2012年1月25日水曜日

卓上角ノミのみ機

 角ノミ機を改造して、前回の作品の作り直し。加工手順も違って来る。先ずは角材の段階で、フォスナービットなど使って、概略の穴開け。成る可く、ケガキ線に対してタイトに削りこんでやる。
 それから、上部のみ、墨線に沿って切断、切削成型。そこからもう一度、開口部のみケガキ直す。下は、加工の土台として、まだ残しておく。
 これは、先日の写真ですが、こんな感じでマグネットシートをガイドにして、ケガキ線丁度に、角ノミをセット。そのまま押し込んで、薄く削り取る。
 こんな感じで、ケガキ線にピッタリ、真っすぐ成型出来る。薄く削るので、ムシレは少ない。全く無い訳ではないけれど、表面に穴が空く程では無い。もう表面は加工済みなので、奥のムシレが表面に現れる事も無い。
手前が前回の工作。モーター動力使って、錐と角ノミを一緒に使って加工した。ムシレて出来た穴が、加工によって表面に出ている。穴の側面も汚い。錐の跡がケガキ線より外に出て、嵌め込み部材との隙間が多く出来る。

奥が、今回の工作。仕上げ加工のみ、角ノミのみの角ノミ機を使った。どちらが奇麗かは、一目瞭然だ。ただし、加工時間は数倍かかる。

2 件のコメント:

asaka さんのコメント...

ヤマドリさん、今晩は!
角のみをそんなふうに使った人がかつていたでしょうか。。発想の柔軟さに脱帽です。
なんでも無駄にしてはいけませんね。
仕上げと価格のバランスを考えるのは本当に悩ましいですね。
クオリティを一度上げたら元には戻れなくなるんですよね。。

ヤマドリ さんのコメント...

asakaさん、こんばんハ。
かつて、いたのです。
のほほんさんのサイトで、紹介されてます。
もっとも、角のみは、手持ちで作業されてますが、
それを見てたので、こんな発想もスルリと出て来たんです。
手持ち専用の角ノミも、売られてるようで、ネットショップで見た事もあります(どこかは忘れました)。

小林式角ノミも、早く使ってみたいですが、
2月に角ノミのセールがあるそうなので、それまで買わずに、じっと我慢の子です。

アニメの動画なんかは、内容に関わらず、一枚何円(100〜200円)の世界でしたが、馬車馬のように働いて描いても、一月10万円前後のお給料でした。それでも、奇麗に描きたいと思って仕事してました。

そういう記憶が身体に染み付いてるので、ついつい自分を追い詰めてしまいますが、もう少し世間に甘えて、価格を高く設定するとか、仕上げを落とすとか、しても良いかもしれないとは、いつも頭の中にあります。

食べて行く事考えたら、すべきかも、しれませんね。