2010年8月14日土曜日

オチが付いた

スティールシティ社製の自動カンナを買いました。誤解を恐れながら、結論を云えば、マキタにしておけば良かったかなぁと、夢にも出て来ます。
*先ずは(解ってた事ながら)私の作業場にはデカすぎる!
*ヘリカルカッターの仕上がりは、左程奇麗とは云えない。カッターサイズ毎に筋もうっすら入ります。
*錆び止め用に、工場でカッタードラムにベタ塗りされたグリスが、どこからか吹き出して来て中々消えず、材がグリスまみれになる。(これは徐々に解消されるでしょうが)
*鼻オチが意外と大きい。カッターヘッドロック機構は、鼻オチ解消に役立ってるのか?
*カッターヘッドロック用のレバーが小さすぎて、作業し難い。

以上が、買ってすぐの感想です。
とっても落胆しつつも、当然ながら、何とかしようという意欲は、湧き起ります。
それで、いつもながらの、改善作業を施しました。細かい事は、サイトで報告するつもりですが、概要をちょっと、ここでも紹介します。
これは、入り口の送り用ゴムローラーの取り付け高さを、1ミリ厚のスペーサー挟む事で、少し上に上げてる所です。スペーサーは航空合板で作成。出口側のローラーはオリジナルのままです。これで、前後のローラー高さに1ミリの段差が生じます。何の為かと云えば、鼻オチの軽減の為です。

材の後端がこの送りローラーから離れると同時に、抑えられてた圧力が半減する訳ですから、材がその分少し浮き上がって余分に削られ、鼻オチが生じる物と考えました。

ので、前の送りローラーを少し浮かせて、圧力を始めから下げておけば、材の浮き上がりが少なくなろうと、期待してるんですが、これが効果あったのか、材の後端の鼻オチはほとんど出なくなった。
注)8月16日現在、このスペーサーは取り除いて、オリジナルの状態に戻しました。このスペーサーは、鼻オチ防止に左程効果が無いようですし、材の状態次第では、キックバックを誘発する恐れもあります。

材の先端の鼻オチの、最も根本的な要因は、私の考えでは、刃物が回転して、すくい上げて切削する時の、すくい上げる運動の作用で材が浮き上がり、余分に切削されるのではないかと、思います。

刃物が上から下に、押し付ける方向で切削されてたら、鼻オチはほとんど生じないような、気がするけれど、その方向では、実際には加工できませんね。
カッターヘッドのアソビは、二次的な要因のように思うんですが、どうなんでしょうか。

ので、送り始めの材の鼻オチが、根本的に解消されないのは、自動カンナの宿命かもしれない、なんて思ったり。違うかもしれませんが。
ロックレバーに、木でハンドルを作って、操作しやすくしました。
邪魔な天板を外し、手前から奥に、楽に手が伸ばせるようにしました。右側のサイドカバーも外して、作業性を向上させました。定盤を一体化して延長して、作業性を向上させ、材の前端の鼻オチを少なくさせました。

あ〜あ、つかれた、色んな意味で。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

折角買った木工機械に問題があると悔しいですね。私も同じような経験を木工旋盤でしています。WT-300を買って気に入らず、グリズリーに買い直してまた嫌になっています。
プレナーは私は日立のP100RFの中古品を3年前に購入しました。手押し付きで重量も200Kgくらいある昔の物です。10年くらい前のものですが13万でした。性能的には申し分なくこれ買って良かったと思っています。

たくどう さんのコメント...

たくどうです。
間違ってコメント匿名にしてしまいました。

ヤマドリ さんのコメント...

匿名のたくどう様、こんばんは。(笑)
コメント有難うございます。

グリズリーも、駄目ですか。他人のガッカリは、聞くとホッとしてしまいます。(笑)
私が買える程度の機械では、あまり過剰な期待をするほうが、無理なんでしょうね。
とにかく狭いので、独りで動かせない、重たい機械は置けないです。購入の条件を、100kg以下って、決めてます。

いつかは、何処か素晴らしい環境の所に、素晴らしい工房を築いて、素晴らしい性能の機械を、ドカンと設置してみたいです。

木工大好きなDr.ホッピー さんのコメント...

どうも、こんにちは・・・。

僕もこの機種を検討しましたが、アフターケア、サポート、部品供給、替刃の値段などなどの点で、マキタを選びました・・・。

そして、今、マキタ万歳です!

ちなみに、スティールシティーは、どんな音がするんでしょう?

ヤマドリ さんのコメント...

Dr.ホッピー様、こんばんは。
私もずっと、マキタ買うつもりだったんですが・・・。
まぁ、こうなったら仕方ない、スティールシティ万歳!

ところで、音、気になりますか?
気になりますよね、音。
何と云っても、それが売りですからね。
買った人だけが、知っている、この音。

・・・・秘密です。

・・・な事もないですが、他を知らないので、比べるのは難しいですが。

機械本体の駆動音は、1500Wのブラシモーターなりの音がしますね。これはどれも、概ね同じじゃないでしょうか。

例えれば、手持ちのベルトサンダーと同じくらい、とか、カーブの集塵機と同じくらいの騒音レベルとか、デルタの卓上手押しカンナを、少し回転数下げた時の作動音かな。ウルサイとまでは云わないが、静かって事でもない。

刃物の切削音は、キ〜〜ンって甲高い音は無いですね。ヂャ〜〜〜ンって感じでしょうか。駆動音のほうが大きいです。ストレスを感じる音ではない事は、確かです。

今は自分なりに改造して、やっとこさ、少しずつ愛着も湧き始めました。

でも、そちらのマキタと、交換してもいいですよ。(笑)