2010年7月17日土曜日

やまどりカンタービレ

新作の型。以前ブログで出したイラストと違いますが、あれは辞めました。中々、納得いく格好良い形が出来ません。

ところで最近、「のだめカンタービレ」を、アニマックスで良く見てますが(今はパリ編)、私も、のだめちゃんのように、楽しい玩具を作んなきゃイケナイなぁと、思って変えたデザインが、上の写真。口が、のだめになってる。

これは、ドイツの木製玩具のアヒルの口の、定番の形で、元々はロクロで成型するため、こういうラッパ口になってるんですが、そのまんま真似た感じなので、今まで使うの遠慮してた形だけど、今回は、あくまでも「のだめの口」って事で、ご了解頂きたい。

どっちにしても、真似みたいなもんだけど、ドイツの木製玩具を真似るのは、当たり前でちっとも面白くもないですが、のだめの口を真似るのは、他に例が無かろうと思いますので、自分の中では斬新なんです。
中はこういう構造になってる。嵌め込みパーツは、接着せずにダボで固定します。妙に隙間が多いのは、敢えて内部に隙間を作って嵌め込む事で、本体の輪郭をなす部分との、2カ所の接点にパーツを密着させ、合わせてダボ固定する事で、3点支持で強力に固定する為です。

そのほうが、接着剤に頼った固定より、確実で早いです。特に衝撃に対しては、接着剤の固定より強いと思います。木工作では一般的に、パーツとパーツを精度良く加工して、面で程良く密着させて、接着剤で固めるのが原則ですが、こういう物に限って云えば、違った加工法のほうが、良い場合もあるように思います。

タイトボンドで無垢合板を作ろうとしましたが、失敗しました。ボンドの水分が薄い板を反らせて、奇麗に張り合わせ出来ません。今まで使って来た、瞬間接着剤の有難さを、再認識しました。

かといって、大量の瞬間接着剤を使ってまでして、無垢合板を作るのも、非現実的ですから、無垢合板計画は取り敢えず、保留します。

私の工作は、何処をとっても、普通の木工作の常識から外れた方法を要求されて、途方に暮れる事もあるけれど、それは反面、誰もしてない、しない事なので、嬉しくもあります。

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