2009年5月21日木曜日

作業準備ヨシ!

これは、私の使っているバンドソウの、電源スイッチの自作カバーです。下写真のテンションレバーに鎖で連動していて、レバーを上げるとカバーも上にあがり、スイッチを隠します。

テンションレバーが上がった状態、つまり、帯ノコ刃が緩んだ状態で電源を入れてしまうと、ホイルからノコ刃が外れたり、暴れたりで、刃にも機械にも、人にも優しくありません。
何度かそれを、やってしまったので、何とかならん物かと考えて、作ってみました。
この鎖は、浴槽の排水栓に付いているヤツです。レバーに穴をあけて、リングで繋いであります。レバーを上げると、鎖で白いカバーが上に引き上げられて、スイッチを隠しますので、未使用時の誤作動防止にも役立ちます。また、テンションレバーの状態が、一目で分かりますので、一石三鳥くらいです。我ながら、いいアイディアだなぁと、思いました。

工房で作業する時、このレバーの上げ下ろしする瞬間は、何となく気が引き締まります。それは、銃器の槓桿(こうかん)や、特殊車輌の作業レバーにも似て、男の子の心をくすぐる操作です。

工房長〜「一番、帯ノコ機、刃幅8㍉木工刃、高さ80㍉、挽き割り3本、作業準備!」
操作手〜「(復命復唱)作業準備ヨシ!」
工房長〜「テンションレバー下げ、安全確認!」
操作手〜「テンションレバー下げヨシ、安全確認ヨシ、一番準備ヨシ!」
工房長〜「電源入れ!挽き方始め!!」
操作手〜「(復命復唱)」〜「挽き割り3本、挽きオワァリ!」
工房長〜「電源切れ、テンションレバー上げ!」
      「操作手は加工材を持って、作業待機線まで前進!」

・・・なんて、口には出さないけれど、そんな気分で作業してたりして。

テンションレバーはそもそも、未使用時にかかるノコ刃の張力を緩和して、ノコ刃の寿命を長く保つ為の物(追記:ノコ刃交換の迅速化の為でしたでしょうか)、と認識していますが、その効果の程は良く解りません。ただ、付いてた方が、やっぱり楽しいなぁってのが、実感です。

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