2010年6月26日土曜日

半無垢合板VS全合板

ここ最近は、サンディング工具の製作、見直しに時間かけてましたが、ようよう、作品作りも再開します。ただし、今回は試験的な要素が強うございます。

写真は、削り出しの済んだ合板パーツのみを、型と組合わせて、仮組みした姿。合板パーツは、今回は厚み12ミリとし、一つは12ミリ厚合板そのままを使い(A)、一つは6ミリ合板に3ミリずつの無垢薄板を貼り合わせ、計12ミリ厚にした物(B)、を使います。
こちらは、貼り合わせて自作した、Bの半無垢合板。表面のムシレが起らないので、墨線ギリギリまで、カットします。
こちらはAの全合板。カットの際に、ムシレが起るので、余白を大きく取って、ムシレの被害を最小限度に留めてみました。
カットの裏側。余白を多く取ったつもりでしたが、まだ足りず、ムシレが墨線内に届いてる所もあります。

これを、1馬力の縦式ベルトサンダーで、サクサク削って成型します。すぐムシレるくらいなので、削り加工は心地良く進みます。ただ、切断加工程ではないけれど、裏側にやや、ムシレが起ります。とにかく、エッジは弱いです、この合板。
結局、こういう部分が出て来ます。切断加工に比重を置いた、前回程ひどくはありませんが、研削加工で上手く行くかも、という思惑は、外れました。まぁいいけど。

合板単体で使うのは、相当条件が限られそうです。半無垢合板は、使い易そうですが、合板製作に時間や神経使います。合板を、12ミリの物にして、4ミリの無垢板貼り合わせ、計20ミリの厚にするほうが、作り易くは、あります。そういうのも、試してみます。

経験ある方なら、お解りでしょうが、張り合わせる、3ミリ前後の薄い無垢板を、アマチュアな機械で、数多く製作する事を考えると、ちょっと気が引けます。一連の作業に馴れてないせいもあるでしょうが、手間が増えるのは、確かです。

あ、そうそう、作品デザインのほうも、毎回アップアップです。次の作品が生まれてくれるのか、生まれなかったらどうしよう、なんて、綱渡りな感じです。木の玩具って、難しい。

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