2011年7月21日木曜日

天と地の盤古

「ヌヴェレおばさんには、バンコって名前の夫が居てね、普段はお空に漂ってるんだけど、おばさんの姿を見付けるとね、直ぐにおばさんを捕まえては、飯を喰わせろって、棍棒でおばさんを叩くの。」「え〜、おばさん可哀想。」

盤古(ばんこ)というのは、中国南部の民族が伝える、世界を創世した巨人の名前です。盤古が世界を混沌から、天と地に引き分け、死んだ盤古の身体からは太陽や月、大地や大気、海や川など、あらゆる物が生まれたそうな、その昔。

ギリシャ神話の様に、ややこしい人間関係の神話は、中々頭が付いていけない私ですが、盤古神話のように単純な、世界の創世神話は、とても好んで読んでました。

盤古を、「萬兄/バンケイ」「萬弟/バンテイ」の兄弟に分けて、兄弟喧嘩をするって内容の、創世神話を勝手に作ったりもしてましたが、その時に考えたキャラクターが、上のバンコの素です。

混沌から生まれた巨人ですから、渦巻き模様が良かろうと思って、こんな顔にしました。映画「もののけ姫」の数年前でしたから、「シシ神」に影響受けた訳では有りませんが、しかし、漫画「風の谷のナウシカ」に、同じようなデザインのキャラクターが、居ましたね。

結局、これも宮崎さんの影響かぁって、いつもガッカリする訳です。

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