良〜く見ると、所々に石英の結晶みたいな、小さな小さな小さな粒が反射して光ってる。
水滴を落としてみる。アクリル塗装+液体ガラス一回塗り。
こちらは無垢のブナ木肌。水が弾かれて水玉になってる。
ミネラルオイル塗装+液体ガラス。弾かれてるのはオイルのせいかもしれない。
少し動かしてみる。こちらはしっかり撥水状態になってる。
先にオイルを塗った木肌には、水が浸透してしまうようだ。
とは云え、無垢のブナも少し染みた感じになった。まだ一回塗りのせいだと思う。取り扱い説明には、12時間あけて二回塗りをするように書かれている。
ならばとて、二回塗りをする。一応手袋をして塗装。臭いは慣れたせいもあってか、あまり気にならなかったけど、眼が少し痛かったかな?
揮発性の高いアルコール成分が溶剤らしい(記事や臭いから推測)ので、換気は必要だ。
木材に浸透させて、中からコーティングするタイプなので、ある程度の量を浸透させないと効果は実感出来ないだろう。
逆に、塗り重ねる回数で、仕上げの感触を調整出来る。
今の段階での感想。
利点
- 非常にサラサラした液体で塗り易く、よく伸びる。
- 臭いは(個人差があろうが)キツく無く、我慢出来る。
- ラッカーのように、作業途中で硬化が始まらない(溶剤は揮発するのみ)ので塗りムラが出来ない。
- 筆が繰り返し使えた。(ラッカーでは無理)
- アクリル塗装面の上からでも浸透する。
- 乾燥後は、ほぼ無塗装の木肌の仕上がりになる(これは欠点でもある)。
欠点
- 流通がまだ限られていて、情報も少なく、液体ガラス業界自体が不安定?
- ミネラルオイルや植物系オイルのように、深い濡れ色にならなず(これは利点でもある)、色の濃い木の魅力が引き出せない。
- 今はまだ高価である。ただし、植物系のオスモオイルなどと比べれば、左程高価とも云えず、その性能で考えれば、逆に安いとも云える。
まだまだ、記事は続きます。
4 件のコメント:
ヤマドリさん こんばんは。
実験が続きますね。本当に熱心だ!
液体ガラス、興味津々です。
オイルのように 後で 黄変しないなら、
ぜひ使ってみたいです。
タモ・ナラ材などでもぜひやってみて
ください。時間経過でどうなるか。
レポート楽しみにしてます。
ホッピーさん、こんばんは。
そうですね、今の記事では私しか役に立たないですね。
ちゃんとそれぞれにテストピース作って、
試験してみましょう。
暫くお待ち下さい。
レポートありがとうございます!
仕上がりは無塗装なかんじなのですか。
塗り重ねで多少は艶が出てくるのか期待してます。
作業性も良さそうですし、魅力的な塗料ですね。
またレポート楽しみにしてます♪
asakaさん、こんばんは。
1回塗りだと、ほぼ無塗装な感じですが、撥水効果は弱いです。
マニュアル通り、最低2回塗りの必要があります。
ツヤは、重ね塗りすると出てきますが、オイルのツヤとは少し違った感じです。
おそらく、しっかりした防水、撥水効果を求めるなら、表面でガラスコーティングするタイプの、ガラス塗料を塗った方が、良い様におもわれます。
もう少し、時間かけてしっかり試験してみます。
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