たぶん、10年以上前から、陸自の個人装具が、盛んにモデルチェンジされてきてますが、背嚢だのサスペンダーだの、銃の負い紐に至るまで、色んな装具にスポンジパッドが付くように、なりました。
陸自は米軍の装備の影響受け易いので、その為かもしれませんが、これが私には、有り難迷惑な配慮でした。アメリカ人のような大柄な人には、良いかもしれませんが、細身な私には、身体中に座布団くっ付けてるみたいで、うっとおしいったら、ありゃしない。
それで、サスペンダーの肩の所に、分厚いパッドが付いてるもんだから、銃を肩付けに構えると、パッドが邪魔して、しっかり固定出来なかったりする。なので、射撃検定の時は、パッドをわざわざずらして、肩付けに構えないといけない。
じゃあ、戦闘の時は、どうすりゃいいんだろ。パッドの位置が気になって、戦闘どころではないけれど、もう私にはその心配は、要らなくなったから、どうでもいいか。
これがまた、民間のバックパックにも飛び火して、どれもコレも、肩やら腰やらが、モコモコしててうっとおしい。何でもかんでも、パッドを付ければ良いってものでは、ありません!
・・・と、云いながら、私は機械に、スポンジパッドを付けてしまいました。手前のと、奥の緑の機械の角に付いてるのが、それです。
ここに、自分のオデコを当てて、やや体重かけて使います。そうすると、首や肩が楽ですし、加工材に対して楽に、眼を近づけたまま、作業が出来るんです。もはや人馬一体ならぬ、人機一体ですね。
構造が共産圏の戦車帽のパッドみたいです。すぐ兵器の話題になって申し訳ないですが。
戦車の中は狭く、おまけに金属部品で一杯なので、戦車帽のクッションは無くてはならないのですが、あれはもう一つ、理由があって、車内はエンジン騒音でウルサイので、車長からドライバーへの指示(指導)は、頭部への蹴りで代用される事が多いそうな。(本当)
なので、車長の蹴りから、ドライバーの頭部を保護する為の、クッションですが、西側諸国の戦車帽が硬質なプラスチックが使われてたのに対して、東側の戦車帽がクッション付の革製が多いのは、西側の戦車長の靴のほうが丈夫だったから・・・なんて話しは、ウソです。
4 件のコメント:
古今東西、衣食住をはじめとする様々な分野において、デザインはその役目を果たしています。木工工具も同様。プロダクトデザインという分野で、使いやすいデザインと同時にその美しさも評価する昨今のデザイン事情。
そんななか・・・・気になるのが自衛隊の世界です。
今日の戦車やら銃、その他装備品について、機能から成る美しさ(機能美)は理解できますが・・それ以外に「これはあきらかに装飾では?」「機能よりも審美を重視しているのでは?」そんなモノって、自衛隊の世界でもあるのでしょうか?それとも高倉健や菅原文太のように無骨な世界?全く知らない未知なる世界。陸上自衛隊。ウ~ム。気になります。
*久しぶりのコメントなので文が硬くなってしまいました(苦笑)
fujita様、こんばんは。
コメント有難う御座います。
そうですかぁ〜、気になりますかぁ〜、困ったなぁ〜。
見た目優先って事を、感じた事は少ないですね。
昔はむしろ、もっと格好良くしておくれ〜って思ってました。
最近は、機能と見た目のバランスが取れている気がしますが、これの転機はたぶん、カンボジアPKOあたりからだと、思います。
諸外国に「見られる」事を、強く意識しだしたのだと、思いますよ。それまでは、ワーカーズショップの商品を、緑にしただけって雰囲気でした。武骨というよりは、そこつって感じ。
これは(推測ですが)、自衛隊から極力、軍隊色を取り払いたいという、意識の現れだったんでしょうね。
意識的、自虐的に、格好悪くしているとしか、思えないくらい、格好の悪い物でした。(今は逆に、それが懐かしかったりします。)
昔の陸自の制服など、「これは何色?」って感じの、灰色とカーキを混ぜたような、色とは云えない色の制服だったです。今ははっきりした、濃緑色で、まぁまぁ見れたもんですが。
その制服と一緒に支給される官品に、白のU首シャツに、白のステテコもありましたから、「自衛隊って、オジサンかぁ」って、訳解んない納得をしてました。
格好より、中身が大事ですから、上下迷彩服の新兵よりは、Tシャツ短パン、サンダル履きのベテランのほうが、より戦力になるのは、当然です。
しかし、ベテランを皆、Tシャツ短パン、サンダル履きで戦わせるとしたら、集団の統制がとり辛くなるでしょうね。そう云った意味では、職業意識の向上の意味でも、格好もまた、大事だと思います。
書いてたら、きりがないですね。
あんまり書くと、くどくなって、お腹壊しそうですから、時々前菜かわりに、小出しに記事にしてみます。
仕事でものづくりの企業さんと面会する場面がが多々あり・・・作り手のデザイン。使い手のデザイン。その他(第三者に伝えるデザイン)のバランスが気になった次第。
そんななか自衛隊話はすごく興味があり、今回のコメント(特にヤマドリさんの推測の部分)で「あっ!そんな視点もあるのか!!」と納得。
まずは、前菜を大変美味しくいただかせてもらいました。次のメニューが楽しみです!!
hujita様、こんばんは。
私は、料理するのは好きですが、名前のついた料理は、作った事が無くて、大抵はオリジナルの「何とか風」です。
同じく、固有名詞使って会話するのは苦手ですが、イメージで話すのは好きなので、「何とか風」な味付けで、お届け致します。
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