娘の彫刻刀を、研いでやった。
娘は学校の授業で、小箱の彫刻をしている。たぶん、卒業記念用の作品だろう。まだ3割くらいの彫りかけの物を、私に見せに来た。
製作途中の作品を、わざわざ見せにくるのは、ちょっと自信があるからだろうけれど、残念ながら、わざわざ見せてもらうほどの物では無かった。
それに、私の経験から云わせれば、製作途中で人に見せてしまうと、そこで満足して製作意欲が激減する・・・ので、あぁ、娘はきっと、途中で飽きるだろうな、なんて予測する。
彫り跡が荒れてるので、彫刻刀を見せてもらったら、何やら刃先が凸凹だ。小学生の頃から授業で使ってるので、もう切れ味も何も無いらしい。
入門用と銘打たれた道具ほど、初心者に厳しい道具は無い。ここで9割の人間は、自分に才能が無いと思い、その世界を諦める事になる・・・私は娘を哀れに思ったので、優しい父さんは、寒い作業場に降りて行き、彫刻刀を研いでやる事にした。
刃物の研ぎは、家具みたいな物を作ってた昔は、一生懸命してましたが、今は刃物加工がほとんど無いので、滅多にしません。なので相変わらず下手。
今回、ダイヤモンド砥石とキング砥石で平面出したつもりにして、仕上げはフェルト研磨剤で艶だし。彫刻刀なら、平面出てなくても、これで磨けばかなり切れ味がでますから、まぁ良しとしよう。
娘に渡したら、早速使ったらしく、嬉しそうに彫りかけの箱持って来て、また見せびらかされた・・・喜んで頂いて、父さんは嬉しいよ。
ちょっと前の実験の写真。車軸の耐久試験ですが、ブナの丸棒でも衝撃がかかると、簡単に折れる。つまり、木の玩具は大きく、重くなるほど壊れやすくなる宿命を持つ。
で、丸棒に穴開けて、ねじ釘を入れて補強してみた。
結果、折れはしないまでも、曲がってしまう。ただし、何もしないよりは耐久性は増す。
試しに、鉄くぎも入れてみたが、こちらのほうが曲がりやすい。補強で入れるなら、ねじ釘が良さそうだ。
以前も書きましたが、折れないようにする最善の方法は、タイヤと本体との隙間を、可能な限り狭くしてやる事です。そうすると折れる前にタイヤが本体に接触して、衝撃を他に逃してくれます。
加えて、こういう補強も手段の一つかもしれない・・・なんて、色んな実験もコソコソしてます。
2 件のコメント:
娘さんの彫刻等を頼まれ無くても研いであげる、お父さん優しいですね。
きっと素敵な箱が出来る事間違い無いです。
ヤマドリさんのブログを見て、2軸スライドバイスを購入し、今はネジ切り装置に使っています。ネジ切りではねじ山の深さの送りだけに使うためそんなに精度が出て無くても使えます。
お陰で今ネジ切りを楽しんでいます。
有難う御座いました。
たくどう様、こんばんは。
優しい父さんの、ヤマドリです。
こちらこそ、たくどう様のブログの記事で、
ネジ切り加工の仕組みが解って、勉強になりました。
バイス自体を動かすのでは、無かったのですね。
先端工具も初めて見ました。
基本的に、自分の為の日記感覚で書いてますが、
どなたかのお役にも立てれれば、一石二鳥で嬉しいです。
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