またまた、銃床の削り直しの依頼。下が本物でクルミ製。上が昔の金属モデル用の銃床でおそらく桜材。本物でも桜材が多く使われたらしい記録はあるが、私はまだ実際に見た事は無い。
金属モデルは、改造が相次いだ為に私が子供時代には、もう非合法になってしまって、今は金メッキするか、亜鉛合金でお茶を濁すかしている。
亜鉛合金は経年変化でボロボロに朽ちていくので、やはり昔の金属モデルはコレクターの垂涎の的であろう。これも、その世界ではかなりのお値段だそうです。
今回のお仕事は、この銃床を本物に近くなるように、削って塗り直す作業だ。比べてみると形(仕上げ)の違いが良く解る。
機関部の比較。上が複製。下が本物。細かな違いは幾つもあるけれど、全体的に良く複製されてると思う。何せ、全部鉄で出来てるのだから、存在感は充分ある。当然だけど、どちらも実包の発射は出来ない。
外国に行って、お金を出せば本物も撃てるようだけど、私は戦後の日本に生まれた宿命を享受して、こうやって偽物でも満足するのだ。
自分の仕事も進めています。もう少しで完成するかな。
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