テンションレバーが上がった状態、つまり、帯ノコ刃が緩んだ状態で電源を入れてしまうと、ホイルからノコ刃が外れたり、暴れたりで、刃にも機械にも、人にも優しくありません。
何度かそれを、やってしまったので、何とかならん物かと考えて、作ってみました。
工房で作業する時、このレバーの上げ下ろしする瞬間は、何となく気が引き締まります。それは、銃器の槓桿(こうかん)や、特殊車輌の作業レバーにも似て、男の子の心をくすぐる操作です。
*工房長〜「一番、帯ノコ機、刃幅8㍉木工刃、高さ80㍉、挽き割り3本、作業準備!」
*操作手〜「(復命復唱)作業準備ヨシ!」
*工房長〜「テンションレバー下げ、安全確認!」
*操作手〜「テンションレバー下げヨシ、安全確認ヨシ、一番準備ヨシ!」
*工房長〜「電源入れ!挽き方始め!!」
*操作手〜「(復命復唱)」〜「挽き割り3本、挽きオワァリ!」
*工房長〜「電源切れ、テンションレバー上げ!」
「操作手は加工材を持って、作業待機線まで前進!」
・・・なんて、口には出さないけれど、そんな気分で作業してたりして。
テンションレバーはそもそも、未使用時にかかるノコ刃の張力を緩和して、ノコ刃の寿命を長く保つ為の物(追記:ノコ刃交換の迅速化の為でしたでしょうか)、と認識していますが、その効果の程は良く解りません。ただ、付いてた方が、やっぱり楽しいなぁってのが、実感です。
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