2012年5月31日木曜日

巣立ち

ツバメのヒナは6羽皆、無事に巣立つ事が出来て、今日の夜はウチの巣に戻って来なかった。今までで一番数の多い巣立ちで、喜ばしいが、すこし淋しい。

ここ数日間はツバメのヒナの話題で、親子3人盛り上がっていたので、あっという間に居なくなられると、家族が欠けた気分だ。いずれ娘も仲間と一緒に我が家から巣立って行くのだろう。子離れの覚悟もそろそろ、始めておかないと、いけないな・・・。
 自作の卓上低速ベルトサンダー製作途中。この機械の製作目的は、400番手などの高番手のサンディングベルト使っても、材にコゲが生じないように、ベルトを低速で送る事が出来るサンダーマシンを手に入れる事だ。

液体ガラスで濃い濡れ色とツヤを求めるなら、仕上げは400番手が望ましい事が解ったので、この機械の重要性は尚更に大である。

今回はしかし、欲張ってオリジナルのベルト幅25ミリまで使えるように、プーリーや誘導輪の厚みを厚くとったので、軸のブレが大きくなってしまった。

それで、ベルトが片側に流れてしまう。これを解消するには、どれか一つ、軸の傾きを微調節出来るようにせねばならない。オリジナルの機械では、これをスプリングの付いたボルトの締め加減で調整している。
結局、オリジナルの機械と同じ対処方法が良い事になった。私は、このようにゴムを使ってみた。機械としての完成度は低いけど、これで何とか使えるようになった。

台カンナが微妙な調整が必要なように、私の卓上型のベルトサンダーも、用途に応じて様々な調整が必要で、機械であっても使いこなしは奥が深いものだ。

2012年5月23日水曜日

液体ガラス 其之六

 今日もプラモ。娘もすっかりお気に入り。色も塗りたいそうですが、いやいや、まだそこまでは・・・。
ここまで出来て、今日は乾燥待ちでおしまい。明日は最後の組立てと、デカール貼り。

授業では、今日始めて油絵の具を使ったとの事。その様子や道具の使い方など、教えてくれました。勉強になるなぁ。

外の仕事で、建築会社の営業さんと話しをしてたら、NASAで開発された技術応用した、アルミ合金製の断熱壁があるそうで、その会社では、その施行方法の講習を受けに行くらしい。

新素材などは、建築大手メーカーさんに扱いを許してしまうと、直ぐに価格破壊や施行トラブルが生じてしまう、みたいな?理由から、素材のメーカーさんは直接、個々の施行工務店さんと契約して、きちんと勉強会など受けさせて、素材を提供するらしい。(良く解らん説明ですみません)

それで試しに、液体ガラスの事も聞いてみたら、ご存知で、しかも扱いもあるらしい。それでは、どこの会社で作られてるのかって尋ねたら、それはご存じ無かった。

やはり、謎のベールに包まれてるのか、ただ、その方がご存じ無かっただけなのか。が、少なくとも、松山のような辺境の小さな工務店さんでも、液体ガラスの扱いがあるという事は、建築界では比較的認知されている素材になって、来てるのだろうと思いました。

2012年5月22日火曜日

オカツ

 今日はプラモデルの日。夕食後に約1時間、取り組みました。

父と娘でプラモデルを作る時間が持てるのは、嬉しい。ついでに(妻が熱出してたので)、夕食も一緒に作った・・・ああ、嬉しい。
小さなパーツのバリも、ちゃんと奇麗にカッターで処理させる。どんどん、どんどん、手先が器用にな〜ぁれ!
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先日、学校の遠足で動物園に行った娘。美術科なので、ちゃんと動物のデッサンもした一日だったようですが、出かける前はオヤツ持参が禁止されたのを、とても残念がっていた。

確かに、遠足でオヤツが無いのは淋しい。しかし、規則は規則だ。先生の側にも色々と思惑があるのかもしれない。学校の規則がどれほどバカバカしい物であれ、自分で選んで入った以上は、先ずはそれに従うのが筋だ。

それを「支配」なんて言葉で表現する事の幼稚さも恥ずかしいが、ただそれに従うだけなのも、つまらない。

それならば、「オカズとして、オヤツを弁当箱に入れて持って行けば良い」という大人な指導をしてやったら、自分で何やらデザートなど作って、持って行った。

案の定、友達の多くは、こっそりと持ってきていたらしい。がしかし、オヤツ禁止は先生の勘違いだったらしく、一緒に行った上級生は皆、オヤツ持参だった。

なので、皆で先生にブーイングしたそうですが、それは違うんでないか、と私は大人な反論をした。

例え先生の勘違いであれ、オヤツは禁止と通達受けたにも関わらず、多くの生徒が(こっそり)持ってきていたのは、それは先生の指導に対する違反であり、既に違反を犯した者が、間違えを犯した先生を批判するのは筋違いである。

批判は、先生の指導の通りに、オヤツを持って来なかった者のみが、許されるのであると。

それと同時に、例え禁止されてるとは云え、物事の捉え方、解釈の仕方次第では、幾らでも抜け道はあって、自分で責任を取れる範囲に於いては、時には臨機応変に解釈し、対応する事も大事である事も、付け加えた。

つまり、今回、先生から言われた通り、オヤツを持って来なかった子は立派であったが、本来オヤツを食べられた筈のところを、食べられなかった訳で、残念な思いをした。

対して、オヤツを持ってきた子は、規則に違反する行為を行ったのだが、後に本来許される行為であった事が判明した事で、オヤツを食べる事が出来て、楽しい思いをした。

これがもし、無人島に漂着でもした話しならば、生き残れるのは明らかに、「規則に違反して持って来た」子のほうだろう。独り立ち出来る大人になるには、こうした図太さ、したたかさが必要不可欠だ。

それでも、オヤツを持ってきた子は、オヤツを持って来なかった子に、オヤツを分けてあげれば、全部丸く収まって、一件落着のように思えるが、「立派な大人な私」としては、「規則に違反してオヤツを持って来ていた」という部分が意識から捨てられるのが引っかかる。

やはり、この場合の正解は、「オヤツをオカズとして、弁当箱に入れて持って行く」というのが、一番大人な行為なのでは、あるまいか。

私は、自分の娘を、そういう大人として、育てて行く・・・つもりです。

2012年5月21日月曜日

液体ガラス 其之五

仕上げ塗料の値段の比較(概略です)

  • オスモエキストラクリアー(オフコ社扱い)
2.5ℓ〜14.500円〜16㎡/ℓ(一回塗り)〜437円/㎡

  • 自然塗料(米ぬか)キヌカ(オフコ社扱い)
4ℓ〜25.000円〜80㎡/ℓ(一回塗り)〜78円/㎡

  • ミネラルオイル(ネット通販)
1ℓ〜2.800円〜?
  • 液体ガラス/ファインクリスタルウッド(モクテックカメムラ扱い)
4ℓ〜16.000円(お試しセットは18.000円)〜4㎡/ℓ(2回塗り)〜1.000円/㎡
注)セット内容は塗料の他、ローラーと皿のセット。

  • ガラス塗料モクテックカメムラ扱い)
0.5ℓ〜(お試しセット)18.000円〜20㎡/ℓ(一回塗り)〜900円/㎡(平成13年6月30日訂正)1.800円/㎡・・・大変失礼致しました!
  • 液体ガラス/グラッシーウッドSR(ヴァンテック社扱い)
1ℓ〜8.000円〜10〜20㎡/ℓ(2回塗り)〜400〜800円/㎡

  • ガラス塗料/タフコートウッド(ヴァンテック社扱い)
1ℓ〜13.000円〜6〜20㎡/ℓ〜650〜2.000円/㎡

注)ヴァンテック社の価格情報は、メールで直接尋ねましたところ、直ぐにご回答頂きました。ただし、この会社自体は解体、建築関連の会社の様で、おそらくガラス塗料の販売代理店と思われます
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ガラス系の仕上げ塗料は、材の吸い込みや、仕上げ加減による塗り重ね回数が違いますから、必要量の差が開きます。

ので、正確な比較は出来ませんが、液体ガラスならば1㎡面積あたり塗るのに、1.000円前後必要になる、と思えば良いのではないか。(追記:ガラス塗料ならば、約2.000円前後)

価格的には、高く感じますが、コレまでどの仕上げ剤でも実現出来なかった、木肌の自然な風合いと、高度な防水、撥水性能を併せ持った仕上げ処理を、個人で簡単に比較的安全な作業で施せる魅力は、価格差を埋め合わせて余りあると思っている。

植物系仕上げオイルの世界も、製品によって成分や価格の差があって、良く解らない世界ですが、ガラス系塗料もそれ以上に、良く解りません。

上記2社以外にも、ガラス塗料を扱う会社はありますが、ネットで個人に販売してもらえそうな「雰囲気」のあるところは少ない。

それ以前に、販売(代理?)店が自社で開発、製造しているような気配も無く、では、一体何処の会社が作っているのか、その辺の詳しい情報も、ネット上では意図的に隠されてるような気配も感じたりして、良く解りません。

新しく、革新的な技術の製品だけに、どこの会社も非常に慎重に扱ってるという、印象です。とは云え、自動車の世界では、ボディのコーティング剤として、かなりポピュラーになってるのではないか。

要は、需要がこれからどれだけ増えるかで、木工用のガラス系塗料も種類や扱いが増えて、個人でももっと選べて、買い易く、なるのではないかと推測する。

そう云う希望を込めながら、この(人気のない)ブログでもなるべく多くの情報を提供するつもりです。

2012年5月20日日曜日

液体ガラス 其之四

 紡ぎ車の使い方を娘に教えてる、妻の手。何でもやらせてみよう、やってみよう!・・・おサルのポッケはどこに、行ったのかなぁ。
 4回も塗り重ねたウォルナットの木口面。さすがに染み込む事はありませんが、いつも濡らした跡はツヤが無くなっている。

浸透型の液体ガラスでは完全撥水や防水は、無理なんじゃないかなって、改めて思う。何度も書くが、そう云うときは液体ガラス浸透させた後に、更にガラス塗料で表面をコーティングすればいいのだ。

が、今はガラス塗料のサンプルまで買う余裕はありません。
木口面の浸透実験もしようと思って、また試材を増やした。それから、紫外線変色予防効果も試験する為、パドックの板も用意しました。

サラサラした液体なので、木口には余計に浸透します。テストピースに塗布するだけで、買った液体ガラスが無くなるんじゃないかって(そんな事はないけど)心配するくらい、良く吸い込んで行く。

何やら、時間もお金もかかるテストになってきたけど、是非とも液体ガラスの特性を理解して、使いこなせるように、頑張るのだ。

2012年5月19日土曜日

液体ガラス 其之三

 た〜っぷり液体ガラスを漬けて乾かした紙片。ビニールのように水を弾いて水玉を作ってる。水玉をのけた跡は、すこ〜し湿った感じではあったけど、ほぼ撥水状態であった。

それでも、すこ〜し湿った感じだったのは、浸透タイプの「液体ガラス」では、完全な防水は難しいという事かもしれない。

完全な防水を望むなら、ガラス皮膜を作る「ガラス塗料」を塗るべきだろう。

ちなみに、私が買って使ってる商品は㈲タートル「ファインクリスタルウッド」です(あるいはこのページ)。この商品は浸透性の液体ガラスで、木材に浸透して、ガラス成分が硬化するタイプ。

それでも、蒸気通過性を保って、木の呼吸を妨げないそうだから、逆に云えば完全な防水を求めてはイケナイのだろう。

ですから、液体ガラス塗ったあとの材の表面に水滴を垂らした跡は、ツヤが減って、木の繊維もやや膨張してます。

これも、もう少し硬化時間を置けば、少し違って来るかもしれない。まだ、色々と調べる事はありそうだ。なので、ちゃんとしたテストピースを作ってみた。
上段右から、黒檀、カリン、ヒノキ、マホガニー、タモ、下段右から、ブナ、ハードメイプル、オニグルミ、ブラックチェリー。

厚みなど、ややバラバラながら、大体同じサイズの薄板で作ってみた。
液体ガラスは薄い黄色ですが、少量だと無色透明に見える。溶剤はアルコール系。頭は痛くならないが、長く使ってると、何となく眼がチリチリする(気がする)。換気は要。

塗装には(私は)筆を使ってますが、使い終わったら紙でしっかり拭いてやれば、繰り返し何度でも使える。
タモに塗ってるところ。ほぼ水みたいなサラサラ粘度。一応手袋はつけてます。
各種類3枚ずつ作ってある。これを、一回塗り〜三回塗りまで、各三種類塗装して、それぞれの撥水性能などを試験する。

完全乾燥の為に2日くらいは置いてみたい。ので、試験結果はまだ一週間くらい先になります。気長にお待ち下さい。
3回塗りしたブラックチェリー無垢木肌の上に、水滴垂らす。拭き取った跡は、ほとんど跡は残らないが、全く残らない訳でもない。
他のところも、塗ったとこは水を弾いて水玉になる。木地をもっとツルツルに磨いておけば、ツヤや撥水効果は上がるかもしれない。
背翼の付け根は未塗装なため、水が染みて染みになってますが、目玉のところは跡が解りませんね。3回塗りでこれくらいは、差がでます。

この液体ガラスは、おそらく基本的には主に建築用途を前提に開発された筈で、特に木部用の液体ガラスは内装関連が主になるのだろし、想定された材も針葉樹系がメインになってるかもしれない。

直接水のかかる外装部分は、ガラス皮膜を作るガラス塗料のタイプが主になるのだろう。

広葉樹の木工製品に水がかかっても、染みが出来ない仕上がりは、液体ガラスでは難しそうだが、出来るとすれば、3回以上塗り重ねる必要があるかもしれない。

2012年5月17日木曜日

プラモ楽しや

 娘の立体造型に対する造詣を深める為に、プラモデルを作らせる事にした。高校の美術科の授業では得られない(であろう)立体知識と作る楽しみを、私が教育してやる。

プラモデルは手先の繊細な使い方が、要求される。作業手順を考えるのも、勉強になる。作りながら、乗り物などの構造も理解出来るし、部品の形状も記憶に残る。実物や写真を見るだけでは得られない情報が満載だ。

絵を描く時にも、立体の記憶を助けに持てば、随分変わって来るだろう。
小さなパーツのバリも、一つ一つカッターで削る。カッターの使い方も上手になろう。
随分集中して作る娘。気に入った様です。昔、私が木工する前は、飛行機のプラモデルを作ってたのを覚えていて、興味はあったみたいです。

小さな頃は、紙を切ったり貼ったりして、一人で黙々と何かを作るのが好きな子だった。もしかしたら、絵を描くより、立体の分野の方が向いてるかもしれない・・・気もする。
完成です。約2時間で出来ました。始めてにしては、奇麗に組み上げましたね。娘も満足したみたいで、プラモデル製作も気に入ったようだ。

立体造形を勉強するためなので、色は塗らない。そこまでは金と時間はかけられない。成るべく安くて作り易いのを選んで、これから時々作らせるつもり。
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娘は、漫画家になりたい夢がある。それはいいが、漫画家になるなら普通科の高校に行って、一般教養を深く身につけろと、中学時代に云ってあった。

美術の学校に行くなら、漫画家以外の仕事を選べ、というのが、美術科入学の条件だったのを、先日の進路指導で美術大学のマンガ科コースを希望してたのが、バレた。

それで、私は烈火の如く怒りました。私には、アナタに数百万円もかけてマンガの学校に通わせる気は無い。第一、マンガは学校に金払って描く物では無いし、習って描くものでもない!なりたけりゃ、勝手になれば良いが、そんな金は出したくない。

美術科に入った以上、美術関連の仕事を目標にして、勉強してもらうつもりだ。お金になる仕事の技術を身に付けて、収入を得ながら、それでも望めば漫画家でも目指せば良い。

・・・などと、娘の才能も全否定しながら、これでもかとばかりに突き放してやった。

とはいえ、じゃあ今の学校で彼女が自分の進路を見定められるだけの、教育を施してもらえるのかと云えば、私はそうは感じてないのだ。

美術科だから、美術は熱心に教えてくれてるようだ。ただ、それはオーソドックスなお決まりな教育で、そこからどういった将来に繋げられるのか、そこまでは期待出来ない。

というより、期待する方が無理なのだろう。勉強は本来、自分自身で目的意識を持って自分で努力する他、無いのではないか。学校や教師の優劣を考えてても仕方が無い。

娘が将来何をするべきか、何に向いてるか、何がしたいのか、それを探るのもこの3年間なら、それを助けてやれるのは、本人以外には身内しか無い。一々親が助けてやるのも不本意だけれど、彼女をそのように育てたのは私だ。

なので、突き放してやったら今度は、拾ってやらないとイケナイ。私は、身体全部使って彼女のマンガ科コース行きを否定したので、その代わりの道を探す為の何かを、また身体全部使って手助けしてやりたいと思ってる。

父さんだって、自分の判断に絶対の自信があるわけぢゃあ・・・ないのよ。

液体ガラス 其之二

液体ガラス塗って 一日経った様子。見た目良く解らん。芯材のウォルナットは薄く濡れ色になってるが、見た目ほぼ変化無し。

良〜く見ると、所々に石英の結晶みたいな、小さな小さな小さな粒が反射して光ってる。
 水滴を落としてみる。アクリル塗装+液体ガラス一回塗り。
 こちらは無垢のブナ木肌。水が弾かれて水玉になってる。
 ミネラルオイル塗装+液体ガラス。弾かれてるのはオイルのせいかもしれない。
 少し動かしてみる。こちらはしっかり撥水状態になってる。
 先にオイルを塗った木肌には、水が浸透してしまうようだ。
 とは云え、無垢のブナも少し染みた感じになった。まだ一回塗りのせいだと思う。取り扱い説明には、12時間あけて二回塗りをするように書かれている。
ならばとて、二回塗りをする。一応手袋をして塗装。臭いは慣れたせいもあってか、あまり気にならなかったけど、眼が少し痛かったかな?

揮発性の高いアルコール成分が溶剤らしい(記事や臭いから推測)ので、換気は必要だ。

木材に浸透させて、中からコーティングするタイプなので、ある程度の量を浸透させないと効果は実感出来ないだろう。

逆に、塗り重ねる回数で、仕上げの感触を調整出来る。

今の段階での感想。
利点

  • 非常にサラサラした液体で塗り易く、よく伸びる。
  • 臭いは(個人差があろうが)キツく無く、我慢出来る。
  • ラッカーのように、作業途中で硬化が始まらない(溶剤は揮発するのみ)ので塗りムラが出来ない。
  • 筆が繰り返し使えた。(ラッカーでは無理)
  • アクリル塗装面の上からでも浸透する。
  • 乾燥後は、ほぼ無塗装の木肌の仕上がりになる(これは欠点でもある)。
欠点
  • 流通がまだ限られていて、情報も少なく、液体ガラス業界自体が不安定?
  • ミネラルオイルや植物系オイルのように、深い濡れ色にならなず(これは利点でもある)、色の濃い木の魅力が引き出せない。
  • 今はまだ高価である。ただし、植物系のオスモオイルなどと比べれば、左程高価とも云えず、その性能で考えれば、逆に安いとも云える。
まだまだ、記事は続きます。

2012年5月16日水曜日

液体ガラス

 ウチのツバメ。ヒナが6羽確認出来ましたが、皆が無事に巣立つのは難しいでしょう。昨年は上手くいって4羽巣立ちました。

カメラ構えてると、親ツバメは中々巣に戻りません。降ろしてる一瞬の隙をついて戻って来る。ので、この一枚撮るのにも時間が掛かりました。
 ガラス塗料を買いました。正確には液体ガラス。ガラス塗料はガラス皮膜を作るのに対して、液体ガラスは素材に浸透して保護するタイプ。

おそらく、塗料業界の常識を覆すような、画期的な塗料。特に、木工仕上げ剤としては、ほぼ完璧に近いような性能を持つのではないか?と期待してる。

もしかしたら、オスモをはじめとする植物系オイルの優位性が、一気に崩されるかもしれない。

溶剤は、おそらくアルコール系でオスモワックスのクリーナーの臭いに良く似て る。少しラッカーシンナーに似た臭いもする。キツくは無いけれど、心地良くも無い。

防毒マスクの必要は無いかもしれないけれど、充分な換気は必要でしょう。
引火性があるので、火気厳禁です。色は薄い黄色で、とてもシャブシャブしてます。つまり、オシッコみたいな感じで、ほとんど粘りがありません。
さっそく、試し塗り。手前は以前塗装までして辞めたもの。テストピースに丁度良い。上は白木のままの目玉の車と、その左はミネラルオイルを塗ってあるブナの車。

ミネラルオイル塗装面の上からでも、普通に浸透していきました。乾燥後にどういう効果が現れるか、楽しみです。
液体ガラスは浸透性が高いので、アクリル塗装面でもあっさり浸透しました。ただし、この塗装面は軽くサンダーがかけてありますから、液体を弾く膜は始めからありません。ラッカー系の塗装面なら、弾いてしまうかもしれない。

ラッカー塗装など、膜が張られた塗装面に、ガラス塗料を塗る場合は、専用のシーラー塗装が必要の様です。

塗装の道具は、筆塗りです。サラダオイルよりサラサラしてて、ほぼ水を塗ってる感じです。ムラにもなりません・・・なりようがないといった、感じ。

塗った後の筆は水で洗ってみました。明日、どうなってるか解りませんが、洗った後はサラサラしてました。
4ℓ缶から、小分けにしようと思って、漏斗に注ごうとしたら、上手くいかずこぼれてしまった。そのこぼれて液体ガラスがついた紙。これもついでにテストピースにする。水の弾き方や、難燃試験など、してみよう。

液体ガラスのレポは、まだまだ続きますよ。

2012年5月13日日曜日

焼き

 土用、日曜は普通に仕事して、夕方からは娘と走ってました。今だけの普通の幸せ。

今日はまだ明るかったので、途中から山歩きに変えて、前回の夜間行軍で迷いそうになった場所を確認する事にした。
 迷ったのはここです。さて、右に行くべきか、左に行くべきか。
 答えは左です。左へ進むと、シダも生い茂る原生林みたいな素敵な道が続きます。右へ行くと、ただの斜面になってしまう・・・読者の皆様方にはどうでも良い事ですね。。
 途中には大木が倒れて、道を塞いでいる。これもしかし、大分朽ちてきて、小さくなった。この場所はこれまでに何度かブログに載せてますが・・・。
 頂上から眺める夕日。瀬戸内海に浮かぶ正面の小島は興居島(ごごしま)。松山の港からフェリーで15分で着く。
最後はお決まりの砂山円錐流柔術。殴る、蹴る、投げるは一切無し。ぢゃあ、どうやって相手を倒すのか?・・・競技や喧嘩や戦場ではないから倒す必要は全くない。

相手から逃れるか、崩して封じるか、すれば良いという思考で身体を使うのが、砂山円錐流だ。
関西のご家庭には必ずあるという、都市伝説を裏付けるかの如く、家庭用タコ焼き機でタコ焼きを焼いてた妻。写真のは、もう入れるタコがなくなって、ただの「焼き」を焼いてるところ。

残ったのは、明日の娘の弁当のオカズに・・・なるそうです。

2012年5月5日土曜日

親孝行な技

こどもの日ですね。ので、高校生の娘と夜中に公園に行って、格闘訓練をしました。
 手首の逆をとって腕を固めて、娘の身体を崩す優しい父親。実際にかけられてみないと、理屈も解らない。

児童虐待で通報されないように、努めて笑顔で、会話を交わしながらやってます。
自分の首で手首を固定して、肩から父親を崩して倒す、親孝行な娘。まだ身体の使い方が、中々身に付きませんが、時々は奇麗に決まります。

日常的な護身のみで云えば、柔道や空手をマスターするより、攻撃を捌く身体と受け身、各種関節技を身に付けておくだけで、充分だと思っています。

私自身、技に詳しい訳では無いけれど、状況に応じて身体が教えてくれる物です。なので、最初に身体の脱力と連動の体操をしてから、訓練します。

それでも小柄な娘が、関節技で大人の男を倒すのは難しいでしょうが、逃げてばかりではいられない時には、どうしても必要な技術です。

ダンスや折り紙と同じで、身体の使い方の要領さえ習得出来れば、おそらく絶望しないで済む筈です。それで駄目なら、ヘビみたいに噛み付き、カエルみたいに飛び跳ねて、逃げてください・・・ね。

2012年5月3日木曜日

不器用と意地

 一日休みを頂いて、久万高原町に出かけた。また、前回と同じ場所でワラビ穫り。何度穫っても楽しいワラビ穫り。
 それから、毎年恒例の竹森ガーデンでのお花見イベントに参加。娘と妻と、私の母の三人は、ブドウのツルを使ったカゴ編み教室に参加。無心に編んで行く三人。
 果樹園のリンゴの花が奇麗。
 妻の作品。始めてにしては上手に編めました。
 娘の作品。不器用で飽きっぽい娘は、途中でカゴを編むのを諦めて、「クモの巣のクモ」なんてオブジェを作った。アナタは、クモが大嫌いぢゃなかったのか?

上手く編めない苛立ちが、嫌いなクモの復活を成し遂げたのか。しかし、大丈夫なのか?アナタは美術科にも通ってる筈だが・・・。
美術科の意地。連休中のスケッチの宿題も兼ねて、野の花をスケッチしてる娘。

アナタのトボケた性格は、お父さんも大好きだし、取り柄でもあろうけれど、もうそろそろ無条件に笑っていられなくなりましたよ、父さんは。

今の楽しい高校生活も、3年経てば終わりだぞ。アナタは絵の世界で、一体何を目指したいの・・・かな?