2010年12月19日日曜日

夜間ノ通行モ快適ナリ

 今日はお休みを頂きました。ので、家族で美術館に行きました。途中の堀端で立ち止まって、母と娘は何を見てるのでせうか。
 鳩が、お堀に住む白鳥の餌箱から、白鳥の食べ残しを盗み食いしてます。そのおこぼれを、下で鯉が狙ってます。お堀の主のような、大きな鯉がジャボンと水音を立てたとたん、鳩は二羽とも飛んでいってしまいました。
 美術館に行ったのは、シカン展が目的でした。娘のかねてからの希望で、観に行ったのですが、見終わって図録を買うかと聞くと、要らないと云う。観に行きたい程、好きだったのじゃないのかと、尋ねたら、ミイラが見たかったそうな。

シカンの遺跡からは、骨は出ましたが、ミイラは無く、展示されてた骨もレプリカで、それでガッカリだったそうな。「骨じゃ駄目なのか?」「興味無い」「腐乱したのは?」「イヤ」「動物のミイラは?」「どうでもいい」「人間がいいのか?」「うん」「じゃあ、生きていないが骨でも無い、生と死の中間に留まってる人間、が良いんだな?」「うん」・・・だそうです。乙女心の機微こそ微妙でございます。
お昼にソバを食べ、松山市で一番高級なデパートの、三越に寄って「天然もずく」を3パック買って、帰る母と娘。娘のバックには、シカン展の売店で買った、「世界遺産写真集」が入ってます。
美術館のある「城山公園」は昔、日本陸軍歩兵第22連隊の駐屯地でございました。この場所で、ほんの半世紀ちょっと前まで、軍隊ラッパが鳴り響いてたのですね。丁度、ドラマ「坂の上の雲」で湧く、松山市ですが、日露戦争でも此処から多くの兵士が出兵して、帰って来ませんでした。合掌。

ヤマドリ警備隊は、松山城の夜間偵察を実施致しました。隠密行動のため、照明の無い、西口登山道の裏道を使って、山頂を目指しました。真っ暗な山中では寄り添って、明かりに照らされた山頂広場でも、成るべく影の場所を選んで、交互前進にて移動しながら、異常の有無を偵察します。

途中隊員Aが、対人センサー付きの監視カメラの照明に照らされたり、アベックを装う監視員を発見したり、獰猛な2匹の警備犬を連れた巡回警備員と遭遇したり、しましたが、無事任務を果たして下山致しました。

松山城東口登山道は、途中、崖崩れのため、通行止めになっている事が、偵察の結果明らかになりました。ただし、迂回路が北側斜面に開設されてますが、道が細くて傾斜が急な階段もあり、大部隊の移動には甚だ不適応な通路であれば、各級指揮官ハ部隊行動計画ノ際、コノ点注意ヲ要ス。

コノ迂回路ニハ、道中ノ立木ニ蛍光灯ガ、便宜的工事ニテ数多ク設置サレテヲリ、コレガ為、夜間ノ通行モ快適ナリ。

以上、ヤマドリ警備隊の偵察報告でした。城山観光の予定の方々は、お気を付け下さいませ。

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