2014年8月30日土曜日

タイヤ。

直径46ミリのタイヤを作る。12個+予備2個。ブラックチェリーとカリン。仕上げは液体ガラス。手慣れてきた作業ですが、それでも4時間近くかかった。

広島の災害復旧のボランティアセンターは、現場が混乱しているため、原則、県内居住者のみの受け入れだ。それでも行ってしまえば何とかなるのだけれど、無理に行って混乱に拍車かけるのも、宜しくないし。

被災者ニーズとボラセンとボランティアとを上手くマッチングさせるNGO団体などが入ってくれると、上手く機能しやすい。今回もそういう団体が入って活躍されてるようで、今後はスムースな運営が期待出来る。

災害復旧ボランティアは、どうしても気持ちが先走りしてしまう。或は逆に、気後れしてしまう。先走ると現場の関係者の方々に迷惑をかけ、気後れすると何も出来ない。出かける前からの精神的な自己管理が意外と面倒だけれど、その緊張感が醍醐味でもある。

私自身は、9月過ぎてから出かける算段をしています。

2014年8月28日木曜日

ケチってはいけない。

今日の仕事。貼り合わせの瞬間接着剤は、ケチってはいけない。勇気を持って豪快に塗布する。

2014年8月26日火曜日

小さな作業

 細く狭い部分の機械研磨。簡単なようで中々思い通りにはいかない。
 エッジの研磨は航空合板使ったスティックで。色んなサイズを用意しておく。両面テープで研磨紙を貼付ける。それもまた大変面倒な作業である。
あまり細々とデザインしてしまうと、あとの仕上げ作業が大変です。でもこれをやらないとね。

2014年8月22日金曜日

水害と家とボランティア。

数日間徳島へ、災害復旧ボランティアへ出かけてました。帰ってみると今度は、広島が大変な事になっているではありませんか。ああいう状態ではまだ、ボランティアは入れませんが、相当手間と日数がかかりそうです。

大震災等で、住宅の耐震構造は随分研究されてきたと思います。安っぽい値段のお家でも、仕様書通りに作っていれば、そうそう壊れる事は無いと思います。

が、水害に対してはむしろ、新しい規格の家ほど脆弱な作りになっているのでは?というのが、この数年、家屋の泥出しボランティアを経験して抱いた感想です。

・理由その一、ベタ基礎に開口部が無く、泥水がプールのように床下に溜まってしまう。

・理由その二、床板が素人ではすぐに剥がせない。丸鋸で切断しないと床下を見る事さえ出来ない。当然、切断した床板は再利用出来ない。

・理由その三、濡れた構造材の水気が、断熱材によって乾ききらない。或は、断熱材(グラスウール)自体が大量に水分を含んで乾かず、家中を腐らせてしまう。

グラスウールは一度濡れたら絶対に乾きませんから、濡れたグラスウールの断熱材は全部取り替えねばなりませんが、そうなると床上浸水の場合、一階の床から壁から全て、内装を剥がしてリフォームせねばなりません。

やはり昔の家が一番良い、というのではありませんが、こと水害に対しては昔の作りの方が、自然乾燥で復旧させやすいのは実感です。

ここで書いても何の役にも立ちませんが、基礎の形状(構造)と断熱材の弱点は早急に取り組んで然るべき問題だろうと思いました。

2014年8月14日木曜日

まだまだ。

円形部品の切削成形。今日はここまで。

最近は夕食後に娘とプラモデルも作っている。外国製のキットの時は組み合わせが難しくて、何となく気乗りしない娘だったけど、次にタミヤのキットを作り始めると、組み合わせがスムースなのが楽しいらしく、集中して作っている。

一緒に走って、模型作って、映画見て、絵の指導して、頭を撫でてやると喜ぶ娘。手元での子育てはもうすぐ終わりだけれど、まだまだ付き合うネタには事欠かない。

子育ては楽しく、頭と心と身体と直感をフルに使った。私の行いとしては珍しく、悔いの残らない思い出になりそうだ。

2014年8月13日水曜日

眠い。

騎士のヘルメットを被って口笛を吹いてる男、みたいに見えてきたが、ちゃんと色を塗れば、そうでもなくなるだろう。

ともかく、毎晩眠くてかなわないな。

2014年8月12日火曜日

外れなきゃ駄目ぢゃん。

今度はこういう物を作る。片側の足にタイヤが付く。生物的と機械的と植物的が一つに収まっているデザイン。こういう物を何と呼んだら良いのでしょうか。何か、良い名前もあればいいと思案中ですが、中々思いつきません。

また、玩具でなく、インテリアでなく、お土産でもなく、どういったジャンルに収まるのか、それも良く解りません。

しかし、このスタイルがとてもしっくりくるのです。作品が作家の性格を投影するものだとしたら、もしかしたらこのスタイルが私の性格に近いのかも、しれません。

木製玩具あるいは木のおもちゃというジャンルから、社会的に望まれる(イメージされる)デザイン上の規範、縛りのようなものから外れる事が、まず第一歩です。

そのうえで、玩具として成立できる「自分の規範、縛り」の中で、作れる形と作りたい形を探してデザインします。

私の場合、作品にタイヤを付ける事で、玩具としての記号化を計ります。ミロのビーナスも足に車を付ければ、玩具になります。

こういう変な形の作品を千個くらい作ってやろうか、なんて考え始めています。

2014年8月5日火曜日

桜材。

 またまた、銃床の削り直しの依頼。下が本物でクルミ製。上が昔の金属モデル用の銃床でおそらく桜材。本物でも桜材が多く使われたらしい記録はあるが、私はまだ実際に見た事は無い。

金属モデルは、改造が相次いだ為に私が子供時代には、もう非合法になってしまって、今は金メッキするか、亜鉛合金でお茶を濁すかしている。

亜鉛合金は経年変化でボロボロに朽ちていくので、やはり昔の金属モデルはコレクターの垂涎の的であろう。これも、その世界ではかなりのお値段だそうです。

今回のお仕事は、この銃床を本物に近くなるように、削って塗り直す作業だ。比べてみると形(仕上げ)の違いが良く解る。
 機関部の比較。上が複製。下が本物。細かな違いは幾つもあるけれど、全体的に良く複製されてると思う。何せ、全部鉄で出来てるのだから、存在感は充分ある。当然だけど、どちらも実包の発射は出来ない。

外国に行って、お金を出せば本物も撃てるようだけど、私は戦後の日本に生まれた宿命を享受して、こうやって偽物でも満足するのだ。
自分の仕事も進めています。もう少しで完成するかな。