2014年6月14日土曜日

一世紀を超えて。

この数ヶ月、妻や友人の依頼の工作に励んでいます。今は下の写真のような骨董品のレストアを友人から依頼されてます。

これまでに続けて幾つかの貴重な品を直しましたが、これは特に珍しいので、ついブログでお披露目。
明治維新後の新政府が二番目に制式化したもので、名前は有名ですが、生産数自体が少なかった事もあり、国内外での確認されてる現存数は「極めて」少ないそうな。

これは残念ながら(当然ながら)無可動処理された骨董品。射てませんが、保存状態はかなり良いのでは、ないでしょうか。
 わざわざ本体に「明治二十二年制定」と刻印されてます。コウカンの、かなり無骨なのがいい。
 図鑑のこういう写真を参考に、無くなっている、上の木のカバーを作ります。
まさか、自分がこれに直接触れるとは、思わなかった。こんな風に構えて狙えるなんて思わなかった。これは先の方が重くて、他の物に比べて構え難い物ですが、開発過渡期の物であり、用法も今とは異なりますから、そういった事も含めて今とは違った視点で、当時の実情を鑑みて総合評価するのが、この世界の嗜みでは、ある。

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