2011年2月20日日曜日

春雨で良かった

土日は、普段は忙しくて、娘を遊びに連れて行ってやれなくて、申し訳ない。が、どちらにしても、娘は明日から期末試験があって、今日は一日勉強をしてた、筈なので、日が落ちてから、恒例のアレをしました。
 今日は雲のない夜空で、星は沢山輝いてましたが、月が出てなかったので、山中は相当暗かったです。私も少し、緊張しましたが、そういう素振りは見せません。でも、一人では嫌だったでしょうね、今日の山は。

普段は片道の行程を、今日は往復致しましたので、帰りは来た道の逆ですが、それでも難しかったです。全く真っ暗で解らないところもあって、そういう時は仕方が無いので、ライトをつけます。つけた途端に、怖い物が見えたら嫌だな、なんて事も、考えなくは無い。
 1時間以上歩いた帰りの道すがら、少し空き地になってる所に、簡易天幕を張りました。黙々と作業する隊員A。赤いフィルターの薄いライトの光に、照らされながらの作業です。遠くの麓の飼い犬が、私達の気配を感じて、ずっと鳴き続けてました。犬は凄いですね。
 ビニールシートと、ビニール紐4本、杖を利用した支柱と、シートと杖を固定するペグ2本で作った、簡易天幕。椅子まで備わって、山の別荘の出来上がり。本当は、雨の日にこれをやりたい。雨が降ってないと、天幕の有難さが半減してしまうし、ポトポトと雨打つ音の風情も、また良い物です。

こういう天幕は、自己流です。強い風には弱い構造でしょう。しっかり張るならば、支柱にもロープが必要です。或はタープの様に、ロープを高い所に張って、片流れの天幕にしたほうが、良いかもしれませんが、私は単にこの形が好きなんです。

自衛隊でも、個人用の天幕使った野営訓練なんて、たぶん無いでしょうね、今は。手間で重たい個人用天幕使うより、部隊単位でシステム化、ユニット化されてきて、簡単快適合理的な野営が世界的にも主流です、たぶん。なので、こういう訓練は、自分で工夫して、自分の好きな状況作って行ったほうが、楽しいです。
山の中では、火は使えませんから、今日は魔法瓶に熱湯を入れ、娘のリュックに入れて運んできました。外装がプラスチック製の、運べる魔法瓶は、「のだめカンタービレ」の映画にも出て来てたやつらしい、覚えてないけど(妻談)。1時間以上経ってましたが、アツアツでした。

今日は春雨スープを食べた。ここでヤマドリ隊長は、箸を携行するのを忘れてた事に、気が付いたので、応急に枝を使って箸を作りました。今日は春雨で良かった。スパゲティだったら、フォークを作らねば、ならなかったろう。

真っ暗で緊張した夜行軍でしたが、隊員Aの色んな感覚も冴え渡り、明日のテストはさぞや、好成績を取ってくれるであろうと、隊長は期待してます。

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