2009年4月25日土曜日

ボール盤で水研ぎ

仕上げ研磨として、水研ぎをするのに、今までは洗面所で手磨きしてました。これが、時間と労力をかなり使うので、疲れます。

これを何とか機械化してやろうと、軸付きドラムに、スポンジやゴム板、ウレタンクッションなどを貼り付けて、水研ぎ研磨布を巻き付けて、研磨してます。動力は横置きしたボール盤。作業効率を上げるため、チャックにもう一つ、キーレスチャックを噛ませてます。

作業者の手前には、透明アクリル板を張って、材や研磨粉が跳ね飛んできた場合に備えてます。初め頃は、良く材が飛んできましたが、要領を掴んでくるうちに、回数も減ってきます。

とは云え、まだまだドラムの調子や、研磨手順などが掴みきれてはないのですが、それでも数こなすうちに、自分なりの手順が見えてきます。

研磨布の番手は、400番から始め、水にたっぷり浸した材を、軽く拭いてから、研磨します。研ぎ粉は常に湿って、或はドロドロした状態です。

次いで600番手の研磨布で仕上げますが、このときの材は半乾きくらいで、表面が乾いてるくらいですが、それをそっと撫でるように、研磨してやります。

ここで、強く研磨してしまうと、水研ぎされてない表面が出てしまいますので、次の塗装段階で、毛羽が多く出てしまいますね。

更に800〜1000番手のスポンジサンダなどで、手磨きで水研ぎしてやると、完璧ですが、塗装する事、塗装後にまた仕上げ研磨する事、などを考えれば、600番手で止めておくのが実用的です。

私の場合は、大量生産可能なデザインと、技法の発見が研究目的ですので、それに準じた方法を選びます。

写真は、2回目の研磨が終わった部材。かなりツルツルしてますが、塗装すると多少は毛羽が出てきます。

どういったクッション材のドラムが良いか、研磨布の番手選びと、研磨の手順など、これから何度も作業しながら、最適な技法を見つけていきたいです。

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