訳あって、急ぎ仕事で、幾つかの種類の玩具を作り直しています。これは、無塗装玩具の目玉バス。目玉の入る穴を、ボール盤に付けた円カッターで刳り貫くんですが、26ミリのカッター使って作業してましたら、刳り貫いたあとカッターを引き上げ る時、「ブブブッ」て、引っかかるような摩擦音がして、刃が振動し、円の周囲が荒れてしまいました。
材を手持ちで固定してたせい、かもしれませんが、今までこんな事は無かったし、先に刳り貫いた下の写真の、反対側の面では、奇麗に刳り貫けてます。
こちらの刳り貫きは、奇麗ですね。最初の写真では、穴が広がってしまって、もう使えません。残念、勿体ない。ガッカリです。
上の写真は、使った円カッターと、回転方向。木目方向も、鉛筆で記してみました。最初に奇麗に加工した、反対面の穴も、同じ木目の方向なので、木目の流れは関係なさそうかな。カッターの刃の寿命でしょうか。
また、同じ事が起ると嫌なので、取り敢えず作業中断して、新しいカッターを買う事にしました。急いで作ろうとすると、却ってこんなトラブルが付いてくる。
2 件のコメント:
『なぜ、タイタニック号は沈没したのか?』
『なぜ、チェルノブイリ原発は事故したのか?』
そんな歴史的な事例からはじまり、
『なぜ、バナナの皮で滑ってしまったのか?』
『なぜ、忘れ物をして立たされてしまうのか?』
そんなちびまる子ちゃん的な事例に至るまで・・・・・様々な失敗を学ぶ「失敗学」という学問があります。ここでは、起こってしまった失敗に対し、責任追及のみに終始せず、(物理的・個人的な)直接原因と(背景的・組織的な)根幹原因を究明します。そこに記された論文を見ると失敗の種類は大きく3つに分類できるようです。
1.織り込み済みの失敗。ある程度の損害やデメリットは承知の上での失敗。
2.結果としての失敗。果敢なトライアルの結果としての失敗。
3.回避可能であった失敗。ヒューマンエラーでの失敗。
円カッターの切削事例。上記の視点から興味深く拝見させていただきました。ヤマドリさんのように失敗の検証をしていれば、失敗回避の可能性は今後、益々高くなりますね。
私の場合・・・遊び過ぎ&サボり過ぎ&なまけ過ぎから様々な失敗!失敗!また、失敗!嗚呼、検証が恐ろしい。
fujita様、コメント有難う御座います。
このカッターは、以前はホームセンターにあったけど、もう扱いがなく、通販でないと手に入らないので、仕方なく、刃先を研磨したり、材をクランプで固定したりして、使いました。そしたら、使えました。
本業のほうでは、困った状況が眼に見えて来たら、困った瞬間の自分に後をまかせて、それ以前の自分は何も考えず、楽してます。
困った瞬間の自分は、本当に可哀想ですが、後の恥は、後の自分にまかせて意識を飛ばし、時の流れるままにします。
恥をかいた後の自分は、其の恥を必死で忘れます。以上。
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