2010年9月29日水曜日

耳元で唸る死神の鎌

この数日間、玩具製作からやや、脱線して、機械工作に熱中してしまいました。本当は、あと数種類作らないとイケナイんですが、気分転換って事で、お許し下さい。

作ってた機械はコレです。
溝切りカッターテーブルです。ハードメイプルに、黒檀やカリンの板を埋め込む溝を掘る、機械です。トリマー/ルーターテーブルでも出来ますが、硬い広葉樹での作業は負荷が大き過ぎると、感じましたので、その下削り作業を、溝切りカッターで行う算段です。

本格的な、大きなテーブルソウなら、溝切り用のカッターを取り付けられますが、私の持ってるテーブルソウでは出来ませんし、扱う部材が小さい物が多いので、こういうコンパクトな物のほうが、都合がいいです。
動力は、マキタの小型溝切りカッタ。刃物は15ミリ幅まで削れる自在カッタを付けてます。
振り子の原理で、チップソウを振らして削るので、底面はやや、丸くなるのが残念ですね。なので、トリマーで仕上げが必要です。

或は、仕上げカッタを使ってもいいですが、実際に装着してまわしてみると、音と様子が恐ろしくて、使う気になれませんでした。10ミリ以下なら何とか、我慢出来るかなぁ。15ミリは駄目ですね。死神の振り回す大鎌が、耳元でブーンと唸ってるような、音です。
15ミリ幅の刃口。自在カッタでも、15ミリで回すと、中々恐ろしいものです。振動もかなり発生し、音も大きいですから、本来なら大型で重量のある構造が、望ましいですね。

私の作業場では、このサイズが精一杯です。最初の写真で写ってますが、せめて重量出すのにと、ブロックを置いてます。テーブル裏には、防振用の鉛テープも貼りましたが、これは気休め程度でしょうか。

しかし、振動と騒音を軽減するのは、作業のストレス軽減に大きな効果があり、結果、作業効率が上がりますから、何でもやっておいたほうが、いいです。

まだフェンスは出来てませんが、仮のフェンスをクランプ止めして、試し削りしたところ、音はともかく、切削抵抗がほとんど感じられないまま、溝が掘れました。これは、トリマー/ルーターテーブルでの作業では味わえなかった、感覚です。

それだけでも、この種の機械の存在価値があると、感じました。

2010年9月28日火曜日

クマザサ服飾考

別に、今の外交問題にリンクさせるつもりでは、ありませんが、私が体験した自衛隊の、ゆるい話題を一席。
今から20年近く前の写真。埼玉県は朝霞の駐屯地での、観閲式典参加中のショット。上空に空挺隊員の自由降下中の姿が見えます。

今はもう、ほとんど見られない、旧タイプの迷彩作業服。戦闘服ではありませんよ、作業服ですよ。通称「クマザサ迷彩」と云われたくらいですから、クマザサの生い茂った環境での活動を前提に、デザインされたんです。つまり、北海道ですね。

これを、南北に長い日本の、全ての自衛官が着たんです。なので、南の部隊が、ご当地の山中で演習をする と、クマザサの無い環境では、大変良く目立ちました。(泣)

それでも皆が着たのは、有事の想定地域が、北海道に限られていた、時代だったからですね。南の部隊も、何年かに一度は必ず、北海道まで移動して、訓練を行ってました。
これは、先の写真の前日、予行演習の時の写真。同じ人物を撮ってますが、この日に着ているのは、ただの作業服。何故、予行演習でも迷彩服を着ないかと云えば、迷彩服の官品が1着しか、支給されないからです。公の行事には、官品の迷彩服でないと、いけません。

で、これを数日前から、アイロンかけて、形を整えてるもんだから、当日以外に着る訳にはいかないって、事ですね。対して、ヘルメットカバーは、すぐシワになるって物でもないので、付けたままなんです。

じゃあ、私物の迷彩服、作業服って、どう違うの?って、事ですが、私物の作業服は、駐屯地内の売店で、各個に購入しますが、民生品なので、官品とは少し、生地やら色身、作りが違うんです。普段の作業は私物を着て、官品は成る可く着ないようにするってのが、ベテラン自衛官の悲しい心掛けって、もんです。
これは、松山市の駐屯地祭でのショット。15年くらい前かな。まだまだ、地方の部隊では依然として、クマザサ迷彩でした。蒼々とした芝に対して、クマザサな柄がとても目立って、私はここに居るよと、自己主張してます。

ベルトやサスペンダーは、木綿の織布。ケース類は帆布に防水のゴム引きした物を、使ってました。トラックの荷台カバーみたいなやつですね。個人的には好きな素材です。

ヘルメットの網に結わえてある偽装は、古い落下傘の布を裂いたもので、リサイクル好きな自衛隊ならではの、発想です。

この当時の作業服の、最大の欠点は、上着の裾を、ズボンの中にたくし込んでいた事で、これは自衛隊誕生当時の、アメリカ陸軍のスタイルに倣った物だと、思うのですが、これで匍匐前進をすると、たちどころにズボンがずり下がり、泥がパンツの中に入り、まるで赤ちゃんのオムツ状態に、なる事でした。

最初の写真でも、すでにやや、ズボンが下がって、オムツに近い姿ですが、これがもっとひどくなります。そんな姿で、自衛隊は数十年間、自分のお尻の様子を気にしながら、訓練を重ねてきたわけで、何よりも極秘事項だったかも、しれない。

そこから、逆に考えてみれば、アメリカ兵は「匍匐前進をしないのではないか?」なんて勘ぐりも出て来ますね。そう云えば、戦史や写真や映像の記憶の中で、アメリカ兵が匍匐前進を続けながら、ジリジリと身体一つで、敵の火点に肉薄する、なんてイメージは、浮かんできません。

今の迷彩服は、裾がズボンの上にくるように、なりましたから、お尻の心配はいりません。格好ってのは、そう云う意味でも、重要なんですね。

2010年9月21日火曜日

パッド付き

たぶん、10年以上前から、陸自の個人装具が、盛んにモデルチェンジされてきてますが、背嚢だのサスペンダーだの、銃の負い紐に至るまで、色んな装具にスポンジパッドが付くように、なりました。

陸自は米軍の装備の影響受け易いので、その為かもしれませんが、これが私には、有り難迷惑な配慮でした。アメリカ人のような大柄な人には、良いかもしれませんが、細身な私には、身体中に座布団くっ付けてるみたいで、うっとおしいったら、ありゃしない。

それで、サスペンダーの肩の所に、分厚いパッドが付いてるもんだから、銃を肩付けに構えると、パッドが邪魔して、しっかり固定出来なかったりする。なので、射撃検定の時は、パッドをわざわざずらして、肩付けに構えないといけない。

じゃあ、戦闘の時は、どうすりゃいいんだろ。パッドの位置が気になって、戦闘どころではないけれど、もう私にはその心配は、要らなくなったから、どうでもいいか。

これがまた、民間のバックパックにも飛び火して、どれもコレも、肩やら腰やらが、モコモコしててうっとおしい。何でもかんでも、パッドを付ければ良いってものでは、ありません!
・・・と、云いながら、私は機械に、スポンジパッドを付けてしまいました。手前のと、奥の緑の機械の角に付いてるのが、それです。
ここに、自分のオデコを当てて、やや体重かけて使います。そうすると、首や肩が楽ですし、加工材に対して楽に、眼を近づけたまま、作業が出来るんです。もはや人馬一体ならぬ、人機一体ですね。

構造が共産圏の戦車帽のパッドみたいです。すぐ兵器の話題になって申し訳ないですが。

戦車の中は狭く、おまけに金属部品で一杯なので、戦車帽のクッションは無くてはならないのですが、あれはもう一つ、理由があって、車内はエンジン騒音でウルサイので、車長からドライバーへの指示(指導)は、頭部への蹴りで代用される事が多いそうな。(本当)

なので、車長の蹴りから、ドライバーの頭部を保護する為の、クッションですが、西側諸国の戦車帽が硬質なプラスチックが使われてたのに対して、東側の戦車帽がクッション付の革製が多いのは、西側の戦車長の靴のほうが丈夫だったから・・・なんて話しは、ウソです。

2010年9月16日木曜日

テーパーテーブル

上のイラストは、ベルトサンダーで垂直に材を研削する時、削り終わりの部分ほど、研削カスが邪魔をして、垂直に材を削れない、の図です。極端に描いてますが、こんな感じだと思いますんです。
それで、テーブルを僅かに、斜めにしてやれば、真っすぐ削れるんではないかと、思います。
或は、更にテーブルを傾けて、材に逆のテーパーをかけて、コルク栓のようにすれば、埋め込み易く、密着し易かろうと、考えましたが、こんな事は当たり前でした。始めから考慮に入れてない私が、イケマセンでした。
なので、早速こんな治具を作りました。名付けてテーパーテーブル。テーパーテーブルの下は、テーパーの付いた下駄を付けてますので、手前に向かって、僅かに傾いているんです。角度は2〜3度くらいでしょうか。

右端に付いてる黒いのは、作業する右手の滑り止めです。ちょっと、テーブルが小さくて、載せる右手が滑ってしまうので、こんな物も付けました。
こんな感じで、少し傾いてます。これでケヒキ線に沿って円形を研削成型してみると、同径の穴に、軽くピッタリ収まりました。良かった良かった。

もうこれで、怖い物は、無いぞ。

2010年9月12日日曜日

大人の値段

電車の製作途中。これは販売用です。幾らで売ろうか、悩むところです。

ちゃんとした店舗で、委託販売するわけですから、値段もそれ相応に、大人な世界で付けねばなりません。そうなると、この電車など、1万円前後は必至です。

しかし、このご時世に、木の玩具に1万円も出すお客様が、一体何人いらっしゃるやら。
それでも、値段を安く設定してみても、所詮安っぽい物しか作れません。薄利多売出来る商品だけなら、私がわざわざ自分の人生削って、作るまでもない。

この世界でいつか、独立したいなんて、密かに夢も持つ身であれば、値段で妥協や遠慮する事は、許されない気もしてくる。

ならば、1万円相応の価値のある、作品を作れば、1万円の値をつけても、いいではないか、という考えに落ち着いてきてます。
そうは云っても、手間と時間ばかりかけて、作ってる訳にもいきません。今はまだ、恥ずかしながら、妥協も多い私です。たとえばこの、角材の埋め込み。トリマーで彫り込んだ溝のサイズとは幾分小さく、隙間の多い結果になりました。

1万円の作品なら、こんな所も隙間なく、ピシッと決めたいんですが、逆に僅かでも角材が大き過ぎた場合、貼り合わせの材が密着せず、作品全部、丸々駄目になってしまう所が、怖い訳ですね。

そう云う所の工夫とか、辻褄合わの技術なんかが、まだ未熟だなぁって、思うんです。
そういう部分は、沢山あります。あるからこそ、楽しいし、可能性も開けるんですが。

1万円の技術が手に入ったら、その次は、1万5千円だぁ。

2010年9月7日火曜日

4倍のユウウツ

車10台分、つまり、40個のタイヤです。当然ながら、台数の4倍必要ですね。20台なら80個、50台なら200個・・・。今は、1個あたり3分はかかりますから、50台、200個作るなら、600分で10時間かぁ・・・ああ、しんどい。

写真のは、直径が38ミリ。右の20個の集まりは、120番手で縦に研削成型したもの、右の20個は、240番手で横に仕上げ研磨したもの。

ここで云う「研削」は、ベルト式のサンドペーパーで削って、ケガキ線に沿った形を作り出す作業、「研磨」は、研削で荒れた材の面を、大きな番手で整えて、研削痕を消してやる事、を意味します。

直径38ミリの円形なら、直径38.5ミリくらいで研削成型して、残りの0.5ミリを仕上げ研磨で落とします。「研削」と「研磨」の、正しい使い分けも有るかもしれませんが、私は勝手にそう、使い分けてます。

・・・どうでも良い事でした!

明日は忙しいです、本業で。今日は早く寝ます。

2010年9月4日土曜日

卓上手押しルーター盤は、嬉しい

卓上手押しルーター盤です。造語です。要は、ルーターテーブルですが、材の直角出しに特化してます。始めは、サイズがもっと大きかったのですが、自動カンナ盤買って、置く場所が無くなったので、高さと奥行きを、スッパリと半分にカットして、卓上型になりました。
刃のカバーを外した所。テーブルに乗ってるMDFの木口を、向かって右側の部分だけ、0.3ミリくらい削ってます。手押しカンナ盤の、テーブルとフェンスが逆転してると、思って下さい。刃は、12ミリ径のスパイラルカッターです。
この機械の特徴は、何と云っても、こんな小さな材の直角出しが出来る所です。手押しカンナ盤ではちょっと無理です、ウフフ。普通のルーターテーブルでも、あまり小さいもの相手だと、フェンスの調整が難しいんじゃないかな?

それに、調整が上手く出来れば、鼻落ちもしません。きっちり端から端まで、真っすぐ直角が出ますんです。

なので、ほら、両端整えた黒檀の板材を合わせると、隙間なく、奇麗に1枚板に見えます。

こ〜んな小さい材だって、送りの治具を使えば、簡単に直角平面が出せるんです。こういうのって、凄く嬉しいです。

追記:このスパイラルカッターは、アップカットなので、材はテーブルに吸い付けられる感じになって、跳ね飛んだりはしません。

2010年9月3日金曜日

焦点は合わせず

これは先日、ドラムサンダーと自動カンナ盤と手押しルーターで、ブラックチェリーの荒材を製材した時の写真。玩具作り用なので、ミリミリと平面や直角の精度を気にしなくても良いのですが、精度は出てたほうが気持ちがいい。

手押しカンナが無くても、何とかなってます、の、写真でした。

今日は更に、目玉のパーツを60個、切って、削って作りました。写真はバンドソウで切断中の所。ケガキ線に近い所で、如何に早く円形に切断するか、腕の磨き所です。

ケガキ線を気にしすぎると、切断速度が落ちますので、眼は向けるが焦点は合わせずって感じで、材を送りますね。

一番疲れる作業の、削り出しです。写真は途中のところ。ベルトサンダーで、ケガキ線消すように、削ります。これは照明をしっかり当てて、成るべく顔を材に近づけるような、体勢をとってやります。作業中の身体の姿勢と作業効率の関係は、深い物があると思ってます。
面倒でも最初から、一番楽で効率的で安全な作業体勢の準備をして、実行するのが結果的に、後が楽ですね。

何しろ、円形パーツの大量生産は、避けて通れませんので、これの作業の効率化が生命線です。システムの工夫と同時に、身体の使い方の工夫や研究も取り入れないと、名人達人な世界は手に入りませんし、そう云う所が、実際に物を作る醍醐味でもあると、思う。

2010年8月31日火曜日

今日のコラム

横軸です。チャックの向きが横に向いてるので、横軸って呼んでます。木工機械の世界で呼ばれてる、本当の横軸とは、趣が違うと思います。

チャックに咬ませる軸が付いていれば、色んな先端工具を付けて、色んな加工に使えます。
これは、マキタを使う以前に使っていた、HERD HEAD社のボール盤に、ドラムを付けて使ってた時の写真。回転数には満足してましたが、モーターのトルクが低いので、あまり重作業向きとは云えず、今はマキタのボール盤で作業してます。
横軸にするには、土台(ベース)とパイプ(コラム)の固定を外してやらねば、なりません。写真の2カ所のイモネジを、六角レンチで緩めます。
ヘッドとコラム、ベースを組み替えて、ベース部分を自作のT型ベースで固定します。
ベースとコラムの固定は、ノブ付きボルトで行います。直ぐに緩めて、容易に位置を変えてやる事が出来ます。ボルト軸径は5ミリだったかな?
これは交換した、ミシン用のモーターベルト。オリジナルのベルトと、この国産のベルトを比べてみれば、良い物を作るとはどういう事か、勉強になります。

ベルト交換の際は、モーターを固定している2本のボルトナットを緩めてやりますが、ネジ山が潰れ易い(品が悪い)感じですので、注意が必要です。ベルトの張りは、かなり緩めでも充分です。あまりキツく張りすぎると、ベルトも軸も傷み易いでしょう。

このモーターのサイズや作りは、卓上ミシンのモーターとそっくりです。ただ、国産のミシンモーターに比べれば、出力は大きいものの、作りは安っぽいです。私のように、負担の大きい作業を連続して行う場合、モーターの異常加熱に気をつけないとイケナイと、思います。

機械本体の作りは、大変満足しています。軸ブレも無くスムーズで、加工精度は大変良好です。安い中国製とは思えない作りです。しかし、オリジナルのチャックは、粗悪品の部類に入ります。(そういう細かい所で、値段を下げてるのかな?)

直ぐに壊れるって事でもありませんが、動きは悪いです。個体差もあるようで、私は3台持ってますが、そのうち1台はもう壊れましたので、国産の物に取り替えました。
右が、壊れたオリジナルのチャック。国産のキーレスチャックに取り替えました。キーレスチャックは高価ですから、先端工具の取り替え頻度が少なければ、キー式のチャックで充分です。また、ディスクを咬ませてサンダーとして使ってる物は、滅多にチャックを使わないので、今もオリジナルの物を使ってます。

本体はともかく、ベルトとチャックが粗悪品、という事は、モーターの作りもいい加減って、可能性はじゅうぶんあります。それでも値段を考えれば、お買い得な機械でしょうね。

それから最後に、どうでも良い事ですが、スイッチを保護してる出っ張りが、スイッチより低い為、誤作動予防に何ら役に立ってないのが、中国製のご愛嬌でせうか。(笑)

口笛は吹く

さて、今回は横軸ボール盤の記事の予定でしたが、その前に他の話題です。申し訳ありません。横軸は次回に・・・。
この数日間、玩具の量産に入ってます。写真は今日までの仕事。深夜12時から、2時半くらいまで。全体で12時間くらいでしょうか。タイヤと目玉のパーツ、それぞれ80個以上作ってます。タイヤは仕上げまで完成、目玉はこれから墨付け、カット、研磨、仕上げ、と続く。

電車10台分なので、1台あたり、現在約72分かかってます。荒材からの製材時間も入ってるのだけれど、それでもまだ、時間短縮の必要と余地はあります。目標は、1台あたり約4時間くらい。

一度に沢山作るのは、単純作業の繰り返しなので疲れますけど、これも馴れてしまえば、馴れるのだ、きっと。数年前、玩具製作を志した頃、眠りながらの無意識下でも、正確に円のパーツを作れるくらいの技術を、手に入れてやろうなんて、夢みたいな事も考えましたが、今も考えてます。

それよりも、小型のブラシモータータイプの電動工具を、1時間以上連続使用する事もざらなので、モーター加熱も激しく、寿命が気になる。それで、単純作業の気分転換と、モーターを休ませる目的で、作業を途中で変えて、他のパーツ作りと並行してやると、自分にも機械にも優しくてエコかもしれない。

しかし、こんな作業に、仕事外の時間やエネルギィを費やして、人生一体何が楽しいのかって、感じですが、私は酒は飲まないし(甘い酒は好き)、歌は歌わないし(口笛は良く吹く)、友達は居ないし(少しは居る)、屈折した挫折感のはけ口も欲しいし、で、こうやって毎日飽きもせず、熱中しているのでございます。

2010年8月30日月曜日

ベルトはビクター

卓上ボール盤を、縦軸のディスクサンダーに変身させます。
HARD HEAD社の卓上ボール盤miniです。上のベルトカバーは、モーター冷却効果を更に高める為、ワザと外してますが、気休めかもしれません。普通の穴開け作業を行うなら、こんな事をする必要は無いと、思います。

ベルトは、ネットで買った、ビクター産業社のミシン用ベルト(HAVベルトMB-250)を使ってます。オリジナルの物は、全くヒドイ代物です。ボロボロと崩れて、すぐ切断してしまいます。ベルト交換だけで、この機械の価値はグンとあがります。
ヘッドを外すには、この高さ調節摘みを外さねば、なりません。反対側に、スナップリングで固定されてますので、それを専用のプライヤーで外します。
外した摘みとスナップリング。摘みの先の歯車が、パイプ(コラム)の凸凹に噛み合って、ヘッドが上下するんですね。
外したヘッド。後ろの締め付けネジは、残しておきます。チャックを上下させるハンドルは、始めから外してあります。
ヘッドは逆さまにしても、そのままパイプ(コラム)に収まります。(パイプの頭のゴムキャップは、外しています)締め付けネジで任意の高さに固定し、ゴムキャップも元に戻せば、あら、もう出来上がりです。
目的に応じて、チャックに装着するディスクを、変える事が出来ます。これはホームセンターで買ったもの。

次回は、これを横軸に改造します。

2010年8月14日土曜日

オチが付いた

スティールシティ社製の自動カンナを買いました。誤解を恐れながら、結論を云えば、マキタにしておけば良かったかなぁと、夢にも出て来ます。
*先ずは(解ってた事ながら)私の作業場にはデカすぎる!
*ヘリカルカッターの仕上がりは、左程奇麗とは云えない。カッターサイズ毎に筋もうっすら入ります。
*錆び止め用に、工場でカッタードラムにベタ塗りされたグリスが、どこからか吹き出して来て中々消えず、材がグリスまみれになる。(これは徐々に解消されるでしょうが)
*鼻オチが意外と大きい。カッターヘッドロック機構は、鼻オチ解消に役立ってるのか?
*カッターヘッドロック用のレバーが小さすぎて、作業し難い。

以上が、買ってすぐの感想です。
とっても落胆しつつも、当然ながら、何とかしようという意欲は、湧き起ります。
それで、いつもながらの、改善作業を施しました。細かい事は、サイトで報告するつもりですが、概要をちょっと、ここでも紹介します。
これは、入り口の送り用ゴムローラーの取り付け高さを、1ミリ厚のスペーサー挟む事で、少し上に上げてる所です。スペーサーは航空合板で作成。出口側のローラーはオリジナルのままです。これで、前後のローラー高さに1ミリの段差が生じます。何の為かと云えば、鼻オチの軽減の為です。

材の後端がこの送りローラーから離れると同時に、抑えられてた圧力が半減する訳ですから、材がその分少し浮き上がって余分に削られ、鼻オチが生じる物と考えました。

ので、前の送りローラーを少し浮かせて、圧力を始めから下げておけば、材の浮き上がりが少なくなろうと、期待してるんですが、これが効果あったのか、材の後端の鼻オチはほとんど出なくなった。
注)8月16日現在、このスペーサーは取り除いて、オリジナルの状態に戻しました。このスペーサーは、鼻オチ防止に左程効果が無いようですし、材の状態次第では、キックバックを誘発する恐れもあります。

材の先端の鼻オチの、最も根本的な要因は、私の考えでは、刃物が回転して、すくい上げて切削する時の、すくい上げる運動の作用で材が浮き上がり、余分に切削されるのではないかと、思います。

刃物が上から下に、押し付ける方向で切削されてたら、鼻オチはほとんど生じないような、気がするけれど、その方向では、実際には加工できませんね。
カッターヘッドのアソビは、二次的な要因のように思うんですが、どうなんでしょうか。

ので、送り始めの材の鼻オチが、根本的に解消されないのは、自動カンナの宿命かもしれない、なんて思ったり。違うかもしれませんが。
ロックレバーに、木でハンドルを作って、操作しやすくしました。
邪魔な天板を外し、手前から奥に、楽に手が伸ばせるようにしました。右側のサイドカバーも外して、作業性を向上させました。定盤を一体化して延長して、作業性を向上させ、材の前端の鼻オチを少なくさせました。

あ〜あ、つかれた、色んな意味で。

2010年8月10日火曜日

キュウセン

日曜日は、家族で瀬戸内の島に、遊びに行きました。お話会で活動している妻が、瀬戸内の島の小学校のお話会に参加するので、私と娘も一緒に島に行って、ついでに遊ぼうって訳です。
サイゴンには行った事の無い、妻と娘。さて、どっちが娘でしょう?
行きのフェリー船内から、瀬戸内の海を眺めています。妻は景色を、娘はクラゲを見付けては、喜んでます。
瀬戸内の波は穏やかですから、こんな海面間近からでも、海を眺める事が出来ます。これは船尾側のスクリューが作る波。気分はもう「眼下の敵」。
瀬戸内の典型的な、小型フェリーの形。前後のハッチから、車輌を積載します。気分はもう、「史上最大の作戦」。ポニョでも出て来たかな?こんな平べったい船は、外洋の荒波にもまれれば、ひとたまりも無いでしょうね。このタイプのフェリーを所有する船会社はしかし、橋が瀬戸内に幾つも出来た為に、次々と消えて行ってます。
午前中は、妻のお話会が島の小学校でありますから、その間、父と娘は港の傍の堤防で、疑似餌のワーム使って、魚釣りをしました。島の漁師さんからは、「ここでは何も釣れないよ〜」って、云われましたが、娘は15センチほどの小魚を、2匹釣り上げました。

釣りの経験少なくても、魚の名前には詳しい娘なので、すぐに「ベラ」って名前が出たりして、固有名詞の覚えの苦手な私には、何かと頼りになります。「ギジベラか、キュウセンか、とにかくベラ科の魚」って云ってましたが、調べて見れば、ベラ科のキュウセンで、まぁ当たりですね。

魚は持って帰って、焼いて食べましたらば、「港の味がする」なんて、懐メロっぽい歌詞な表現を口にしてましたが、要は「臭い」って事ですね。それでも、自分で釣った魚なので、「美味しい」なんて(半ば強引に)云ってました。

今日(月曜日)は、夕方走って、夜は数学。そろそろ、普段の生活に戻さないと。

2010年8月2日月曜日

あれこれ

玩具量産の一助に、自動カンナ盤という機械を、買うつもりです。で、あれにするか、これにするか、とても悩んでます。木工機械が好きな方なら、「ああ、あれと、これのことね。」って感じで、すぐ思い付かれる事と思いますが、その通りでございます。

国産のロングセラーで評判の良い、小型で軽い「あれ」か、新技術で静粛性が「あれ」よりは、若干期待出来るが、大きくて重たい、外国製の「これ」でございます。

トータルで評価すれば、「あれ」のほうが、機械としての出来が良さそうです。見た目も美しいし、国産のメリットは大きい。

どちらにしても、場所を確保しないといけませんので、現在、工房の大改装中で、ございます。もはや、上の物を下に置いたくらいでは、何ともなりませんから、自作の据え置き機械の胴体なんかを、スッパリと、テーブルソウでカットして、小さくしたりなんか、しています。

そうすると、何とか場所も開けてきましたら、大きい「これ」でも置けるかなぁ、なんて欲も出て参りました。刃物機械加工の切削時に出る、キィ〜ン!っていう甲高い音ほど、創作意欲を削ぐものはありませんね。キィ〜ンがかなり抑えられるなら、「これ」にしてみようかなぁなんて、考えてますが、「あれ」も捨て難いし、ああ、悩んでます。

2010年7月27日火曜日

誰かジグを知らないか

この数日間、4種類8個を一度に作ってます。どれも、試験的な作品ですが。

小さな円のパーツのエッジ磨き用の、丸棒治具が一本、見当たりません。なんて事ない、自作の治具ですが、無いと困る。2時間くらい、狭くてゴチャゴチャしてて、蒸し暑い作業場の中を、這いずり回って探したけど、ありません。間違えて、捨ててしまったか?

仕方がないので、再度作りました。奥にしまった小型旋盤を、また引きづり出して、パーツも組み込んで、セッティングからしないと、作業が始まらないのが、何とも面倒。本職ばりに量産もしようというなら、こういう作業もスムースに行えるような広さが、やはり欲しい。

とは云え、今後の販売用製作を視野に入れて、今の作業場の配置を大幅に変えて、もう一つ、大型機械を導入する目論みも、たててます。機械は、小型の自動カンナ盤か、2台目のドラムサンダーか。用途は似てる機械ですが、一方は刃物、一方はサンダーで、加工方法が異なる。さて、どうするか。
急遽製作した、円パーツエッジ加工用治具。これは直径10ミリサイズ用です。
こんな感じで、円パーツを挟んで、ソフトディスクサンダーで、エッジ研磨します。結局、これを16個削るのに、4時間もかかった事になる。

こんな時はもちろん、独り作業なので、静かにへこみます。

2010年7月23日金曜日

セミの面倒くさがり

新しいタイプの目玉。黒目に星を入れてみました。コミックな感じの目玉ですね。今まで思い付かなかった訳では無いけれど、インパクトが弱かったので、使いませんでした。今回は意識的にコミックなイメージで作ってますから、目玉も変えた次第です。

今日も軽く走っての帰り、先日と同じ植え込み傍の歩道で、また、セミの幼虫がひっくり返ってましたので、木に掴まらせてやった。良く見ると、まだ同じようなのが何匹か、植え込みの周りでひっくり返ってる。

植え込みは石積みになってて、一度落ちると中々、這い上がれないようです。そのまま死ぬのも多い事でしょうが、頑張って這い上がってるのもいるようです。

中には、途中の低い場所の草や石に掴まって、羽化してるのもいて、娘に云わせれば、「随分面倒くさがり屋のセミ」だそうだ。「私みたい」なんて自虐的な台詞も吐いてましたが、そのうち、「草で羽化するセミにはなりたくない」なんて、さっきとは反対の台詞も、口にしたりして、揺れる心の中学少女です。

セミは羽化してから、自分が羽化した場所の高さを、それぞれ自慢してるに違いない、と云ってやると、ウケてました。

諦めるのは簡単だし、何時でも出来るので、もうちょっと勉強も頑張ってみようねと、優しい父さんな言葉をかけてやりましたら、「うん」って、答えてました。

2010年7月22日木曜日

帽子に羽

今日(21日)は、とても暑かったですが、夕方に娘とジョギングしました。暑くて、走る前から疲れました。それでも、ゆっくりでも走ってると、身体が馴れて来て走れるもんです。まだ、若いのかな?ウフフ。

帰りに歩いてると、娘が鳩の羽を拾いました。ので、帽子に付けてやった。昔は、山登りの時なんか、葉っぱを帽子に付けてやると、喜んで、街中に降りても付けたままでしたが、もう、流石に嫌がるかな?って思ったけど、そうでもないようで、そのまま歩いてる。

途中、カラスの群れや、人混みに遭遇した頃、急いで帽子の羽根を外すので、「やはり、帽子に羽根は、人混みでは恥ずかしいのか?」と、尋ねれば、「カラスがいるから、外した。」って、答える娘。

鳩の羽を付けてると、カラスに襲われるから、みたいな説明をしてましたが、さて、本音はどっちなんでしょうね。どっちにしても、一緒に歩いてて、楽しい娘です。