2012年2月18日土曜日

画期的サンダー

 オリジナルのベルト(幅約25ミリ)をカットして、約3〜5ミリの幅で細いベルトを作る。今回は仕上げが主なので、240番手と400番手を使った。
 糸ノコで荒くカットした所を、ベルトサンダーで墨線に沿って成型していく。こう云う作業は既製品のサンダーでは出来なかった。

同じベルトを糸ノコに付けて、糸ノコサンダーなんてのも作ってたけど、研削効果が弱く、極薄くて柔らかい材でないと、実用にはならなかった。

その点、このミシンサンダーなら、研削力が強くて問題無い。ただし、扱いには多少のコツが要るようだけど、慣れれば済む事だ。
 400番手で仕上げた切り口。多少削りムラはあるけれど、まぁまぁです。硬い広葉樹相手でこれだけ仕上げられれば、合格です。機械研磨でこの複雑なラインを、ある程度まで仕上げられると云う、それ自体が(個人的には)画期的でスゴイ事、なのだ。
600番手の布ヤスリを細く切った物で、エッジを研磨して、工作は一旦終了。この一連の作業だけでも数時間要した。後はこれに色を塗って車輪を付ける。

こう云う物を、商品として成立させるのは、おそらく相当困難であろう。ほぼ、道楽や趣味の世界と割り切るべきだろう。それでも、独自の技法を伴った一つのジャンルとして、作り上げる努力をし続けたいと、思ってます。

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