2009年5月16日土曜日

卓上型ディスクサンダーは楽しい。

「鉄腕ボク」の型を製作中。今日この段階なので、締め切りの日曜には間に合わないか。
写真のディスクサンダーは、レクソン社製の安価な機械ですが、もう10年近く使ってるでしょうか。本来は、ベルトサンダーと一体なのですが、2つを同時稼働すると、馬力が極端に落ちるので、ベルト駆動の本体部分を、切り取ってしまいました。ので、大変コンパクト、かつ250Wの馬力も充分です。

最近は、こういったアマチュア向け、卓上タイプの機械出力が軒並み、100W代に落とされてしまってます。価格を据え置きするための、苦肉の策かもしれません。外観はほぼ同じですが、作業効率は、違ってくるかもしれませんね。

玩具作りには、このくらいのサイズが重宝します。サンドペーパーは、今はベルクロ式が流行りですが、正確な研磨を望むなら、糊付け式の方が宜しいです。研磨機械と云っても、基本的には研削、つまり形を削り出す用途に向いた機械ですから、番手は、針葉樹、広葉樹共に120番前後が実用的です。高番手になると、真っ黒に焼き付き易くなり、仕上げどころでは、なくなります。

回転する円盤の、内と外では当然回転速度が違ってきます。外に向かう程、回転速度は早くなりますから、研磨効率も上がる理屈ですが、早けりゃ善いって訳でもなくて、墨線ギリギリの精密な研磨をしたい時は、遅いほうが都合が良い。

なので、荒削りする時は、円盤の中間から外側よりを、精密研磨するなら、中心寄りにと、その場で研磨速度の選択が瞬時に可能なのが、ディスク式の良い所です。

ディスクの外縁あたりは、意外と使えません。回転速度が早すぎて、焼き付きがひどいです。(薄い材なら、その限りではありません。)写真で白い帯状の筋の付いているあたりが、一番使い易いポイントです。

小さい材を研磨しますので、スポットライトを当てて、研磨してます。こんな配慮が、意外と、作業効率を上げてくれますし、何より目が楽です。

この機械で、垂直な研磨結果を得るには、ちょっとした工夫、慣れが必要かもしれません。
材に厚みがあるほど、上と下での研磨状況が違ってきて、扁平になりやすい。裏返して、さっと仕上げ研磨するとか、材にスライドつけて、研磨してやるとか、いろいろ小細工をします。

材が弾かれたりする事も無いので、比較的安全で、使い易い機種ではあります。

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