2009年8月15日土曜日

ゾウムシの鼻

ホームセンターで売られている、藤原産業製の防塵マスク2種。向かって左側のほうが、お値段が高かったかな。ちょっと前までは、右側の丸いフィルタータイプを使ってました。これも、時々モデルチェンジされてるようですが、以前のも、今回のも、決まってゴム紐の取り付け部分が、1年経たぬうちに壊れてしまいます。
横から見た図。右側のマスクのゴム紐取り付け部は、痕跡も残さぬほど、砕けてしまってます。成形された部品の厚みが、とても薄いのです。簡単にボロンと崩れます。排気口付近も崩れました。他は色々工夫され、改良されているのに、何故ここがこれほど脆いのか?

一方、左側のタイプの取り付け部は、厚みがあって、しっかりしています。まだ1年使い切ってませんので、この先どうなるか解りませんが、壊れそうな気配は無さそうです。やや値段の高いだけの事はあります。

性能はそう大して変わりませんが、スタイルは丸い方が好きなので、この壊れ易さがうらめしい。で、今は左側のゾウムシみたいな鼻で、作業してます。こちらは、マスクの気密点検装置が付いていて、やや本格的です。丸い方も、吸気口を手の平で塞げば、気密点検出来ます。手で塞いで息吸って、マスクがペコンと潰れれば、気密が保たれてる状態ですね。

自衛隊に居た頃、山中での演習に行ったりすると、色の着いた煙幕が焚かれ、ガスマスク着用となるのですが、風の無い時など、煙が動かず、そのままガスの状況が長く続いたりする時がある。

不眠不休で疲れきってるので、これ幸いに、マスクの中で寝ました。なので、ガス攻撃が待ち遠しかったりした。窪地はガスが溜まるので、本当は避けるべきですが、上官に見つからないように、わざと窪地に入って煙に隠れて爆睡です。他の人もそうらしく、その時のシ〜ンとした空気感は、今でも思い出せる。

煙が晴れると、状況終わりでマスクを外します。爆睡してても緊張してるので、声が聞こえると起きてしまうのが、うらめしい。本当に毒ガスなら、眠るどころでは無いでしょうね。
今使ってるのは、粉塵マスクですが、木工粉塵とて油断してると、身体(特に肺、鼻)に病害をもたらしますので、こまめに正しく着用したいですね。

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