2009年6月7日日曜日

タイヤの製作

タイヤの製作。バンドソウで切り抜き、ベルトサンダーで成形した部材を、ボール盤で回転研磨して仕上げます。回転数は3600回転。
研磨材の番手は、写真の180番から始めて、
220、320、400、600、800、1000番の順です。このうち、赤い色の数字の番手は、不織布の研磨布を使ってます。

以前は、研磨傷の残る割合が多く、やり直しも多かったのですが、沢山作ったお陰でしょうか、最近はどれも奇麗に仕上がってくれます。ポイントは、
1,軸穴を正確に開ける事。軸穴が中心に無いと、回転がブレて、磨き残しが出る。
2,面倒でも、細かく番手を変えながら、研磨する事。
3,最初の180番手で研磨傷を付け過ぎないよう、ソフトに当てる事。
などです。

デバイダーや、コンパスで描いた円なら、正確な中心がマーキングされます。
円定規などで描いた円をカットして、中心を出す定規で中心探す方法も、ありますね。
一番簡単にタイヤを作るなら、丸棒をカットする方法があります。
比較的大きな円なら、バンドソウで、治具を使って切り出す方法もある。

玩具作るなら先ずは、自分の求める円の製作を、クリアーしなければならない。

円カッターは、10㍉前後の小さな径は良く使いますが、大きな物は、私は使いません。
削り出す円より、削られる部位のほうが、大きい感のある円カッター。
使い易い材や厚みなど、意外と条件を選ぶように感じます。
黒檀で作った、ホイールのはめ込み。少しきつめのサイズで削り出してあります。
瞬間接着剤で接着。上に合板当てて小槌で叩き込みます。黒檀の縞模様と、タイヤの木目を合わせて嵌め込むと、奇麗ですね。
ミネラルオイルで塗装します。筆にたっぷり付けて、塗り込みます。右半分が塗った状態。塗った後は、ウェスで乾拭き。濡れ色に艶がでますが、艶はすぐ引いて行きます。1年もすると塗ってない様な様子になりますが、水をつけると、ちゃんと弾きます。

ミネラルオイル塗った製品を、紙の上に置いたりすると、紙にオイルのシミが出来ます。これは、量にも依るでしょうが、ひと月くらいは要注意です。基本的に乾燥しないオイルです。それが、欠点と言えば、欠点です。

0 件のコメント: