2009年9月26日土曜日

寿命を削り

ヤマドリオートの新作を製作中。もうちょっと、手の込んだデザインの玩具を考えてたけれど、まとまらなかったので、ここは無理をせず、取り敢えず単純なヤマドリオートの新作に、手を付けました。

単純でも、木の玩具ならではの制約は付いてきますので、作れる形までまとめ上げるのは、意外と難しいものです。

それに単純なら尚更、深夜まで時間を潰し、寿命を削り、貯金を減らしながらも、作る価値のある物かどうか・・・と云う事が切実になってくる。完成して一晩置いて、翌朝見た時に落ち込んでしまうのも、悲しいものです。

私は何故か、トイレで座ってる時に、一番落ち込んでる場合が多い。あそこでは妙に落ち着いて、色々と考えてしまうせいか?
研削作業の工夫。バンドソウでカットし刳り貫いた、角面の削り出しをし易くする為に、角毎に斜めの切り込みを少し、これもバンドソウで入れてあります。
ベルトサンダーで、墨線に沿って研削する時に、ベルトの縁に、材が干渉しないように、この切り込みを入れてあります。以前は小径のドリルで貫通穴を開けてましたが、ここは完成後は隠れるところなので、この場合は、バンドソウで済ませた方が早い。

実際にこういった形の研削をしてみると、解るのですが、この切り込みが無いと、ちょうど角の所の研削が、やりずらい。
研削し終わった部材。切り込みがないと、ここが丸く残り、嵌め込みパーツの角と干渉し易くなって、迅速な作業の障害になり易い。ちょっとした事ですが、私には大事な作業のコツです。

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