2009年6月5日金曜日

当たり前な結果

スリーブレスサンディングドラム(SSD)の研磨状況。120番手、300Wボール盤3600回転、ストローク無しで、約30秒間、ハードメイプルの木口面に、押し付け研磨(研削)しました。

こういったドラムは、基本的には1800回転以下で使うように、メーカー側の指示が書かれてます。その理由は、この写真を見ていただくと解り易いですね。材は焦げ、基材も破れてしまいます。おまけに、ドラムのクッション材の、溶けた物もありました。実際の作業では、ここまで執拗に焦がしませんが、木口面に焦げが付き易い事には、悩まされてます。

結局のところ、スリーブ式のドラムサンダーが、研削量、研磨面共に良好であったという、大して面白くない結果が出ました。詳しい事は、近々にウェブサイトのほうで、まとめて記事にしますが、スリーブ式以外で、良い結果を期待してた私は、ガッカリでした。

基本的に、3600回転なんて速度が、間違ってるのかもしれぬと、スリーブ式ドラムサンダーの25㍉径120番手で、1700、2400、3600回転と、それぞれ木口面を削り比べてみましたところ、
・1700回転〜研削面は奇麗だけれど、研削量は少なくて不満。
・2400回転〜研削面は奇麗で、研削量も概ね良好。
・3600回転〜研削面には、やや焦げが付くが、研削量は良好。
という結果になりました。
120番手の場合、研削量が勝負の番手ですから、わたしはこの場合、3600回転を評価します。
実験で使った他のドラムの、ここまで焦げの付く理由は、回転速度(研磨速度)もそうですが、ドラムの周長が短い為の、研磨粉と熱の排出が極端に悪いせいだと、思います。ドラム径が大きい方が、焦げが付きにくいのは、焦げの原因が研磨速度に限らない証拠です。

さて、120番手で快適に研削し、320番手でさっさと仕上げる、なんて手順に至るまでは、まだまだ研究の余地があるようです。

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