簡易担架の製作その2です。今回は上着を使った緊急処置的な担架製作ですが、この手のマニュアルには必ず出てきます。実際にやってみましょう。
上着の第1〜第2ボタンを外したら、 担ぎ棒になる棒を、服のそでに深く差し込み、写真のような前屈みになります。
補助者は上着の裾を裏返しながら、棒の方へ引き抜きます。
袖が棒に入ったまま、身体から裏返しに引き抜いた上着。頭がスムースに引き抜けられる様にする為に、上着のボタンを予め数個、外しておく訳ですね。
マニュアルでは、着装してる上着を引き抜いて、担ぎ棒を潜らせて作るのが定番ですが、そうしなければ、作れないって訳ではなく、写真の様に上着をそのまま、直接袖から棒に通して、裏返して作っても同じです。・・・この方が作り易く、早いかも(笑)。
大人を載せるには、最低3着は必要です。服のサイズや載せる人の体格にもよるでしょうが、5着も通せば充分でしょう。この方法の長所は、大きな面積の布が無くても、2本の棒さえ手に入れば、担架が作れる事ですが、極寒の真冬は、上着を脱いだ搬送者の体温低下が心配ですし、真夏の軽装(Tシャツ)では、強度が足りませんね。
それに、沢山の上着が必要、という事は、人間もそれだけ必要って、事ですね。担架は4〜5人で搬送するのが理想ですから、丁度良いのかもしれませんが、何となく、コストパフォーマンス?の悪い方法です。
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