2010年7月14日水曜日

ザルソバ並一人前。

今度は、こういうのを、作ります。「また目玉かぁ」って、感じですけれど、その通りです。今までと、どう違うのかって、云えば、色々と、違うんです。これでも、自分に鞭打って、何度も描き換えてるんですが、人には知れぬ、苦労ってやつでせうか。

私としても、もういい加減に「これ!」ってのを、完成させたいんですが、中々、上手く行かないんです。作りたい形と、作れる形は違います。本当に、嫌になりますね。泣けて来ます。私には、才能ありません、ええ、ええ。・・・て、開き直って、前に進む。

娘は以前から、美術系の高校にも行きたいらしい、ようですが、デッサンも録に出来ん人間が、そんな学校に入れませんって、云ってやってます。今からそんなに、焦る必要も無いし、第一、受かりそうな気配もない。それでも、受けるのは構わない。構わないから、受けたければ、自分で絵画教室に、デッサンの勉強を申し込んでおいでって、云ってから、はや数ヶ月。

音沙汰ないので、行く気が無いんかいって、父さんはキレました。親の眼や金を盗んででも、自分から動こうって熱意もないなら、親の側も、応援のしようが無いではないか。

親の眼から見れば、私の娘は、エリートな絵画教育コースには、全く向いてないと思うけれど、希望は希望として、それで本人が勉強も頑張るなら、受け入れてやろうって、半ば大人にずるい考えも、持っている。

時々、父さんに怒られては、涙眼になる娘ですが、その後はすぐ、サッパリした顔で、ヒャラヒャラ笑ってたりするところが、この子の一番良い所だなぁと、思うんですが、そういうのは内申書にも関係無いところなので、そればっかり感心しても、いられない。

それで娘は、怒られた翌日の学校帰りに、さっそく絵画教室に行って、デッサンの授業の申し込みを、してきたらしい。そこは小学生時代に、数年通ってた、お絵かき教室です。数年振りで、先生も始めは、娘と気が付かなかったそうです。

ともかく、雨の降りしきる中、途中で道に迷いながらも、自分一人で申し込みに行って、話しをつけて来た事に、ちょっとした満足感の眼で、報告してくれました。ついでに、今回の期末テストの成績順位も、知らせてくれました。約束のおソバ大盛りは、今回は、お預けです。次は、頑張ろうね。

2 件のコメント:

fujita さんのコメント...

美術の大学に行くとビックリ仰天。

三代続く絵描きの家系!両親が美大出身!小さい頃から絵画コンクールの常連組!美術予備校の6年生、先生よりも絵が上手。今回、晴れて入学!

そんな絵画エリート?の人たちだらけのなか私は、そのどれにも当てはまらず、普通のサラリーマンの家庭。しかも、「絵は下手だけど絵を描くのが好き」という理由で運よく紛れ込んだ学生でした。入学後、大学の資料室にあった芸術家住所録から尊敬していた絵描きの住所を探し出し、お宅訪問後にいろんな思いをぶちまけたことがあります。嗚呼、青春の1ページ!

美術大学を目指す学生さんと話をすると、相談内容が時代によって異なります。以前は「どのくらいのデッサン力があれば・・」だったのですが、現在は「就職先は・・」になります。少し寂しい気もしますがそれが現実なのでしょうね。

ただ、雨の中、自分で話をつけて来る娘さんは素敵ですね。次回は蕎麦大盛りでしょう!!!

ヤマドリ さんのコメント...

fujita様、コメント有難うございます。

ご自身の体験談、大変参考になります。
何となく、イメージは掴めました。
私自身は、専門的な経験がありませんから、
自信をもって、娘に指導してる訳ではないです。
たぶん、そういう世界なんだろうって、感じです。

美術系の高校には、私自身は内心、気が乗らないんですが、目標もあれば、色んな事を、濃密に頑張れるかなと思って、応援はするつもりです。

逞しく、自立させようと思ったら、子供から嫌われる父親になったほうが、賢明かもしれません。どちらかと云えば、私は自分の為に、良い父親になっている事は、自覚してます。