2010年5月15日土曜日

卓上横軸ボール盤

カリンの薄板を、ドラムサンダーで、均一な厚み出しと、中仕上げ兼ねて加工します。加工後は、サンダーの研磨痕を消してやりますが、これを横軸ボール盤の軸付きソフトドラムサンダー使って作業します。
材の表面仕上げを、機械加工する場合は、オービタルサンダーなど使うのが、普通ですけど、私の作業は材が小さいので、使い辛いのです。それに、オービタルタイプもディスクタイプも円運動が主体なので、細かな研磨痕が残ったりします。

その点、この横軸使った作業なら、木の繊維方向に平行に加工出来るので、研磨痕が目立ち難い利点があります。材のちょっとした仕上げ研磨作業を、機械的に行いたい時は、平八みたいに、とても重宝します。

加工形態から見れば、上のドラムサンダーの、小型ソフト版みたいですね。

横軸は、ボール盤を横向きに取り付けて、使ってます。チャックには、キーレスチャックを取り付けて、ドラムの付け替えを迅速にしてます。ダブルのチャックはスマートでは無いけれど、水研ぎもこれでしますから、チャックから機械本体までの距離は、離れてたほうが好都合です。
最終的に、600番手のペーパー付けたドラムで研磨した、カリンの表面。解りにくいですけど、研磨痕も消えて艶が出てます。材の表面を、繊維方向に水平に仕上げ研磨するには、卓上型の機械では、これが唯一かと思います。

2 件のコメント:

のほほん さんのコメント...

おはようございます。
横軸ボール盤?そんな機械あったかなぁ?・・
と思ったら、これはボール盤を横に倒して自分使用に改造して使っているのですね。
さすがサンダー使いのヤマドリさんです。
こうして使えば使い易いでしょう。確かに木目方向に磨くのが基本ですね。な方法があるものです。
私もドリルで試してみたいです。

ヤマドリ さんのコメント...

のほほん様、こんばんは。
横軸ボール盤って、ドイツの木工レポートなんかでは、
良く出て来ますので、欧州ではポピュラーな機械のようですよ。
あちらでは、ダボ穴加工とか、ホゾ穴加工に使ったりするようです。
横軸なら、角材の木口にも、長さに関係無く穴開け出来ますね。

以前、のほほん様のサイト等で盛り上がってました、ボール盤改造の記事の記憶が、こういう所で役立ってます。