兵庫県の伊丹市の駐屯地に居た頃、北海道の部隊から移動してきた人の云うには、北海道より伊丹のほうが寒いらしい。そんな事は無かろうと思ったのですが、要は暖房設備の差に在るらしくって、暖房設備が中途半端な西日本の駐屯地は、寒いって事らしい。
そう云えば、冬用の防寒ジャケットなんて、支給されてなかった。唯一、警衛所に数着置かれてて、冬場の深夜の動哨(見回り)の時に、交代で着ていた。これはかなり暖かいジャケットで、自衛隊なのに、こんな暖かい服を着ていいのだろうか?なんて、恐れ多いほどだったけど、これは北のほうの部隊では、皆に支給されてた物だ。
寒ければ、暖房付ければいいのだけれど、暖房付けるにはちょっと・・・なんて思って、寒さを我慢してるうちに、どうにもならんってところでやっと、暖房付けたりするところが、北の隊員にはこたえるのかもしれない・・・なんて昔の想い出話で、お茶を濁してようやく本題に。
プラグカッターを使う時の治具。写真は、10㍉のカッターでイエローハートを刳り貫いた所ですが、刳り貫いた材をカッターから取り出すのに、下に置かれた丸棒付きの板を使います。丸棒は直径8㍉ですが、先端はやや細くしてあります。
カッターの真下に板を置いたら、そのままボール盤のレバーを下げて、カッターを降ろします。丸棒に材が押されて、簡単に中の円材が取り出せます。これが、材種によっては、焼き付いたりして中々取れなかったのですが、この治具使うと、簡単に取り出せます。解ってみれば簡単ですが、もっと早く気が付けば良かった。
取り出した円材。板の周りが赤いのは、治具の印。端材なのか治具なのか、ゴチャゴチャした作業場では判別付きにくいため、こうやって赤マジックで印を入れてます。それでも良く、何処に置いたか解らなくなりますね。
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