2009年10月1日木曜日

ヤマドリ文太

工房の名前を考える時に、自分の名前から何か、使いたいと思って、私の名前で特徴的な漢字の「嶋」の字を分解して、山と鳥で、「ヤマドリ」工房としました。ので、実際の鳥とは何の関係もありませんが、鳥を飼ってる事は、飼ってます。

私の娘が小さい頃に、鳥を飼いたいと云いましたので、文鳥のつがいを飼いました。娘は、本当は恐竜を飼いたかったのですが、恐竜はちょっと、ペットショップでは売ってなかったので、恐竜の子孫と最近噂されてる、鳥に落ち着いた訳です。

そんな動機だったので、娘の、鳥への興味は直ぐに薄れてしまったけれど、親のほうが夢中になってしまった。私は子供時代に、雀を飼った事があります。もっとも、雀は野鳥で飼っちゃいけないんですが、飼ってたネコが銜えて帰って、一度鬼籍に入った雀でしたので、まぁ見逃して下さい。その雀は飛べなかったので、良くカゴから出して一緒に遊んでやりました。そういう思い出はありますので、鳥は元から嫌いでは、ありませんね。

でも、野鳥観察したりとか、鳥の名を覚えたりとかまでは、興味はありません。無いけれど、飼ってる鳥が、文鳥って事くらいは、知ってます。
もともと、つがいで飼ってましたが、今春、メスの文ちゃんが死んでしまって、今はこの、オスの文太君独りです。いつも喧嘩ばかりしてた2羽ですが、伴侶が居なくなって、独りになると流石に寂しかったのか、数日間はピーピーと、一日中鳴き続けてたのが、哀れでした。

文鳥(鳥)は、眼に表情があって、色々語りかけてくるように、感じます。腹減った!とか、これ怖い!とか、何これ!とか、つかれた〜、とか、云ってるようです。感情があるように思え、賢そうなんですが、やっぱり鳥なりに馬鹿なところもあって、その辺が何とも可笑しく可愛いですね。
文太は一羽になってから、新しい遊びに夢中になりました。こうやってカゴに貼り付いてる所に、私が手を出して触ろうとすると、サッと止まり木に戻ります。私が背を向けて離れようとするとまた、カゴに貼り付いて、挑発してきます。鳥と人間とで互いにフェイントを掛け合ったりして、中々真剣でハードな遊びです。

で、暇になると、こうやって貼り付いて、私がかまってやるのを待ってます。可愛いけれど、人間様には色々と事情があって、鳥の為だけに、貴重な時間と体力を、使ってやる訳にもいけません。でも一度飼い主になった以上、この鳥の幸福が、私らの心掛けにかかってると思うと、小さいけれど大事な家族の一員として、可愛がってやらねばなりませんね。

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