2011年12月17日土曜日

追撃戦終えてオヤツ

仕事終わってすぐ、山岳機動訓練する事にして、家に帰って隊員Aに伝えた。今回は、2リットルの水入りペットボトルを各自2本、リュックに入れて背負う事にした。ので、自衛隊の64式旧小銃とほぼ、同じ重さの約4kgです。

寒さ対策に、それぞれに着込んでから、急ぎ家を出ましたが、もう外は真っ暗になっていました。いつものように無灯火で、山の裏道を進んで行きます。

荷物は重く無いかと、隊員Aに訪ねましたらば、毎日背負ってる中学校の背負いカバンほどには、重く無いなんて答えてる。ああ、そうか、学校のカバンは重いよなぁ、大変だねぇ毎日、なんて、納得する隊長。

登って下って登って、約1時間も歩いた頃に、状況を入れてみた。杖の竹で地面を打って、発砲音を数発。

「発砲音、地面に伏せろ!」ってな感じで、隊員Aには、上り坂路の脇の土手に、隠れ伏せさせる。「伏せたら直ぐに、匍匐で場所移動!」と命じると、お尻を突き出してヒョコヒョコと、可笑しな格好で匍匐してるので、竹の杖の先を振って、隊員Aの頭の上に弾道を作りながら、「ペッタリ地面にくっつかないと、弾が当たるぞ〜!」と、楽しそうな隊長。

「不審者は発砲をやめて、逃走中!」と、状況が変わり、「ヤマドリ警備隊は、これより追撃戦に移る!」として、坂道を二人で駆け上がった。「急がないと、敵は逃げるぞ〜!」

ところが、隊長の方が直ぐに息切れして、追撃戦は頓挫してしまった。仕方が無いので、警備隊は小休止し、簡易オヤツで栄養補給を行った。
追撃戦に頓挫して、意気消沈しながら食事中の隊員A。

それにしても、「何でこんな事しなきゃ、なんねぇんだよ〜」とか、「かったるいから、行きたくねぇよ〜」とか、そういうセリフを、アナタは何故云わないのか?と、隊員Aに訪ねましたら、「別に不満は無いし、そういう乱暴な言葉は、使いたく無い」そうな。

「それは良いお心掛けじゃ」と、感心する隊長。「良い躾をされたアナタのお父上は、さぞやご立派な方なのでしょうなぁ。」と、隊員Aの父親を誉めてやったら、「うん。」なんて云ってた(笑)。

最近は、娘を全力で叱りつける時もありますが、そう云う時の私の口調は、いつもと違って乱暴で汚いヤクザ言葉に変わるし、敢えて変えている。だから余計に、乱暴な言葉など使いたく無いと、思うのかもしれない。親はある場面では、反面教師の役目も必要かもしれない。

その時は手も出るし、時には足も出る。全力で叱るので当然だ。世の中には、こう云う言葉や暴力も存在し、使われているのだ。私の娘だけには使われない、という甘い世界は無い。いつ何処で、他人から娘に対して、使われるかもしれないので、先ずは私から使ってやるのが、優しさってもんだ。

頭の先から足の先まで全部使って、娘を全否定して叱ってても、娘はとにかく目線を私の目に当てて、逸らすまいとしているのが解るので、そう云う所は偉い。

だから、偉いなぁと思った所は、叱ったあと直ぐに誉めてやると、もう娘はニコニコして、屈託ない表情をしてるのが、実は彼女の方が一枚上手なのかなぁ、なんて思うのです。自分の子供の言動を、直ぐに良い方に解釈してはイケナイのだ(笑)。

0 件のコメント: