今回の依頼品は、中々手強そうな品ばかりで、全部作り替えた方が良さそうだけど、そこまですると全く別の仕事になるのでしない。
中国大陸から里帰りした品々。有名な紋は武装解除時に主に日本側が削って跡形も無い。
油でやけて、黒く炭化したり、割れたり、欠けたり、凹んだり、中国側で変な塗装をされてたり、と痛ましい姿ですね。戦後は中国側がこれを使いましたが、いくら古い品とはいえ、丁寧に整備して、丁寧に扱ってたらこれほどボロボロにはなりません。
木部も金属もボロボロ。これをオリジナルに近い色艶に仕上げ直すのは、中々難しい作業ですが、それ故に意欲も湧きます。
パーツの接合部にわずかに残る、オリジナルの塗装。おそらく漆です。それにしても、ボロボロですね・・・。
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