2012年6月7日木曜日

液体ガラス 其之七

 色々な樹種で、1〜3回塗りを行いましたが、水滴垂らした際の、樹種間の差はほとんどありませんでした。なので、一部のみ抜粋して表示します。板に書かれてる数字は、液体ガラスを塗り重ねた回数。
 ブラックチェリーの板。水滴の弾き方の差は、樹種、塗りの回数、などで大きな差は見られませんでした。
 ヒノキの板に塗ったもの。
 ブラックウォルナット。導管の多い板ですが、水の弾き方に他との差はあまりない。
ハードメイプルで、右は液体ガラス塗ってない無垢板。水滴がすぐに板に染み込んで、濡れ色になり、周りに滲んで行きます。
 約10分後に板を傾けて、水滴を落としてみました。これはブラックチェリー。右端の一回塗りの板はやや、水が染み込んだ形跡が見られます。
 ブラックウォルナットも、一回塗りの方が、やや染みた跡が見られる。
 水滴の跡。この艶が消えたような跡は、塗りの回数に関係無く、付きます。おそらく、乾燥して付着した溶剤の成分が水に流された跡だと、推測してる。
 木口面に塗ってみた。これも1〜3回塗り重ね。
 こちらも、樹種と回数に関係無く同じような水滴が出来る。かなり弾かれてるのが、水滴の形からも解ります。
 液体ガラス塗った左のウォルナット木口と、塗ってない右の木口。塗ってない方はあっという間に染み込んで、滲んで行った。
 約10分後に、水滴を拭き取った跡。水はほぼ染み込んでないけれど、水滴のあった場所はツヤが無くなってる。
乾くとこんな感じで白けてしまうのが、作品に水が飛んだときの難点と云える。が、これは他の仕上げ剤でも似たり寄ったりと、思われる。

液体ガラスは、材の表面に膜を張る物では無いから、完全な防水は無理だけれど、玩具の場合はそれほど防水に配慮する必要も、無かろうとは思う。

実験は次に続く・・・。

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