2011年1月8日土曜日

夜間長距離偵察訓練

ヤマドリ警備隊は、夜間に於ける山岳地長距離偵察訓練を、行いました。長距離ってくらいですから、普段良く使う城山西口の裏道を更に奥に入り、山の東側登山道を中腹から目指します。

途中、我々の足音に気付いたか、山の麓の警備犬に吠え立てられましたが、そのまま山の奥へ・・・。前半は私が先導し、後半は隊員Aが前を行きました。
 隠密行動ですので、ライトは持っていきますが、使用しません。写真は最新型の軍用暗視カメラで撮影しました(ウソ)。

(自衛隊の、個人用暗視カメラを付けた訓練を、経験した事が有りますが、メガネの私には向いてなかった。大きな車輌は別としても、暗闇に馴れた自分の眼で見たほうが、動く人物を良く認識出来たように思うけど、今のカメラの性能は、もっと良いかもしれませんね。)

裏道は途中、土手を上がったところで途切れるんですが、そこで私が、道に迷ってしまいました。ここは昼でも良く迷うんですが。暫く、同じ所をウロウロ・・・。隊員Aは、それでも黙って付いて来てくれました。
 道を発見し、再び前進。途中、上から倒木が流れ落ちて、道を塞いである箇所を発見。この辺の斜面の傾斜は急で、足を踏み外すと、転げ落ちていく可能性はあり、油断はなりません。

真っ暗ながら、月明かりで僅かに光る落ち葉の白い影で、道を探しながら歩いていると、頭の上がザワザワ騒がしい。どうやら頭上の樹にカラスの群れが居るようです。こちらも、カラスの声の鳴きまねで応戦しながら、赤いフィルターのライト光を当てると、驚いて飛んで逃げていきます。

東側の登山道との合流地点では、先頭の娘が「道がある!」と、嬉しそうに報告してくれました。ホッとしたのでしょう。
 ヤマドリ警備隊は無事、目標の城山山頂に到着しました。夜の山を制覇した、ヤマドリ警備隊女隊員Aの、偵察目標に映る怪しげな影。
 訓練は続きます。松山城の偵察を終えると、帰り道は別ルートで再び、闇の山道を。「滑り易い山道に、気を付けてね」と、訓練幹部の優しい声を背に、慎重に山を降りる隊員A。一人滑っても、巻き添えを食わないように、成るべく間隔を空けて歩きます。

訓練終了後に、隊員Aに所感を尋ねると、「自分の後ろが真っ暗なのが、怖かった」んだそうですよ。「運動の汗と、冷や汗をかいた」そうです。
山頂で夜景を背景に撮った写真。すっかりブレてしまったのですが、隊員Aが気に入って、これを訓練報告に載せろというので、載せます。SFみたい、なんですって。

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