「フヂちゃん、パンの小麦を作ってる、ヌヴェレおばさんの事、知ってる?」「ううん、知らない。」
穀物(の種)が、女の神様の身体から生まれた、という神話は、日本だけでなく、むしろ広くアジア全域に分布している。ので、古代人の普遍的な世界観だったろうと思う。
なので、例えば豊作を天に乞うのに、人が祭祀を行って神官を仲介とし、特定の神に祈り、ひれ伏す事によって、得られるのではなく、女神(大地)の身体を通して直接、得る事が出来ていた時代があった、という事だ。
ヌヴェレおばさんは、私の創作ですけど、原始的な死と再生の豊穣神のイメージを基にしてます。
首のリングは、人間によって、神話化された神々に架せられた、呪縛のシンボル。神々は今や、人が語り、祭り、記す世界でのみ、生きる事が許されているんですね。
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