上のイラストは、ベルトサンダーで垂直に材を研削する時、削り終わりの部分ほど、研削カスが邪魔をして、垂直に材を削れない、の図です。極端に描いてますが、こんな感じだと思いますんです。
それで、テーブルを僅かに、斜めにしてやれば、真っすぐ削れるんではないかと、思います。
或は、更にテーブルを傾けて、材に逆のテーパーをかけて、コルク栓のようにすれば、埋め込み易く、密着し易かろうと、考えましたが、こんな事は当たり前でした。始めから考慮に入れてない私が、イケマセンでした。
なので、早速こんな治具を作りました。名付けてテーパーテーブル。テーパーテーブルの下は、テーパーの付いた下駄を付けてますので、手前に向かって、僅かに傾いているんです。角度は2〜3度くらいでしょうか。
右端に付いてる黒いのは、作業する右手の滑り止めです。ちょっと、テーブルが小さくて、載せる右手が滑ってしまうので、こんな物も付けました。
こんな感じで、少し傾いてます。これでケヒキ線に沿って円形を研削成型してみると、同径の穴に、軽くピッタリ収まりました。良かった良かった。もうこれで、怖い物は、無いぞ。
2 件のコメント:
削りかすが邪魔をして斜めになるとは思いもよりませんでした。ベルトサンダーならすべて垂直になるものだとおもっていたので、目から鱗です。
勉強になります。
Melonさん、こんばんは。
コメント有難うございます。
眼から鱗が落ちて、良かったですね。
ベルトサンダーの機械には、ベルトの後ろにフェンスが必ず付いてますので、イラストのように極端にベルトが膨らんだりはしませんが、結果は同じですね。
材を押し当てて、暫くじっと動かさずにしたり、微妙に横ズリしてやれば、概ね垂直にはなりますが、形を削り出す場合は、サッサカ動かしますから、そう云う訳にもいきません。
天地ひっくり返して、もう一度軽く当てて研磨すると良さそうですが、さにあらずで、その場合は、ラグビーボールのような湾曲した、切削面になります。
とは云え、微妙〜な違いなので、精密にする必要無ければ、普通にサッサカ削ります。
木工機械はルームメイトに似ていて、始めはエッ!て感じの人でも、付き合ううちに、お互い馴れてくるような所が、ありますね。
良く解らん喩えでした!
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