2012年5月2日水曜日

アルミとゴム

夜、娘と公園で対刃護身訓練をしました。公園でしてるので、あまり明るいうちから怪しい事をするのも気が引けるので、暗くなるまでは走ったり、柔術みたいな事したりして、遊ぶ。
今日の訓練で使った模擬ナイフ。手前アルミ製は自作ナイフ。上は自衛隊の売店で売ってる安物の訓練用ゴムナイフ。外国製の物なら、もう少し凝った造りになってる。

自衛隊の格闘術はここ数年で劇的に変化している。テロ対策出動が任務に加わったからだけれど、じゃあ、今まで何故同じような訓練をしなかったかと云えば、任務に無かったからだ。任務を与えられなければ、その為の訓練も(表立っては)無い。

上のゴムナイフは、刃渡りが17センチで、ウチの文化包丁と同じ長さ。下のアルミナイフは9センチ。ナイフの携行は目的が無い限り、通常は6センチ以上は禁止されている。15センチ以上なら、所持も原則禁止だ。

15センチ以上となれば、外国のサバイバルナイフのクラスになって、通常は実用的でないけれど、包丁や果物ナイフなどは15センチ前後あるので、この長さの刃物が犯罪に使われる可能性は大いにある。

それで実際に使ってみると、刃先が長い分、下手な避け方では腹に刺さってしまう事が解る。今までの短いナイフと勝手が違う事に、私も娘も再認識したのだ。

もっとも、下手に動けばの話しで、基本的に避け方はどちらも同じだ。
今日は道具を使った訓練もしてみた。ナップサックを両手に持って、前に突き出す。刃先が長い場合はこの方がより安全だ。

あまり身体の側に広げると、突き通った刃先が身体に達するので、成るべく身体から離せよと、指導する。

余程薄い物でなければ、刃先は突き通っても握り拳までは突き通らないので、攻撃はそこで止まる。

振り回す刃物は、拳の部分を布で受ける。刃先を受けると切り裂かれて身体に達する畏れがある・・・などと、実地で感じた事などをその場で指導しながら、訓練した。

帰りは例によって、学校の事など話してくれながら・・・帰りました。

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