2015年3月20日金曜日

プロクソン社製ミニサーキュラソーテーブル随想。

今年は自宅兼工房を建てよう!!と一念発起したものの、土地購入で何度も躓いてしまって、中々前に進みません。大きなお金が動くので精神的疲労も多く、ついでに娘の進学準備でドタバタしたり、風邪ひいたりと、肝心の玩具製作が上の空で宜しくないとは思うのですが、ともかく今は自宅兼工房を建てる頭で精一杯です。

ブログも進みませんが、こういうときですから昔の機械を振り返って、ご紹介してみます。
プロクソン社のミニサーキュラソーテーブル。小型卓上丸ノコテーブル。15年前くらいに初めて買った木工機械。使うノコ刃のサイズによるけれど、基本的に10ミリ未満の厚みしかカット出来なくて、そこに不満を感じたのが、木工機械購入連鎖の始まりだった。

今は丸棒のカット専門に使っています。ので、丸棒を正確に素早くカット出来るように、改良してある。本体左に貼ってる黒い物はマジックテープ。マジックサンダーを貼付けてエッジを研磨する時に使います。
サイズが解りやすいように、アルミテーブルに5ミリ間隔でカッターで筋を入れてある。フェンスには両面テープでスペーサーを貼付けている。
これはガイドを使った、40ミリカットの場合。カット前は材がスペーサーに当たっている。
カットが始まると材とフェンスの間に隙間が出来る。これでカットされた材がフェンスに挟まれ、ノコ刃にはじかれて飛ぶのを防ぐ。こんな小さな機械と材では、材が飛んでも探す手間が増えるだけですが、大きな機械だと大ケガの元になりますね。

飛んだ材を探す手間を無くすのも、量産する時は大事です。
自作ガイドの使い方。先ほどのフェンスを基準にカットする場合と、短い物はフェンスに付けたメモリでカットする場合と・・・
さらに短い材を安全に、定尺でカットする場合は、ガイドインガイドを使う。ガイド上をスライドさせると、下にメモリが現れる。ガイドがテーブルの役割も果たしながら、安全正確にカット出来ます。
こんな構造。オリジナルのガイドのパーツを使ってます。15年使い続けてここまで進化したガイド。
実は同じ物をもう一つ、持っている。これは薄板の縦切り専用の機械。右に突き出てるのは集塵口。この機械専用の薄い刃は曲がりやすく、正確な縦切りに向かなかったが、後年チップソウ付きの丈夫な刃が販売され始めたので、ようやくまっすぐに板をカット出来るようになった。
縦切り特化なので、フェンスも長く付け足している。
安全のために、専用の送り棒も自作。主に黒檀やカリンなど、硬木の薄板カットに使っています。
思えば一番古くから手元にある機械。私の玩具製作には欠かせない道具になっています。今はモデルチェンジして、外観が少し変わっていますが、小さいながらも息の長い、良い機械だと思います。

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