2011年7月19日火曜日

もうやめてね

「では改めて、いただきます。」「お父さん、逆さで食べるのは、もうやめてね。」

いただきます、ごちそうさまでした、と手を合わせるのは、信仰の作法でしょうか、ただの合図でしょうか。

早々に意味喪失した作法には、後から信仰的意味付けの化粧を、何度も施されてながら、今日まで続いている物が、多いのではなかろうか。

宗教者、研究者、学者は最終的に、日本の伝統的な信仰形態を、アニミズムに結びつける事によって、自分達の信仰の起源を、確保しようとするけれど、そのアニミズムを否定し続けてきたのが、日本(世界)の信仰の歴史では、なかろうかと思うので、そういうのは非常にずるく感じる。

祀られる神と、祀ろうとする人との中間で、飯を喰ってる立場から感じる矛盾、違和感は、日本人には、古来から普遍的に理解され、実践されている伝統作法、行事が、沢山有るように認識されていながら、その実、そういう物はほとんど存在しないのではないか?という疑念を持つ事で、幾らか解消されます。

・・・ちょっと難しい話しでした。

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