災害ボランティア研修として、このような合同訓練に参加した。日赤、警察、自衛隊などが共同して行う(愛媛では珍しく)大がかりな訓練だ。
私らボランティア研修生の研修作業用テント。ここでボランティアの受付からマッチング、資材調達、活動報告などの一連の流れを再現して訓練する。日赤の医療用大型テント。「重傷者救護所」と看板が出てますので、おそらく難しい手術も出来るのでしょう。初めて間近で見ました。白い大型テントというのは、自衛隊色に馴染んでいる私の目には新鮮です。
こちらは一回り小型の日赤テント。野戦病院的な用途に使われる物と、想像してます。
訓練の性質上、こういうテントもありました。
入り口に前室のような物が付いてる大型テント。
民間ボランティアの私らの訓練は、特に緊張感無く進んでいきます。実は、主催してる福祉センター側に強い指揮統率力が無かった為に、我々の訓練は、途中で崩壊していき、ボランティアごっこにもならなかった・・・。
こちらは消防の特殊災害救護班?とでも云うのか、化学防護服を装着して訓練に当たってます。酸素ボンベ背負った上から、袋状の防護服を着ています。化学防護服としては一番能力の高いタイプ。
こちらは、上よりやや簡易な防護服みたい。液体系の化学剤に強そうな感じ。
簡易担架持って、救助活動に向かう隊員達。担架の向こう側に、患者役の女性が見える。
防護服内の無線機使って指揮所と交信しながら、救助に当たる隊員達。
自衛隊のヘリも傷病者輸送の任務で参加。
着陸、離陸とも重低音のエンジン音に、かなりの注目度でした。
化学防護服の隊員に助けられた被災傷病者。ストレッチャーのまま救急車に載せられて、救護テントへ運ばれる。
救急車から、救護テントへ。実際ではこの中で、手術が行われるのでしょう。
日赤の救急ヘリ。自衛隊ヘリよりは小型で、エンジン音も控えめ。このヘリの特徴は機体後部に大型の扉があって、患者はここからストレッチャーごと機内に搬入出来る。
患者を乗せて、飛び立つ日赤救急ヘリ。
抜け殻になった、化学防護服。
ところで、先にも書きましたが、我々ボランティアの訓練は、途中で頓挫して、消防の訓練展示の観覧に変わってしまった。お陰で、上のような写真も沢山撮れたのですが、自分たちの訓練が出来なかったのは、問題であった。
加えて、現実の災害時でも、こういう事はざらに起こると、思われる。各組織の方針や能力の違い、各個人の考えや経験の違い、そういった異なる要素が、何の擦り合わせも無く突然絡み合いながら、混乱の中で運営される訳だから、混乱は必至だ。
国家、自治体、共同体、グループの力も大事だが、しかし、基本的には自分の身は自分で守るのが原則である、という事を改めて強く思った。
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