2012年5月17日木曜日

液体ガラス 其之二

液体ガラス塗って 一日経った様子。見た目良く解らん。芯材のウォルナットは薄く濡れ色になってるが、見た目ほぼ変化無し。

良〜く見ると、所々に石英の結晶みたいな、小さな小さな小さな粒が反射して光ってる。
 水滴を落としてみる。アクリル塗装+液体ガラス一回塗り。
 こちらは無垢のブナ木肌。水が弾かれて水玉になってる。
 ミネラルオイル塗装+液体ガラス。弾かれてるのはオイルのせいかもしれない。
 少し動かしてみる。こちらはしっかり撥水状態になってる。
 先にオイルを塗った木肌には、水が浸透してしまうようだ。
 とは云え、無垢のブナも少し染みた感じになった。まだ一回塗りのせいだと思う。取り扱い説明には、12時間あけて二回塗りをするように書かれている。
ならばとて、二回塗りをする。一応手袋をして塗装。臭いは慣れたせいもあってか、あまり気にならなかったけど、眼が少し痛かったかな?

揮発性の高いアルコール成分が溶剤らしい(記事や臭いから推測)ので、換気は必要だ。

木材に浸透させて、中からコーティングするタイプなので、ある程度の量を浸透させないと効果は実感出来ないだろう。

逆に、塗り重ねる回数で、仕上げの感触を調整出来る。

今の段階での感想。
利点

  • 非常にサラサラした液体で塗り易く、よく伸びる。
  • 臭いは(個人差があろうが)キツく無く、我慢出来る。
  • ラッカーのように、作業途中で硬化が始まらない(溶剤は揮発するのみ)ので塗りムラが出来ない。
  • 筆が繰り返し使えた。(ラッカーでは無理)
  • アクリル塗装面の上からでも浸透する。
  • 乾燥後は、ほぼ無塗装の木肌の仕上がりになる(これは欠点でもある)。
欠点
  • 流通がまだ限られていて、情報も少なく、液体ガラス業界自体が不安定?
  • ミネラルオイルや植物系オイルのように、深い濡れ色にならなず(これは利点でもある)、色の濃い木の魅力が引き出せない。
  • 今はまだ高価である。ただし、植物系のオスモオイルなどと比べれば、左程高価とも云えず、その性能で考えれば、逆に安いとも云える。
まだまだ、記事は続きます。

4 件のコメント:

Dr.ホッピー さんのコメント...

ヤマドリさん こんばんは。

実験が続きますね。本当に熱心だ!

液体ガラス、興味津々です。

オイルのように 後で 黄変しないなら、
ぜひ使ってみたいです。

タモ・ナラ材などでもぜひやってみて
ください。時間経過でどうなるか。

レポート楽しみにしてます。

ヤマドリ さんのコメント...

ホッピーさん、こんばんは。
そうですね、今の記事では私しか役に立たないですね。
ちゃんとそれぞれにテストピース作って、
試験してみましょう。
暫くお待ち下さい。

asaka さんのコメント...

レポートありがとうございます!

仕上がりは無塗装なかんじなのですか。
塗り重ねで多少は艶が出てくるのか期待してます。
作業性も良さそうですし、魅力的な塗料ですね。

またレポート楽しみにしてます♪

ヤマドリ さんのコメント...

asakaさん、こんばんは。
1回塗りだと、ほぼ無塗装な感じですが、撥水効果は弱いです。
マニュアル通り、最低2回塗りの必要があります。

ツヤは、重ね塗りすると出てきますが、オイルのツヤとは少し違った感じです。

おそらく、しっかりした防水、撥水効果を求めるなら、表面でガラスコーティングするタイプの、ガラス塗料を塗った方が、良い様におもわれます。

もう少し、時間かけてしっかり試験してみます。