割刃はテーブル下で、グリスを塗られた2枚の金属板に挟まれて、ボルトで締め付け固定されてますが、このボルトを少し緩める事で、外から手で上下出来るようになってます。
黒い押し棒は、このテーブルソウに付属してた物。左側の角材治具は、左手で材を固定する時の治具。これで材をフェンス側に押し付けます。
ノコ刃は64枚刃の横切り用のままです。頻度の少ない縦切り用に、一々交換するのも面倒。時々、ちょっと焦げが付きます。
ノコ刃カバーは自作の物。テーブル上に更に、スライド板載せてカットする時に、オリジナルの物は大きすぎて、つっかえてしまうので、小さく自作した次第。上にパイプ付けて、集塵機に繋いでます。
縦切りフェンスのスライド部分。沢山のノブやら摘みが付いていて、微調整が可能ですが、私には宝の持ち腐れです。このフェンスは、どちらかと云えば、大きな合板を精密に、沢山カットするのに、適していると思うし、このテーブルソウ自体が、そういった作業用の機械です。
左端に、合板で作ったスイッチカバーが見えます。丁度、左足のモモの所に来ますので、軽く脚で触れて、電源切る事が出来ます。
機械デザインは、お国柄が良く出ますけれど、このテーブルソウも、昔のドイツの航空機や戦車のデザインを思い起こさせる。旧ドイツ軍の戦車なんて、デザインから仕上げまで、隙がないほど格好良く見えるのだけれど、デザインも仕上げもへったくれもない、ソ連の戦車にコロコロ撃破されているのだから、実用と云う事に関しては、見た眼程ではなかったのだろう。
このテーブルソウも、丁寧な仕上げや、高性能な各種機能が盛り沢山なのに、テーブルの平面精度は2流品という、アンバランスな部分がある。もっともこれは用兵、ではなく用途の問題なので、仕方がないと云えばそうだし、そんなところが却って、今は好きなのだけれど、相当高価な買い物だったので、当初のショックは大きかった。
航空機で云えば、ドイツのジュラルミン製の超大型輸送機を、東洋の小国が見栄はって、大枚はたいて買ったものの、狭い自国の空では飛ばせず、仕方がないので翼を少し切り取って、これまた狭い格納庫に保管されているのを、呆然と眺めてる、感じだった。
今では、そんなショックも乗り越えて、楽しく便利に使っています。何よりも、格好いいから、いいや。
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