ってた頃です。そう云う世界で生きられたら良いなぁって、思ってましたが、それはひ弱な私が入れるような世界では、ありません。

今回、テレビに出てた、椎葉村のお婆さん(名前も椎葉さん!)が持ってた、「焼き畑用の小豆の種」など、いつまでも後世に残して頂きたい物ですが、しかし、焼き畑文化自体、もう半世紀もしないうちに、全て廃れてしまうかもしれません。

記録は残っても、種が無くなれば、焼き畑の復活は、相当困難になるでしょうね。

なんだか、珍しく焼き畑が良い意味で、紹介されてて、随分興奮してしまった、日曜の夜でした。

2011年9月21日水曜日

珍しい

フヂちゃん更新しました。39話です。興味をお持ちの方は、こちらをクリックしてご覧ください。

珍しく、女の人を沢山?描きました。髪や衣装のデザインなんか、物凄く出鱈目です。一々設定なんて決めて描いてたら、爺さんになってしまうし、描き慣れてないせいもあるので、印象派絵画みたいに描いてやった。

出鱈目な線でも、組み合わせ次第で、何となくそれっぽい絵になります。ただ、ちゃんと描けるようになった方が、良い事は確かですね。

ところで、アニメーターになる男の半分以上は、女の子を描きたい為に、なるようなもんですが、私はその点で異端児でした。

いざ、原画テストって時に、アニメな女の子の眼が描けない事に、気が付いて・・・というか、解ってた事ですが・・・オレはこの世界の人間じゃないなって、思ったりもした。

自分の漫画なら、勝手な絵が描けて、楽ですね。

嬉しいと、残念と。

今日の嬉しい作業。集塵機の集塵口を使った、集塵アイテムを作った。材の切断の際に、加工材の上や横に置いて、外側に漏れる粉塵を吸収します。
こんな風に、刃先の上を覆いながら切断出来るので、結構集塵効率が良い。ちなみに、切断してある材は、マホガニーの荒材。
今日の残念。これは以前A社で購入したマホガニー。カット販売専門なので、かなり割高ですが、便利ではある。
最初の集塵アイテムの写真に写ってました、最近B社で買ったマホガニーの荒材を仕上げた物。同じマホガニーでも、上の写真と随分違うのが、お解りでしょうか。マホガニーというより、色の薄いラワンみたいです。

マホガニーは、南米産とアフリカ産が有るようで、南米産の方が高級な様ですが、写真のはどちらも南米産です。

が、上の写真はホンジェラス産、下のはボリビア産と、同じ南米でも国が違うと、こうも違うのでしょうか。

結論から云えば、私の作品では、このボリビア産のマホガニーは使えません、今の所。

どちらもネット販売で買ったのですが、店舗で直に購入するにしても、鉋かけて仕上げてみないと、材の表情は解りませんから、難しいですね。

ホンジェラス産(らしい)のマホガニーは、肌がなめらかで色が濃く、薫製チーズの様な風合いですが、ボリビア産(らしい)のこのマホガニーは、肌が荒くて色が薄く、チクチクとイラクサの様な風合いです。

価格は(A社のは加工賃が含まれるので)、A社のホンジェラス産のほうが、2倍以上します。安くても、使えなければ意味が有りませんね。

何とも難しいものです、材の購入は。

2011年9月20日火曜日

冷たい炎

フヂちゃん38話「冷たい炎」に更新しました。こちらをクリックでどうぞ。
ちょっと、間が空いてしまいましたが・・・会話で説明は無いけれど、研究室のある建物が、軍の要塞という設定にしてたので、その要塞の外観が定まりにくかった。

要塞の外観、ヤツアシの乗り物、兵士の服装など、それらしく、しかし適当に出鱈目に描いてます。

2011年9月18日日曜日

ポンチョ

帰りました。久し振りでしたが、何とか身体も頭も付いて行けました。懐かしい人にも逢えて、良かったです。

予備だし、短い期間なので、表面的な訓練しか行えませんが、少しでも身に付く物は、身に付けておきたいです。

以下、訓練内容の一部ご紹介。(写真は、写って困る物は写してませんが、立場上のたしなみで、全て画像処理してますので、ご了承下さい。)
 心肺蘇生法とAED使用の訓練中の場面。現職隊員による実技指導の後、実技訓練。

心肺蘇生法は、私が以前習った方法と、手順が少し変わってる部分がありましたが、現在は人工呼吸処置より、心臓マッサージに比重が置かれてるそうで、現場での経験から、技術面が日進月歩で変化(進化)されてる様です。
阪神大震災以降、自衛隊各部隊に配備されている、人命救助用の機材の紹介。教官が手にしてるのは、瓦礫の隙間に差し入れて、生存者を捜すファイバースコープ。

各駐屯地では、阪神大震災の教訓から、常時、救命機材と車輌と人員が、1時間以内に災害出動態勢を、完了出来るように準備されていて、今回の震災でも、素早い部隊の展開が可能であったそうです。
ガスマスクの装着訓練。8秒以内に装着と、気密点検を終えないとイケマセン。マスク装着のあとは、科学防護衣を着ます。これもまた、装着と脱着で、細かな手順がある。
雨天とて、ポンチョを着て野山をハイキング。黙々と歩く。自衛隊のポンチョを着たのは、20年以上前の、新隊員の時以来だったので、嬉しかったけど、やっぱり中はビチョビチョになったので、もう次はいいや。
やや、緊張度の高い状況下での営門警備要領。こういった訓練は、9.11テロ以降から、行われるようになりました。

来訪者に対し、各種質問をしている警戒要員。金属探知器による、身体検査も行います。この際、応対者は柔らかな言葉使いをするのが、原則です。

例えば、映画みたいに格好良く、「何の用だ?」「こっちへ来い」なんて云わないで、「どういった、ご用件でしょうか?」「どうぞあちらへ、お進みください。」と云う感じです。なのでドラマの演出家は、ガッカリされるかも。
車輌の場合の応対。運転者への質問から、不審車輌と判断すれば、そのままお帰り頂く事になる。
車輌検査の一場面。棒の先に付いた鏡を使って、車輌の下を検査してます。何か隠してないか、隠れてないか、細かく検査しますが、車は他人様の財産ですから、勝手に触ったり、勝手にドアを開けたりしては、イケマセンのです。

もし、不審物でも見つかれば、やはりそのまま、お帰り頂く事になる(笑)。もっとも、状況に寄って、応対は臨機応変に変わるのが、常識ですから、不審物の持ち込みは、成るべくご遠慮下さいませ。
予備の訓練とは全く関係無い、他部隊の装甲車の前で、勝手に記念撮影。

このタイプの車輌は一昔前、イラクの砂漠を走ってる所が、ニュース映像で良く流れてましたが、あれから10年以上経って、ようやく松山の田舎の駐屯地にも、配備されてきました。

今回は訓練前半のみ。後半は、来年の予定です。

2011年9月15日木曜日

白いキノコ

 今日は娘の学校が代休なので、私も休み貰って、お馴染みの、松山観光小旅行をしました。
先ずは、愛媛県立美術館で開催中の、古代文明展を観に行きました。娘の尊敬する吉村先生と一緒に、ハイポーズ。
 その後は、城山ロープウェイ乗り場ビル内に作られてる、坂の上の雲ドラマ記念館へ。有料ながら、お約束のお寒い展示品を、幾つか見学。主に、ドラマで実際に使用した衣装や小道具が主体です。

松山城を守る、ヤマドリ警備隊としても、ここは秋山兄弟と子規さんの、3人と一緒に写らねばなりますまい。(帽子は写真撮影用の小道具で、貸してもらえます。)
 ロープウェイ乗り場ビル屋上では、ヤマドリ警備隊の主力重火砲、28センチ榴弾砲の発射訓練も、行いました。発射の衝撃に備えて、耳を塞ぐ隊員A。

「目標、瀬戸内海を侵犯航行中の敵艦船、榴弾3発、各個射撃、撃ち方よ〜い。」
発射訓練も終われば、リフトに乗って、山頂を目指します。乗ったと思ったら、あっという間に頂上です。まさに、坊ちゃんリフト。
今日のオヤツ。娘はモモソフト。妻は冷やし甘酒、私は伊予柑カキ氷。この、伊予柑カキ氷が、何とも美味しかった。フワフワのカキ氷に、伊予柑の絞り汁がかけられてますが、伊予柑そのまま食べるより美味しいね、とは、隊員全員の意見でした。

皆様も、松山観光の際は是非、城山山頂で伊予柑カキ氷を、どうぞ召上がって下さい。
帰りは、城山の裏道降りて帰ります。途中、見付けたキノコを撮影中の妻。その前に、小さな白いキノコを見付けて、嬉しそうに触ろうとしてたので、「それは白けた犬のフンだよ。」と、教えてあげました。

犬のフンを見付けて、嬉しそうに触ろうとする妻、を持つ夫の私。

明日(今日)から3日間、予備自衛官の訓練で、松山駐屯地に缶詰ですので、ブログ休みます。

2011年9月6日火曜日

ナムチ

フヂちゃん更新しました。ヤマドリ漫画帳で、どぞう。今回の一枚、構図が決まりそうで決まらず、私の貴重な時間ばかり、喰われてしまったので、結局簡単なイラストで、お茶を濁した感じで、やや敗北感。

このイラストのキャラクターは、ナムチと云いますが、このキャラクターだけでも、話しが作れるんですが、そうなるともう、フヂちゃん要らなくなるので(笑)、一度フヂちゃん達の世界に、戻らなけりゃならないなぁって、思ってるんですが、漫画どうでも良い人は、なんのこっちゃ?な、今日の話題でした。

今日(5日)の夜9時に放送された、フジテレビのドラマ「全開ガール」で、私のご贔屓作家の、朝香さんの木の人形玩具が、小道具で使われてました。偶然たまたま、録画なんかもしながら観てたら、偶然、それと見付けたんです。

全編で、チョコチョコ出てましたね。よかったよかった。

2011年9月3日土曜日

今度はカラス

フヂちゃん更新しました。ヤマドリ漫画帳でどうぞ。
 夕方、家に帰ってすぐ、娘誘って、山に行きました。今日は脚が痛いので、歩きです。台風の通過した後の山道は、枝葉が散乱してて、そこはかとなく趣のあるものです。

てっぺんの、山頂広場まで行きましたが、土曜日なのに、台風の為でしょう、観光客の影が一人も有りませんでした。

仕方がないので、地元民としてささやかながら、松山観光の賑わいのお手伝いをしたのが、上の写真。ロープウェイ降り口付近に、用意してあります。松山城観光の際は、是非、どうぞ。
やや、木陰から、何やら物騒な物が、覗いているでは、ありませんか。

 松山市街を守る、松山城ならではの設備と申しましょうか。東側のロープウェイ乗り場屋上には、日露戦争で活躍した28センチ砲が、瀬戸内海側に砲口を向けて、据えられています。

山頂に据えたほうが、海を見通せて、照準もし易そうですが、大きな放物線を描いて飛んで行く弾の、軌道の特性を生かして、隠蔽された山陰に据えたのでしょうか。
大きく重たい弾薬を揚げるクレーンまで付いてます。これは、NHKのドラマ「坂の上の何とか」の撮影で使われたレプリカですが、良く出来てますね。

実際に、間近で見るには、ロープウェイ乗り場から入って、入場料が要ります。隊員Aも乗り気なので、今度ヤマドリ警備隊で、操砲訓練でもしましょうか。
キノコには、すぐ反応する娘。でも最近、何より気になるのが鳥。今日は、ヤマガラを探してたようですが、セミの鳴き声のうるさすぎて、鳥の鳴き声が解りません。
カラスの群れが、公園の上空を覆うように飛んでます。実は、カラスは娘のお気に入りで、「私は今度生まれる時には、カラスになりたい。」なんて云ってる。

鳥なのに、頭が良くて、楽しむ事も知ってるから、だそうだ。将来、カラスになる娘は、今は私の娘で、帰りは仲良く手をつないで、帰りました。