2009年9月12日土曜日

電車の修理工場

これは、4年くらい前に、娘が昔通ってた幼稚園に寄贈した、電車の玩具。長さが14センチくらいの、小さな玩具です。私の妻が読み訊かせの会で、今でもその幼稚園に時たま通ってますが、この電車が壊れたので、修理して欲しいと、私の所に戻って来た次第です。

さて、車輪の軸が見事に抜けてますね。丸棒を穴に突っ込んだだけでは、たとえ接着剤を流し込んだとしても、強度は保てません。もっとも、大人に上品に、コロコロ転がす分には、問題ないのでしょうが、幼稚園児のハードな遊びには、耐えられないという、良い見本です。

これは、車輪から作り直すつもりです。何にしても、良く遊んでくれて、有難う。壊してくれて、有難う。
奥に写ってるのは、サイズを変えて、後で作り直したもの。ここで見ていただきたいのは、車体に赤の帯で使った、パドゥックの色が、紫外線で全く別の色に変色してる所です。作り直した奥の方は、陽に当ててないので、まだ鮮やかな赤ですが、手前のは幼稚園で、陽に当たったのでしょう、見事に黒紫に変色してます。この部分は、次はカリンを使って作るつもりです。
車輪の問題をどうするか、と云えば、結論は既に出ておりまする。こうやって、ダボを車軸に打ち込んでおくのじゃ。写真のはネコ車での作例。手間はかかりますが、外れるとハッキリ解った以上、しないといけませんね。

良かった所。
車輪はともかく、他の部分は全く壊れてません。本体の貼り合わせ、円形パーツの埋め込みも変化無く、ミネラルオイルの艶も、子供達の手の油と相まって、残ってました。
汚れの付着が目立ちましたので、写真を撮った後、濡らしたタオルで汚れをゴシゴシ、拭き取りましたが、ツルツル感はほとんど損なわれてませんでした。

こうやって、過酷に遊んでもらって、その結果を見るのは、何より勉強になって、嬉しいです。だいぶん嬉しかったので、お返しする時にまた、他の玩具も追加で寄贈しようかなぁなんて、考えてます。

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