2012年1月28日土曜日

機械を作る

 さすがに、松山も寒くなってきた。暖かなご家庭から、深夜の寒々した作業場に入るのも辛いけれど、珈琲が飲めると思えば、少しは張り合いが出る。

私は甘党で、ブラックでは飲めないので、砂糖を入れますが、最初はミルクは入れない。終わりの方で、コーヒーの最後の出流れ混ぜてから、ミルクを入れて飲むと、二度楽しめる。
 悩んでても仕方ないので、機械を作る事にした。写真は組み上がりの荒っぽいイメージ。ベルトが短いので、加工高さは低くして、フトコロを15センチ以上とるのが命題。

モーターは、今は使ってないマキタのボール盤の物を、取り外して使う(私はボール盤を、大小合わせて6個も持ってる)。軸にプーリーが付いてるので、おあつらえ向きだ。

誘導輪は、卓上ベルトディスクサンダーで使われてた物を流用。これは、ベルトサンダーの腕の部分を切り落とした時の、忘れ形見。残しておいて、良かった。

ベルトは、同じ卓上サンダーの規格品。25ミリ幅を、約5ミリくらいにカットして使う。理想の長さでは無いけれど、番手は400番まであり、現在のところは購入しやすい規格品。
モーターを固定する、10ミリ径のボルト穴を3つ開けるのに、1時間かかった。鉄工はこれだから嫌なんだけど、やらない訳にはいかない。

寒さ対策は、着込む事である程度解決出来るけど、終わって部屋に帰る頃は、身体の芯まで冷えてる感じで、風呂に入っても、お湯の方が冷えた身体で冷めてしまって、もう一度熱い湯を入れる事になる。

それでも、汗びっしょりになる真夏よりは、真冬の方が作業はしやすいのだ。

2012年1月25日水曜日

卓上角ノミのみ機

 角ノミ機を改造して、前回の作品の作り直し。加工手順も違って来る。先ずは角材の段階で、フォスナービットなど使って、概略の穴開け。成る可く、ケガキ線に対してタイトに削りこんでやる。
 それから、上部のみ、墨線に沿って切断、切削成型。そこからもう一度、開口部のみケガキ直す。下は、加工の土台として、まだ残しておく。
 これは、先日の写真ですが、こんな感じでマグネットシートをガイドにして、ケガキ線丁度に、角ノミをセット。そのまま押し込んで、薄く削り取る。
 こんな感じで、ケガキ線にピッタリ、真っすぐ成型出来る。薄く削るので、ムシレは少ない。全く無い訳ではないけれど、表面に穴が空く程では無い。もう表面は加工済みなので、奥のムシレが表面に現れる事も無い。
手前が前回の工作。モーター動力使って、錐と角ノミを一緒に使って加工した。ムシレて出来た穴が、加工によって表面に出ている。穴の側面も汚い。錐の跡がケガキ線より外に出て、嵌め込み部材との隙間が多く出来る。

奥が、今回の工作。仕上げ加工のみ、角ノミのみの角ノミ機を使った。どちらが奇麗かは、一目瞭然だ。ただし、加工時間は数倍かかる。

2012年1月24日火曜日

マンドリン

「のだめ」の全巻一気読みを終えてしまって、何だか淋しい。最終巻(25巻)は読まずに置いておくつもりが、ちょっとだけ、なんて思っているうちに読み終えてしまって、ハッと我に返った時は、もう遅い。

高校時代の音楽のテストが、大抵30点以下だった私ですが、大学に入ると、諸般の事情と成り行きから、全く興味のなかったギターマンドリン部に入って、マンドリンチェロ(大型のマンドリン)など弾かされて、あれよという間に、定期コンサートなども出ていたのだった。

大学は、すぐに辞めるつもりだったので、マンドリンともすぐにオサラバする筈でしたが、その後3年間、ミッチリと練習に付き合わされることになった。

「のだめ」と同じで楽譜が読めないから、暗譜して弾いてたり、自分の指先観てるから、指揮者の指揮にあってなかったりと、始めは散々でしたが、練習だけはきちんと出てたので、そのうち楽譜も少しは読めるようになった。

それでも、辞めてしまえば、もう楽譜の知識などすっかり忘れてしまって、今ではドレミの音符でさえ、怪しい。大学の4年間は、一体何だったんだと思いますが、唯一の収穫は、その部活の先輩が、今も一緒の屋根の下で、暮らしていると、云う事です。
 JET卓上角ノミ機で、奇麗な角穴を開ける為の、機械的な結論が、この姿です。モーターは取り外し、角ノミの中の錐も付けてません。角ノミだけで、加工する。

もちろん、最初にドリルでケガキ線の内側に、穴を開けておく。そこは手ノミ加工の手順と同じ。
 角ノミの刃の先に、マグネットシートを付けてある。これをケガキ線に直接当てて、位置決めガイドにする。直接的なので、解りやすい。
 試しに加工した所。線に沿って真っすぐ加工出来る。これだと、角ノミの刃先の水平微調整もやりやすい。刃先は研いであるので、比較的奇麗に楽に、加工が出来る。

ただし、これは私の工作の都合にあった方法で、普通にホゾ穴を大量に開ける場合は、この方法は適さないと思います。
外したモーターは、軸にチャックが付いていて、これは自作機械の動力として使えます。このモーターの為だけに、中古を安く買っても良いかもしれない。

2012年1月22日日曜日

伊予柑ソフト

 娘の受験合格祝いに、家族揃って、ご近所観光旅行をした。先ずは、お約束だった焼き肉を食べに行く。親子共々、生まれて始めて焼き肉屋さんで食べる、焼き肉。
 次は何時になるのだろう?って事で、焼き肉屋さんの前で、記念撮影もしました。向かって右が、受験に合格した娘。左は、受験に合格した娘の母。
 焼き肉食べて、お腹一杯になったら、お城山に登って松山観光。観光客は、ここ(山頂)で伊予柑ソフトを食べるのが、昔からの習わしじゃ(400円もするのじゃ)。

とってもお高い伊予柑ソフトは、受験で合格でもした記念でもないと、松山の子供たちは、食べる事が出来ません。

今日は日曜日とて、海外からの観光客が多かったようで、顔は同じだが、違う言語が飛び交う城山山頂。
 寒い山頂で、ソフトクリームの3兄弟が、観光客をおもてなし。さすがチョイ南国松山。この時期に至ってまだ、ソフトクリームが主役。オールシーズンソフト!
 何か、変な生き物が、銃眼から覗いていました。受験に合格した女の子でしょうか。
帰りは、文鳥たちのお墓参りもして、合格の報告もしました。君たち(文鳥)のお陰だよ、なんて、心にも無い言葉もかけてやる、受験に合格した娘の父親。

こうやって、ドンドン成長して、次のステップに進んで行く娘は、なるほど、次第に遠い存在になるのかもしれませんが、今の所は、相変わらず親にべったりな娘で・・・あった。

2012年1月21日土曜日

箱ノミ

木工仲間Dr.ホッピーさんが、ブログを開設されました。右のリンクのバナーか、こちらクリックでもご覧になれます。とってもメカニックでスタイリッシュな木製三輪車!を命がけで製作されてる、変わった方(笑)です。いま夢中になってるJET角ノミ機も、ドクターから安く譲って頂いたのだ。
 さて、その角ノミ機で、躓きかけている。こちらの望む加工の域に、中々達してくれない。写真は、刃先を砥石で研いで、ツルツルにしてみた所。ムシレを防ぐには、刃先の切れ味に頼るしかない。

箱ノミの表面は、本来であれば研ぐべきではない所だ。ノミの寸法が変わってしまうから、だけれど、私の場合はホゾ穴開けに使う訳では無いから、研いでも良いのだ。
 ついでに、穴の角も、2種類のやり方で先にドリルで穴を開けてみた。右は、内側にアールをとる方法、左は、外にアールをとる方法。
 ドリルで開けた穴の周囲は、ムシレる事はないけれど、周辺の加工肌がやはり、今ひとつ。
色々開けましたが、満足いかない。それで、私がどういう加工をしたいか、よりも、この角ノミ機の性能で何が出来るか、を探した方が良いのかもしれない。

まだ、幾つか試したい事もあるので、角ノミ機の話題は続く。

2012年1月20日金曜日

合格したら焼き肉

娘が、志望校の高校の合格通知を持って、帰って来た。美術科の推薦枠は、学科試験が英語と数学、それに作文という、とても緩い条件での合格だったので、バンザイって程の、感激は無かったけど、まぁ、路頭に迷わなくて良かったね。

数学だって、一桁の足し算問題があるような、ユルユルのレベルだ。美術科ってのは、そんなにバ科が集まるのか?って、云ってやる事でした。それとも、そんなにバ科にされてるんでしょうか?

今、5教科の一般入試に向けて頑張ってる同級生には、申し訳ない限りで、娘は早々に受験は終わってしまったけれど、残してる数学の問題集は全部、春までにやり遂げなさいと、命令した。

実技で好きな絵を描いて、そこそこなレベルで合格すれば、ユルユルな学科試験で合格させてもらえるのは、親としては有難いような、有難く無いような気分だ。

だから、将来をどう考えるにせよ、このまま安穏と、美術バ科になるんじゃないぞと、以前から繰り返し、強く説教してきました。

ところで娘は、受験に合格したら、焼き肉屋さんで焼き肉を食べたい!というのが希望でした。ぢゃあ、落ちたらどうするんだ?って聞いたら、落ちたら、いつものうどん屋さんでいい、との事。・・・どっちにしても、好きな物食べれるんじゃん・・・という訳で、今度焼き肉屋さんに行きます。
 角ノミ機で開けた穴は、周囲がむしれてしまう。ホゾ穴なら、これは何も問題にはなりませんが、私の工作では困った事になる。
 このように、ムシレが外から見えて、汚らしい。これでは作品にも商品にもなりません。
 オフ・コーポレーションさんのサイトにあったように、箱ノミの内側を、ヤスリで三角に削ってみた。
 こうなると、小林式角ノミみたいだ。少しは切り屑の排出が良くなったような、ならないような、気休め程度の効果かな。相変わらずムシレは生じます。
 ムシレは主に、穴の角に出来る事から、穴の角を丸くしてやると、ムシレが出難いのでは?と思って、思い切って箱ノミの角を丸く削ってみました。こんな事をするのは、もしかして私くらいでしょうか?
結果の写真。全くムシレてない所と、まだムシレの出る所があるのは、刃の削り具合の差かもしれませんが、少し光明も見えてきました。

研究はまだ続く。

2012年1月16日月曜日

イタタ・・・

 アイタタ・・・プラスドライバーが、勢い余って、指の付け根に刺さってしまった。

で、急に得意の「子供の頃は」になりますが、子供の頃は、死ぬまでに何回、痛い思いをするんだろうって、歩きながら憂鬱な気分にもなってたりして、その運命を少しでも変えられないかって考えて、急に立ち止まったり、後ろ歩きしたりして、自分の運命を変える試みなど、良くしたものです。

その甲斐が果たしてあったか、無かったか、とにかく怪我をしてしまったのは悔しい。なのでブログに乗せるネタにしてやった。

血がトプッと出たので、ティッシュを当てて、急いで水洗い。傷口に油の黒いのが付いてとれないので、消毒薬を付けてから、ワセリンを綿棒でぬった。

ワセリンは粘度が高いので、傷口を一時的に塞ぐ事が出来る。その間に、絆創膏はって、自着包帯を巻いて、救急処置の完了。
 今回活躍した、救急用品の皆様。今後もう少し、内容を充実させておこう。テーブルソウの傍には、滅菌ガーゼが直ぐに使えるように用意されてるのが、何の為かは云うまでもない。
 勢い余った工作の原因。この航空合板のスペーサーをアルミのギザギザのやつ(なんて云うのか?)に、ネジで取り付けました。

これで、ノミの横揺れがだいぶ小さくなったが、完全には無くす事は出来ない。片側に約1.5ミリくらいは振れる。

これも考え様で、工作の最中に、刃先を少しずらせたい時など、その場ですぐに反射的に対応出来るので、便利とも云える。
こんな感じで、進めています。

2012年1月15日日曜日

JET角ノミ機4

 角ノミを使った玩具を作ってみる。モデルはこの玩具。貼り合わせなのを、角材から角ノミで穴開けて作る。
 バーで材を押さえるのが、便利。刃のすぐ傍を押さえてやると、刃を抜きやすい。
 刃物はオフ・コーポレーション扱いのミリ単位規格。材は右がブナ、左がメイプル。加工始めの錐の跡が、焦げ付きやすい。内部は、あとから手のみでさらえて、仕上げする必要が有るが、根本的に、もっと良い刃物を使った方が、仕上がりは奇麗だろう。

ところで、今回の作業中に何度か、ヘッドが左右に動いて、刃物がブレてしまう事が、解った。ははぁ、支柱がパイプなのは、精度が悪いと云われてるのは、このせいですか。
 原因は、このパイプの切れ込みに噛ませてある、2個の押さえ金具が(ボルト穴の中で、外からは見えない)、小さなバネで圧力かけられてるのですが、その緩みの具合で、全体が動く訳です。

あまりキツく締め付けると、上下動が硬くなり金属の摩耗も早くなるし、緩くすると、大きく左右にブレてしまう。
 100の目盛りに箱のみの先端を合わせて、左にヘッドを強く押してみると、
 約4ミリ動く。両側で8ミリもヘッドが振れてしまう事になる。これでは、確かに精密な作業は望めません。この機種が評価が低いのはこの為の様です。
 4ミリ動く幅の原因は、ここ。歯車を送る刃の支柱と、本体との隙間の幅だけ、動く。ならば、この隙間をスペーサーで埋めてやれば、動かなくなるのでは?
で、薄くて強い、航空合板を試しに挟んでみたら、挟んだ側は動かなくなった。これだけの事で、機械性能が随分向上する。これはまだ試しなので、次回にちゃんとしたスペーサーを両側に作ります。

一瞬、困った事になったと思ったけど、原因と対策が解れば、問題有りません。相変わらず、私のこの機械への評価(費用対効果)は高いです。機械との付き合いは、諦めない事が肝心ですね。
追記:厚み1.5ミリの航空合板で、スペーサーを作ってネジ止めした。合板には滑りを良くするシリコンオイルも塗布してある。

あまりきっちりと、隙間を塞ぐと、動きが悪くなるので、多少の緩みは必要かもしれない。結局、機械本体の構造的な緩みも合わせて、片側に約1.5ミリ程、まだノミが振れますが、かなり力を加えた場合なので、普通に送ってやる場合では、作業に全く支障は無い。

作業手順を間違えて、ノミを順送りに加工すると、最期の墨線で、やや錐が加工済み方向に逃げて、正確な加工の障害になる可能性はあるが、それは加工手順を間違えた取扱者側の落ち度で、機械のせいではない。

或は作業中、任意に錐の送りをややずらせたい、と思った時に、その方向に力を加えて、反射的に加工位置を変える事が出来る、と考えれば、この緩みも欠点とばかりは云い難い。

2012年1月14日土曜日

JET角ノミ機3

材押さえを、あいてる自分の左手使って、バーで直接押さえられるようにしてみた。
底盤の固定用ボルト穴から、長いボルトを突き出して、それを支点にして金属板を芯にした木のバーで材を押さえる。バーの下には薄いゴム板が貼ってあって、傷予防にしてる。
 これの利点は

  1. 上に引き上げる力が強すぎると、機械本体が傾く場合もあるけれど、同時に下に押さえ付ける力も加わるので、機械が安定しやすい。
  2. 作業内容に応じて、押さえる位置を自由に変えられる。
  3. 固定と解放の繰り返しが、難なくスムースに運ぶ。
 実際に使ってみると、とても使い勝手が良かった。同機種をお持ちの方には、是非お勧めしたい。

この場合、右側のクランプは必要無いくらいだけど、テーブルが小さいので、長めの材の加工をする場合は、クランプでしっかり固定する必要はあり、このクランプ装置も必要だ。
刃物には、木屑が詰まりやすい。これでモーターの回転が良く止まる。箱とドリルの隙間が少ないせいでもある。
 箱の中の身を、三角ヤスリで削ると良い、とはオフ・コーポレーションのサイトにあった。小林式角ノミなら、始めから削られているので、その必要は無い。
 それから、中のドリル軸がズレて、箱から飛び出してしまう癖もある。なので、加工跡は、刃物によってはこのようにドリルの丸い跡が、所々に付く。

DIYの簡単なホゾ穴加工なら、許容範囲ですが、私の作業では、見せる加工ですから、これではちょっと困る。
ところで、小林式角のみを扱ってるサイトに、卓上角ノミ機の販売開始の記事が出てます。機種は2種類ありますが、どちらもオフ・コーポレーションさんで扱ってたのと同機種で、一つはこのJET角ノミ機とほぼ、同じ物です。

販売価格は、オフコさんより安い!(中国製?)。そのまま小林式角ノミも注文出来て、便利かも。

・・・次回は、刃物の性能向上対策を、してみたい。
追記:Dr.ホッピーさん、安く譲っていただいて、有難うございました!

2012年1月13日金曜日

JET角ノミ機2

コーヒーミルのセラミック製の刃。ツマミを回して挽き加減を調整する。
 4回目でやっと、良い感じになったのだ。直ぐに冷めてしまうので、直接コップで受ける事にした。飲んだあとの暫くは、作業場に漂う珈琲のカホリの麗しさよ。
 JET卓上角ノミ機の自作作業テーブルのテスト。テーブルは前後に、フェンスは左右に移動出来る。材を固定したまま,テーブルやフェンスの移動が出来ないと、スムースな作業が難しいのは、ちょっと使ってみるとすぐ解った。

なので、国産メーカーが、この手の機種にスライドテーブルを始めから付けてるのは、正解なのだけど、問題はそれがどれ程の機械精度なのか、という事ですね。
 角ノミの刃の性能も、重要だ。切り込んで行く箱の刃が切れないと、いつまで経っても作業は終わらないだろう。

一度に作業しようとすると、焦げ付きやすく、煙も出てくるので、数回に分けながら加工するように、してみる。
 おそらく、角ノミ機の機械としての最重要ポイントは、角のみを引き抜く時の、材の固定方法にあると、感じた。

写真では、フェンスに固定したクランプの、バーを加工材に押し当てて、簡易的に固定してますが、これでも材が浮いてしまうので、更に確実な固定方法が望まれた。
 ので、垂直方向の固定の為の、クランプをセット出来るようにしてみた。
写真は試しに端材で加工している所。これはちょっと材が短かすぎた。短い材の時は、長めの時に加工してから、カットした方が、作業しやすいと思う。

JET卓上角ノミ機を使用するにあたっての、留意点は、

  1. 切削性能自体は、刃物の性能に左右されるだろう。(小林式角ノミの使用を検討)
  2. 心配していた程の、機械的な精度の不安は無かった。追記:作業中、ヘッドにブレが生じる事が解った。これの問題は、対策講じる事によって解消可能である。
  3. 支柱がパイプである事の、不利は今の所感じないし、動きはスムース。(将来的に摩耗によるブレはあり得る)
  4. 加工精度は、作業テーブルの作りに左右される割合が大きく、その点ではテーブルの自作や改良は必要になって来る。
  5. 特に、ノミを引き抜く時に、材が上に持ち上げられてしまうのを、止める装置の構造や作りが甘く、オリジナルのままでは精密な工作は望めない。
  6. 支柱がパイプの為か、他の同等機種に比べて、重量が軽く、安定がやや悪いかもしれないが、狭い工房で頻繁に移動を必要とする環境なら、この軽さは使いやすさに感じられる。