2012年11月16日金曜日

「うん」

娘がデッサンの補習で夕方遅く帰るようになると、私のほうも遠慮があって、走りに誘いにくくなる。なので走る回数もめっきり減って来たのが、父さんはツマラナイので、今日は夕食後、数時間おいて夜の9時から走る事にする旨、娘に告げた。

基本的に断る事をしない娘は、「うん」と承諾してくれた。走りに行くまで数時間あるのでしっかり勉強するように、付け加えておいた。

娘は美術科なのだが、普通科のような一般教養を教える先生方には、授業に熱が入らないようで、困っている。お金を払っているのだから、例え美術科とは云え一般教養もきちんと教えるのは先生の側の義務だと思うのだが、直接受験と関係がなくなれば、先生も気が緩むのだろう。

それなら、それなりに親の側で考えてやらねばならない。ので、娘には本を読ませている。あくせく受験勉強しなくていいなら、あくせく本を読みなさいって、事だ。

・・・それで、9時になって「走りに行くよ」と、娘に声をかけたらば、返事が無い。本を読みながら寝てたようだ。「それは睡眠学習か?」と聞けば、睡眠学習という言葉も知らないようなので、そこから説明してやった。

夜の公園を走りながら、学校での出来事を色々話してくれるのは、昔から変わらない。公園のお堀に丸く可愛い鳥がいるのを「ゴイサギ」だと娘から教わる。

走り終わって家に帰って風呂から上がって、くつろいでる娘に「今日も幸せだった?」と聞くと、また「うん」と答えてる。幸せな家庭をつくるのも、色々と創意工夫がいって大変なのだが、幸せと思ってくれたのなら、今日も一日生きた甲斐があったというものだ。

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