2009年7月12日日曜日

ドラムサンダーの水平調整

以前作った「ザリガニ」の画報を描こうとしたのですが、一週間考えても、良い案が浮かばないのでやめました。代わりに、その前に作った「エビセン」の画報を描きますが、これはちょっと絵物語風に描きたいと思ってますので、時間が掛かりそうです。多少の資料集めも必要だし。

作りながら画報も考えて描く、のは大変ですが、好きな事ですから何とかしてみようと思ってます。「ヤドカリ」だって、描けんかなぁ、やめよかなぁと思いながら、描けたし。何とかなる筈だ。
ドラムサンダーのドラムの水平調整をしました。このつまみを、左右に回す事で、ドラムの水平を調整します。つまみは、両側のネジで固定されてますので、先ずこれを緩めます。
現在の、定盤とドラムの水平度を計るのには、ペーパーを一回取り外して、隙間測定定規など使って調べますが、手っ取り早く調べるなら、こんな風に板に墨付けて、軽く当てて手動で回転させてやると、大体の感じが解ります。ただし、板自体のソリも微妙にあれば、正確さには欠けます。それに、ペーパーが巻かれてあるのと、無い時との水平の度合いも、微妙に変化してしまう。
で、私はどうしてるかといえば、こうやって薄い板を左右の両端と、真ん中に差し込んでは、手に伝わる抵抗の感触で計ってます。実際に削る状態での測定なので、案外上手くいきます。
人間の手の感覚は、上手く使って、かつ、信頼してやれば、以外と役に立つものです。
ステンレスの水平定規を、材の対角線状に当ててみたところ。こんな機械で手押しの研磨ですが、まあまあ使える程に、平面が出てくれます。

機械ですし、所詮卓上型なので、どうしても癖は出てきますが、その辺は手押しの際に、伝わる手の感触で推し量り、研磨の向きやスピードを変えたりして、辻褄を合わせてやれます。ここでも、手の感触は重宝してます。

2 件のコメント:

のほほん さんのコメント...

手は最高の測定具なのでしょう。
ドラムサンダーは使えないと言う話も聞きますが、使いこなしの技が必要なのかもしれませんね。
草竜、とっても素敵です!私は緑のドラゴンも好きですよ!
ヤマドリさんの能書きが、また面白い!地を這うなら竜と言うのだろうか?など、疑問に思いながらも、ヤマドリさんのイメージの面白さに「なるほど」なんて思ってしまうのです(笑)
目玉の強烈さや奇妙な車、それに草竜の背びれ、オートザリガニの触覚?エビセンの脚?尻尾?などどれも想像外の創造で、ヤマドリワールドに引き込まれてしまいます。

ヤマドリ さんのコメント...

のほほん様、コメント有り難うございます。

ドラムサンダーは、日本の伝統的木工技術の体系の中には、入り難い性質の加工機械ですね。特に、針葉樹が苦手なのが、致命的かもしれません。
アマチュア向けの卓上型なら尚更、家具工作などには不向きと思います。磨き削りする機械ですから、始めから、研磨、研削加工が主体の工作の流れのなかで、使われるのが正解かと思います。

刃物加工が主体の流れの中では、基本的には、活躍の場はほとんど無いように思います。

草竜誉めていただいて、有り難う御座います。
昔から、大事にしていたキャラクターなので、こうやって日の目を見ただけでも、嬉しいです。神話伝説の裏舞台を想像して、作ったキャラクターです。