2015年5月6日水曜日

ナカヤ式射的銃射撃精度向上の参考。

ナカヤ式射的銃の記事補足です。銃自体には満足してるんですが、あまりに弾の軌道が滅茶苦茶すぎます。何とかならないかと考えた末、弾の形状を工夫すれば改善されると思い、幾つか試してみましたら、中々良い結果が得られましたので、ここでご紹介しておきます。以前の記事はここをクリックで参照。

使用するコルク弾はナカヤ製の純正品です。そもそも、その形状からして空気抵抗に対する配慮がありませんから、そこを改善するのが一点。

それから、形状がイビツな円なので、銃口に詰め込む時の「詰め込み抵抗」が銃口内に対して一定でなく、ホップが偏ってかかり易い状況ですから、抵抗の均一化を図るのが一点。
 先ずは、詰め込み抵抗の均一化。コルク弾の裏に、6ミリ系のドリルで深さ7〜8ミリの穴を開ける。銃口に詰め込むより少し先まで穴を開ける事でコルクの反発力を弱め、抵抗の均一化を図るわけです。

ここで注意すべきは、コルク内に無数に空いた入り皮の穴です。深くドリルを入れすぎると、中の穴と繋がって空気が漏れてしまう原因になる。そうなると弾は発射しません。
 次に、弾の先端のエッジを削る。コルクは柔らかすぎて、切る前に欠けてしまったりしますから、良く切れる刃物で慎重に切りましょう。
 形がいびつにならないように、中心に基準となる円を書いておけば作業しやすい。
 カッターであらまし削ったあとは、サンドペーパーで丸くします。左が加工前、右が加工後のコルク弾。
 裏側。穴系は6ミリが一番良いようです。5ミリだと硬過ぎ、7ミリだと柔らか過ぎ。
 コルク素材の入り皮の具合は個体差が激しく、穴あけや削りを入れるうちに、入り皮の隙間が貫通する場合が良くありますから、幾つか使えない物が必ず出来る事は、了承しておいてください。
弾詰めした所。こうやって加工した弾のうちでも、真っすぐに飛ぶのもと、飛ばない物が出てきます。元々の弾の形状や入り皮の個体差が激しいので、致し方ありませんが、三分の一くらいは概ね真っすぐに飛ぶ様になると、思う。

その内の更に具合のいい物になれば、約8メートルの飛距離のうち、3〜4メートル先の直径30センチ円内の集弾性能を、コンスタントに得る事が出来ます。

普通にエアガンの世界で考えれば、全く評価に値しない性能ですが、普通に射的銃の世界で考えれば、驚愕の?性能だと思います。

ただ単に、コルク弾が銃口先を真っすぐに飛んで行く様を見るだけでも、感動するものです。

ただし、こうやって作ったマイ・コルク弾を持って射的屋さんに行っても、射たせて貰えないと思いますし、そんな無粋な事は是非控えていただこうと、思います。

2015年4月26日日曜日

玩具の他のヤマドリ

最近は玩具より、他の工作が多くなってます。古銃のリメイクも評判が良くて、中々終わりがありませんが、他にも色々と作ってます。

私の小さい妻が糸つむぎや機織りに夢中で、その道具を良く作ってます。板杼(いたひ)などは、妻の織仲間の方々のぶんも要望のサイズで沢山作ってます。
最近作った、つむぎの道具。これは糸車で紡いだ糸を、木の枠に巻き付ける道具。妻の要望で、持ち運びし易いように分解組み立て式にしてある。
木の枠を付けたところ。車を回すベルトは、ボール盤で使ってた古いゴムベルトを流用した。木枠に巻き付けた糸は、木枠ごと蒸し器で蒸して撚りを固める。
撚りを固めた糸は、今度はこの糸巻き機に巻き付けて、一定の長さの束にする。突き出てる棒の位置が変えられるように作ってます。一巻き長さ1メートルから、1・5メートルまで、10センチ間隔で調整出来る。
カウンターが付いてるので、回転した回数×一巻きの長さで、全長が割り出せます。ハンドルは金具で簡単にフリーに出来ます。どちらの回転軸にもベアリングが2個使われてる。
こちらは娘の為に作ったトレース台。既製品のトレース台を買ったけれど、盤面がアクリル樹脂で柔らかいのが気に入らなかったのと、スイッチが鉛筆持つ右手側にあるのが使いづらかった(スイッチは左手で使えるようにするべき)ので、ガラスの盤面で自作しました。

昔、自分用に作った時は蛍光灯を使ったので、放熱のため高さがある程度必要でしたが、今回はLEDですから、熱の心配がほとんど要らず、薄く作る事が出来ました。LED照明は本当に便利です。

あ〜、そろそろ玩具もしっかり作りたいと、思います。

2015年3月20日金曜日

プロクソン社製ミニサーキュラソーテーブル随想。

今年は自宅兼工房を建てよう!!と一念発起したものの、土地購入で何度も躓いてしまって、中々前に進みません。大きなお金が動くので精神的疲労も多く、ついでに娘の進学準備でドタバタしたり、風邪ひいたりと、肝心の玩具製作が上の空で宜しくないとは思うのですが、ともかく今は自宅兼工房を建てる頭で精一杯です。

ブログも進みませんが、こういうときですから昔の機械を振り返って、ご紹介してみます。
プロクソン社のミニサーキュラソーテーブル。小型卓上丸ノコテーブル。15年前くらいに初めて買った木工機械。使うノコ刃のサイズによるけれど、基本的に10ミリ未満の厚みしかカット出来なくて、そこに不満を感じたのが、木工機械購入連鎖の始まりだった。

今は丸棒のカット専門に使っています。ので、丸棒を正確に素早くカット出来るように、改良してある。本体左に貼ってる黒い物はマジックテープ。マジックサンダーを貼付けてエッジを研磨する時に使います。
サイズが解りやすいように、アルミテーブルに5ミリ間隔でカッターで筋を入れてある。フェンスには両面テープでスペーサーを貼付けている。
これはガイドを使った、40ミリカットの場合。カット前は材がスペーサーに当たっている。
カットが始まると材とフェンスの間に隙間が出来る。これでカットされた材がフェンスに挟まれ、ノコ刃にはじかれて飛ぶのを防ぐ。こんな小さな機械と材では、材が飛んでも探す手間が増えるだけですが、大きな機械だと大ケガの元になりますね。

飛んだ材を探す手間を無くすのも、量産する時は大事です。
自作ガイドの使い方。先ほどのフェンスを基準にカットする場合と、短い物はフェンスに付けたメモリでカットする場合と・・・
さらに短い材を安全に、定尺でカットする場合は、ガイドインガイドを使う。ガイド上をスライドさせると、下にメモリが現れる。ガイドがテーブルの役割も果たしながら、安全正確にカット出来ます。
こんな構造。オリジナルのガイドのパーツを使ってます。15年使い続けてここまで進化したガイド。
実は同じ物をもう一つ、持っている。これは薄板の縦切り専用の機械。右に突き出てるのは集塵口。この機械専用の薄い刃は曲がりやすく、正確な縦切りに向かなかったが、後年チップソウ付きの丈夫な刃が販売され始めたので、ようやくまっすぐに板をカット出来るようになった。
縦切り特化なので、フェンスも長く付け足している。
安全のために、専用の送り棒も自作。主に黒檀やカリンなど、硬木の薄板カットに使っています。
思えば一番古くから手元にある機械。私の玩具製作には欠かせない道具になっています。今はモデルチェンジして、外観が少し変わっていますが、小さいながらも息の長い、良い機械だと思います。

2015年2月20日金曜日

手押しカンナ+自動カンナ=ドラムサンダー

ドラムサンダーで手押しカンナ盤の仕事をする。加工するのは長さ1メートルちょい、幅20センチくらいのブラックチェリーの荒材。
 そのまま、定盤の上を滑らせて、80番手のペーパー付けたドラムでザクザク研削する。手押しカンナの刃と定盤の位置が逆になってると思えばいい。定盤の平面とドラムの水平を基準に材が削られるので、材が反ってる場合は材の保持を工夫する。
 材の片面にある程度の平面が生まれたら、ひっくり返して、今度は自動カンナ盤として使う。全体が平面になれば、もう一度裏返して最初の面の残りを削る。
 あまり大きい材だと、手だけでは扱い難くて大変ですが、これくらいの平面には加工出来る。定盤が長い程、材が安定するので、今度、長めの作業テーブルに機械を直付けしてみようと思ってる。
 これくらいのサイズのテーブルなら、60センチ前後の材が一番扱いやすい。
 加工したところ。80番手のペーパーなので研削傷は大きいですが、自動カンナの刃物で切削しても、ナイフマークは残るので、仕上げが必要なのは同じと考えれば、自動カンナの代用機械として十分役に立つのでは、ないでしょうか。
 まあまあの精度で、平面がでています。
 材が削られる様子。自動カンナ盤と同じ仕組みですが、私のは材抑えのローラーを外してるのでで、鼻落ちしません。長さの制限もほとんどないし、逆目ボレもありません。加工スピードが刃物に比べて圧倒的に遅いですが、刃物機械独特の加工時のストレスはありません。手送りなので、微妙な加減が効きますが、大きい物を扱うと、腕がかなり疲れます。
 平面出しの他に、直角出しも出来ます。先ずは材の平面出し。
直角出し作業の治具。 送り板に、直角にフェンスが付けてあります。
先に平面出した面を フェンスにクランプで固定する。これは手押しカンナのフェンスと同じ役割をする。このまま板を送って削れば、直角な面が生まれる。
 削ったあと。直角です。
加工した材をランダムに積んでみました。どれも平面、直角に削られてますから、積み上げてもテーブルと材とは直角を保ってます。

大きな手押しカンナや自動カンナ盤があれば、全く必要ない事ですが、刃物加工する場合でも、先にドラムサンダーで概ねの平面と直角を出しておけば、作業しやすい事もあるのではないかなって、思う。特に、荒材の加工は刃物を痛めやすいのではなかろうか。

刃物機械よりも静かでストレスが少ない事は、夜中に町中で木工をするアマチュアにとっては、大きな利点ではある。

他にも、治具を使って、様々な加工が出来るドラムサンダーは、全く便利な機械であるという事を、ドラムサンダー愛好家として最後に主張しておきたい。

2015年2月19日木曜日

ドラムサンダーの工夫。

パフォーマックス社製(現在はジェット社製)のドラムサンダーを愛用しています。一番小型の卓上型1馬力モーターですが、パワーに不満を感じた事はありません。

ただ、卓上型の宿命か、送りベルトの定盤が鉄板のプレス製なのと、抑えローラーの調整が微妙で、仕上がりの平面精度に難がありました。ので、ベルトシステムを捨ててMDFでテーブルを作り、手で材を送る方式にしてます。
この機種は以前にオフ・コーポレーションさんでも、馬力と価格を下げて販売されてましたが、人気が無かったようで、すぐに取り扱い停止になったのは、個人的に残念でした。

馬力はオリジナルのまま、1馬力はあった方が良かったろうと思いますが、それ以前に一般的な木工ではあまり出番が無いのが、人気の無さの原因でしょう。

しかし実は、使い方次第で多彩な作業で活躍出来る事は、もしかしたら日本ではあまり知られてないかも、しれない。
ドラム加工幅が25センチですが、ペーパーを挟む部分はやや段差が生じ、加工精度が少し落ちますから、実質20センチで考えた方が良い。
ところで昨年末頃、作業中に、ドラムを支えているアームが急に脱落しました。アームはハンドルの付いた台形ネジをまわして上下させますが、そのネジ山が摩耗して切れてしまったのです。

買った当初からの心配が現実になって、ちょっとショックでした。ネジは鉄製ですが、アームはアルミ合金なので摩耗に弱いのは想像つきます。
螺子山が切れたアーム。こんな小さな突起部分だけで、重たいドラムとアームの重量を支え、かつ激しい回転摩擦を受けてるのですから、壊れて当然。何故ここをもっと丈夫に作らないのか?

結局、購入先のテクノトゥールズ社にメールして、パーツを購入しましたが、3万円ほどかかりました。お金で解決出来たのは良かったですが、痛い出費です。メーカーはこういう儲けを予定しての、構造なのかなって勘ぐったりもする。
それで、次は同じ徹を踏まぬようにと、アームを補助する細工を施しました。木片にきつめのネジ穴を開けて、台形ネジを通してネジ山をつくり、そのままアームの保持板に固定します。
台形ネジを支えるネジ山の数が、数倍増えましたから、アームのネジ山にかかる負担もかなり減るのではないかとおもう。これでおそらく、ネジの寿命も飛躍的に伸びるだろう。
送りベルト機能を捨てて、手送り式にしたので、小さな材は写真のような送り板にのせて送る。材の厚みに合わせて何種類か用意してある。

これで厚み出しや表面仕上げなど、自動カンナ盤のような作業が出来るが、その他にも(手送り式にした事で)手押しカンナのような使い方も可能だ。つまり、材の平面出しと直角出しの作業が行える。その辺の詳しい内容は次回。

2015年2月15日日曜日

よいしょと持ち上げて。

ようやく作った。他の用事も入ったりして、完成までちょっと間があいた。
 タイヤが4つあるのに、転がして遊べない意地悪な玩具。愛すべきデザインには何処か欠点があるほうが、ワビサビがあって良いものです。
 転がらないからといって、遊べない訳では無い。ちゃんと手で掴んで押してやれば転がる。
現代の野砲は大砲自体にエンジンが付いて、自分で走って陣地移動出来るが、昔は砲架をよいしょと持ち上げてから、人間か馬か車輛で移動するのが当たり前で、そんな当たり前な玩具を作ってみました。

2015年1月25日日曜日

作りたい形。

作りたい形が次々浮かんでくるのは、物を作る上でとても有り難い事です。それが無ければ途方に暮れてしまうでしょう。
言葉では全く説明出来ませんが、こういった形に魅力を感じて、製作意欲も湧きます。我ながら不思議です。単純な形ですが、ラフは沢山描きますし、何度も線を引き直しますから、何時間もかかる時もあります

2015年1月24日土曜日

ラフで中断。    

忙しさにかまけて、作品作りをついつい先延ばししがちなこの頃。敢えて新作をどんどん考えていかねば。ちゃちゃっとデザインして、ちゃちゃっと作るつもりでしたが、なかなか思うようにはいかず、今日はラフで中断。
世間の出来事を全く知らないのは宜しくないけれど、基本的に他人の騒動でしかない、自分とは無関係な多くの出来事に、情緒的に巻き込まれてしまうのが、テレビなどの音声と映像でドラマチックに色付けされ、意図的に編集されるニュース番組の弊害だろうとは思うが、今はネットで出来事の概略だけを、文字情報だけで知る事が出来るのが、便利な事だと改めて思える。

2015年1月20日火曜日

端材で丸棒。

 こんなウォルナット端材を、厚み35ミリくらいに切断。
プラグカッターで次々と、底を少し残してくり抜いて、
バンドソーで底をカットして、丸棒(5ミリ)の完成。

使い道の無さそうな端材は、こうして丸棒用の材にしてます。40ミリ以上の長い物は作れませんが、ほぼ均一な円でくり抜けます。カッターの刃がくたびれてくると、丸棒の肌が荒れてしまいます。

2015年1月18日日曜日

デモナイ

こういう作品を作った。何って訳でもありませんが、自分では気に入ってます。
白木でも、カラーインクのスタンプ押してやれば、木の色彩感が引き立っていい感じだ。
何の役にも立たないけれど、満足感一杯の作品です。

2014年12月30日火曜日

やめません。

クリスマスまでになんとか、委託販売のお店の私の玩具ブースに、自作の棚を設置出来ました。小さな家族総出で棚と商品を運んでディスプレイも完成、の写真。

来年度は、ちゃんとした工房を建てる計画が進行中です。そうなれば、ヤマドリ工房の屋号をお天道様の下で堂々と名乗れる事でしょう。

駅前デパートでも常設展示販売していただけるそうで、それの準備も進めたいと思っています。

来年度はかなり変化の大きな年になるでしょうが、やる事は変わらず、地味にゆっくり堂々と、木製玩具作家の道を歩んで行きたい。

木製玩具つくりは、死ぬまで決してやめません。

2014年12月4日木曜日

杉板は、いい。

作品展示販売用の棚机を製作中。もう、何でも自分で作ります。

材は主に建材用の杉板。昔はよく、杉の足場用板など使って、棚や家具みたいな物を作ってましたので、その応用です。ちなみに、家の床も杉です。傷が最高に付きやすいですが、暮らし心地も最高です。

机の足に丸い穴がいっぱい付いてるのは、重量軽減の為の細工です。あれこれと、寄り道してだいぶ遅れてしまった。急いで作らねば。